教え

モノがあふれるほどの国であっても、たった1度の自然現象によって全てが止まってしまう。
どれほど文明を進化させても、人間は自然を自在にコントロールすることはできない。

冷静に考えれば自明の事実を突如突きつけられたのが6年前のあの日であった。

メディアは、目の前のことを追うのが仕事だから、日付が過ぎれば、次の話題へ行ってしまう。
弁護するわけ。ではないがそれは仕方のないことと思う。
しかし我々一人一人は、そうであってはならない。

適度に恐れ、適度に備え続けるのが、この国で生きる術であり、あの日を経験した者の務めと思う。