2018年05月07日
佐賀・長崎への旅(その1)
佐賀・長崎へ6泊7日の長旅へ行ってきました。
何回かに分けてその模様を記したいと思います。
輸送手段は鉄路です。
以前も少し記しましたが、私にとって飛行機は緊急の貨物を輸送するための手段で、個人的な旅の手段に考えたことはこれまで1度もありません。
変わった考えであることは自覚しております。
飛行機好きの方には申し訳ありません。
旅程はこんな感じです。
・4月30日夜
日本で唯一定期運行されている夜行列車の「サンライズ出雲・瀬戸」号にて
東京を立つ
・5月1日
6時過ぎ岡山着、近辺のローカル線に乗った後
新幹線で博多、長崎線へ乗り換え佐賀泊
・5月2日
佐賀から諫早・島原を経て長崎へ。初の長崎県到達。これで46都道府県到達。
・5月3日
終日長崎市内散策。路面電車で市内を移動し平和公園・原爆資料館・大浦天主堂・出島を見学、、いったんホテルに戻った後長崎港を見渡す海沿いの店で夕食
・5月4日
浦上天主堂を見学したあと長崎を出発、佐世保を経由し松浦鉄道に乗り換え「たびら平戸口」という日本最西端に位置する駅で降り平戸へ、ゲストハウス(民泊)に宿泊
・5月5日
たびら平戸口から有田を経由し鳥栖へ。バスで佐賀競馬場、全部で8レース購入しプラス収支で勝利をおさめた後佐賀・唐津を経由し東唐津、タクシーでホテル。
・5月6日
8時半過ぎタクシーで出発、博多から新幹線、東京まで通しの席を確保できず新大阪乗り換えで東京へ、最寄駅までJR線で来て帰宅。
くたくたで最寄駅に降り立ち、あとは車(BM9)に乗って帰るだけ、1週間ぶりに運転するけど大丈夫かなあなんて考えながら駐車場に着くと、予想だにしない事象が待ってました。
運転席の窓に、何やら張り紙が。。。
「ここは月極駐車場です。〇〇〇へ電話してください」
なんと、隣の日貸しの400円/日と間違って月極に停めてしまっていたのです。
確かに境目の塀には月極駐車場である旨看板があります。
しかもそこは初めて来た場所ですが前日に夜間とはいえ下見済み。何を下見していたのか・・・
焦りを抑え、もう一度冷静になってその看板を見ます。
「無断駐車の場合〇万円いただきます」などの記載はありません。
・あくまで、隣の日貸しと間違って停めてしまったことを伝え、非を詫びる。それ以上余計なことは言わない。
・万一法外な金額を請求されたら、今金はありませんと言い、警察に相談する
・手を出されたりしたら即通報
そんな手順を考え記載された電話番号に電話すると70代くらいの女性が出ました。
張り紙を見て電話しましたというと「ちょっと待っててください、おとうさーん・・・」
と言って電話が切れ、すると同じく70代くらいの男性と女性が来ます。
隣の日貸し駐車場だと思って誤って停めてしまった、金も集金箱に入れたというと、最初は
「月極駐車場って看板があるだろうになんで間違う?」という反応でしたが、再度詫びると、元々ここを借りていた人が3日くらい停められず他のところに停めてもらった、その金はいくらかかったかわからないと言われ、すると意外なことに、まずその集金箱に入れた金を返してもらったらどうかとの提案。
そこで集金箱にある番号に電話するとこれまた70くらいの女性が出ます。
「確かにそういうお金が箱に入っていたが、該当するナンバーの車が無いので不審に思いそのまま預かっていた」とのこと。
そしてすぐ家から出てくると文句も言わず全額返金してくれました。
それを月極の方の管理人に話して、「全額返金してもらったので全部その借主に渡してください」というと、「それはもらい過ぎだから」と言い、「いや迷惑をかけたから受け取ってください」と問答の末、「じゃあ半分くらいもらえばいいから」と言って、1000円(半分以下)だけ受け取り、「今後は間違えないよう気を付けてください、気をつけて家へ帰ってね」とまで言ってくださいました。
またその管理人さんは不動産屋に相談し、警察へ電話してナンバーを照会しレッカー移動してもらったらどうかとも言われたが、もう少し待ってみようと思っていたとも言われてました。
他人から何か間違い・不都合な仕打ちをされた時、その問題点をどう相手に指摘し、冷静に話して解決し怒りを鎮めその場を治めたらいいのかを、このご夫婦に教わった気がします。
6日間九州で過ごし見聞きしたさまざまな事象に匹敵するほど、否それ以上に重要なことを最後のこの15分足らずの間に教えられた気がいたしました。
毎回旅に出るたび、遠近・長短を問わず何か収穫を自分なりに得て帰ってきますが、思いもよらない収穫がありました。
写真などは明日以降追って紹介したいと思います。
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Posted at
2018/05/07 22:26:18
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