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2019年10月28日

中古車情報'19 マツダアクセラ

※今回は、かつて自動車ジャーナリスト三本和彦氏が司会の、TVKテレビが制作し全国のUHF局を中心に放送された「新車情報」での氏の口癖や意見などをモチーフに書きます。従って、ご存じない方は余り面白くないと思いますがご了承ください。

ご機嫌いかがですか。中古車情報’19の時間がやってまいりました。
わたくしは二本和彦です。

で、今日話題の中心にするのは、平成28年式のマツダ・アクセラです。

アクセラは、それまでの主力車種だったファミリアに代わって、2003年に初代が誕生し、このモデル(BM型)は3世代目で、生産台数は通算500万台を超える中核車種です。
私なんぞはファミリアという名前が好きで、アクセラに代わった時も、ファミリアの名を復活させてほしいと言ったことがありましたが、もうそれはかなわないのでしょうね。アクセラ自体も、今年マツダ3の国内発売開始に伴い消えてしまいましたし。

で、この3世代目のアクセラは、まあバリエーション豊富で、ボディは4ドアセダンとスポーツというサブネームの5ドアHB、まあ最近のクルマはサブネームが多いですが、パワートレインはガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドの3種類がありました。この3種を1車種だけで揃えたのは国産車としてはアクセラが初だそうです。

しかも、排気量はガソリンが1.5Lと2.0L(のちに2.0は廃止)ディーゼルは2.2Lと1.5L(モデル途中から追加)とあって、特にディーゼルが2種類あるというのも
大きな特徴でした。このあたりのラインアップの豊富さにアクセラにかける熱意を感じますね。

トランスミッションは、エンジン車が6速MTと6速AT、ハイブリッド車がCVTです。
その中でわたくしはこの度、5ドアHBに2.2LディーゼルエンジンのついたXD L packageという最上等グレードに、6速のATのついたAWDのクルマを試乗しました。

尚、わたくしは昨年夏北海道で1.5LディーゼルのFF(6速AT)に4日間で約1000㎞乗り、更に2.2Lに乗る前に1.5L ガソリン車のFF(6速AT)に5日間、約200㎞程乗りました。それらとも比較しレポートしたいと思います。
VTRが撮ってございます。ご覧ください。

えー、これはマツダのアクセラです。
現在高速道路を走っております。
乗っておりますのは2.2Lディーゼルの6速AT車です。
時速100㎞の時の回転数はざっと1900回転です。

この車の最大トルクは2000回転の時に420N・m発揮する
とされております。これは、凄まじいパワーであり、ここまで
の持ち主は他にそうおりません。(馬力は175)
例えば、高出力で知られる水平対向エンジンを積む某国産メーカーのセダンは
CVT車で400N・m、6MT車で422です。

ちょっと加速してみます。あっという間に、ぬうわkmまで
達してしまいました。
速いというより、力強いという印象が強いです。
この車はAWD、要するに4WDですが、四肢をしっかり伸ばし
力で引っ張っている印象です。
排気音もさほどうるさくありません。ディーゼルのカラカラ、コロコロという
音色が私は好きなので苦にならないというのもあると思いますが
そういう特徴的な音はこの速度になるとあまり目立たないです。

頭上高は、こぶしが1つ入り上下にスライドできます。
わたくしは身長179㎝で
この車にはスライディングルーフがついていて標準車に比べると少し
天井が低いのですが、それでも余裕はあります。
Aピラーもさほど寝てはいません。
ただ、サイドウインドウの面積が小さく、横方向はやや狭い印象です。
また、後席は足元はさほどでもありませんが、天井がやや低めで、やや
狭隘な感覚です。

前述のように、わたくしは1.5Lディーゼルとガソリンにも試乗したことがあります。
1.5Lディーゼルはシングルターボで、最大トルクも2.2より少し低くて
270N(馬力105)ですが、必要十分でストレスはありません。
一方、ガソリンは144N・111馬力で、この2台に先に乗ったせいもあるかもしれませんが、かなり非力な印象で、高速では何度もキックダウンして加速しないと
気が済まなくなる印象でした。

高速を降りて市街地に入ります。
何度か信号待ちがあり、ゴー&ストップを繰り返します。
わたくしはマツダの6AT車に乗るたびに、その加減速のメリハリの良さと、
とりわけ減速時にうまくエンジンブレーキを利かせ止まろうとする点を
大いに激賞し、同時にメリハリの無いCVTを大いに酷評したものでした。

今回の2.2Lの試乗でも同感です。ただし、このグレードにはE-LOOPという
回生エネルギーの回収システムがついており、それは素晴らしい機能なのですが
そのせいか利きが少し強くて、若干不自然といいますか、少しブレーキが強すぎるかなと感じました。
この点、ベストなのは1.5Lのディーゼル車の6ATだったように思えます。
逆にガソリンの1.5Lは、余り利きが強くなく、恩恵にあずかれていないように感じました。

いつもの山坂道へ、大トルクのアクセラ2.2Lを持ってまいりました。
この坂は最大7%くらいなのですが、もうこの程度ですと何の苦も無くスイスイと、忍者のように登っていきますねー。実にたのもしいです。

但し、この坂の途中には、対向車とすれ違いが少しし辛い幅の箇所があります。
わたくしは何度も言っているのでもう耳にタコの方もいると思いますが
この車の車幅は1795mmです。これは、とうてい小型車とは呼べません。
長さ方向では5ナンバーサイズ(4470mm)に収まっているのでまだ多少の取り回しのしやすさは残しておりますが、国土や道幅は決して広がるものではないですから、この点は大いに考えてもらいたいです。

猫も杓子も5ナンバーサイズにしろとは言いません。
ただ、車幅はせいぜい1760mmに収め、それを全世界的サイズとしてもらいたいです。

今回も騒音の実測はできませんでしたが、試乗時も申したように
時速100㎞の時には多少ディーゼル特有の排気音が残るものの
喧しさは感じませんでした。ただ、文句なく高級車と呼ぼうとまでは
言えませんでした。

燃費ですが、国土交通省の審査値では1リッターあたり18.0km/lと計測されております。
我々の試乗時(市街地が8割、残が高速と山坂道)は15.1でした。
ちなみに昨夏北海道で1.5Lディーゼルに乗った時は、約700㎞を高速中心に走り、一般道も信号が少ない道でしたが、23.0km/lを記録しました(審査値は、21.6)

トランクですが、セダンに比べると荷室は小さいのですが、後席は分割して倒すことが出来、使い勝手はいいと思います。
いつもの棒が無いのですが、開口部のバンパーの高さは比較的低く
また1枚めくりますと三角表示板を収めるのにちょうどよいスペースも用意されています。

エンジンルームは、これは開いた状態を維持するためには帝国陸軍式つっかえ棒がまだ必要なようですが、綺麗にまとまっていて、まあ最近のクルマはみんなそうですね。

当初、ナビを中心に改善希望の声が多く上がったマツダコネクトですが、わたくしは元々地図派だったせいか、余り不便には感じませんでした。
まあお恥ずかしいことに、今もナビは現在位置を確認する術とするくらいしか使っておらず、事前に地図で確認しないと安心して走れないです。

オーディオの操作も含め、手先を見ずに操作はしやすいと思います。

エンジンを始動するとインパネの上にアクティブ・ドライビング・ディスプレイ
という小さい表示板が立ち上がって、現在の速度や、カメラで読み取った
交通標識を表示します。
それらの表示は見易くて良いのですが、ここにクルーズコントロールの作動や設定速度なども表示され、それらは正直字が小さく見辛いです。
語弊のある言い方ですが、自分で運転しているのか「自動運転」しているのかを示す重要なポイントなので、そこは、メーターパネルの中でもっとハッキリ見せた方がいいと思います。

ディレクターが次の話題(先日の北海道旅行)行けって言っているのでこの辺で終わりたいと思いますが、街中でもこの車にすれ違うことが多いですし、VWゴルフに肩を並べるほどの良く出来た、世界のどこに出しても恥ずかしくないCセグメントのベストモデルと思います。
ただそれだけに、万人にとっての使い易さももっともっと追究してもらえたらと思います。

それと、ディーゼルの1.5・2.2どちらも良く出来ていました。それだけに1.5Lガソリンの中途半端さが残念でした。まるで、他モデルに揃えるためだけに用意しているのではと勘繰りたくなるような出来栄えで、戦略上仕方ないとも思いますが、もう少し一工夫欲しかったです。

2.2Lは出力も必要十分で、文句の付けどころもありませんが、Cセグメントで車両だけで300万越えは少し高く、ベストバイは1.5Lディーゼルかもしれません。

ありがとうございました。
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Posted at 2019/10/28 21:05:39

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