
スズキのビジネスバイクであるバーディー50と80を乗り比べて。
今更こんな記事需要無いと思うけどせっかく2台所有してるし、何せバーディーの情報は非常に少ないので書こうと思います。
まずはバーディー50。
私のバーディー50は2サイクルのモデルで型式はBA14Aのフロントがボトムリンクの型。セル付
実はこのバーディー50、書類チューンで90ccで登録して乗ってました
こいつで片道40kmの通学を半年ほどしたことも。

まず走行性能だが、とにかく遅い。
走りだしから最高速まで遅い。
特に問題なのは発進加速で、2サイクルエンジン特有の低回転時のトルクの薄さが痛い
トルクの薄い低回転域からクラッチがミートしてしまうのでなおさらである。
スプロケ比はかなり低速仕様になっており、そのままでは60km/hどころか50km/hでも高回転で激しい振動になる(そもそも条件が揃わないと60キロも出ない)
なので原付二種で登録するのに併せてフロントスプロケットも1丁上げた。
ただでさえ発進加速が苦手だったのにさらにスプロケットを高速よりにしたもんだから発進時に最強の鈍足マシンになった。
50ccにしても遅すぎると思い、同社のビジネスバイクであるK50を所有している友人に聞いたところ、こんなものらしい。遅すぎて書類チューンもできないレベルである。
加速こそ遅くなった上に3速のギヤがもともと高速巡航向けのギヤ比でないため、スプロケット変更してもあまり最高速に関しては体感できるほどの変化はなかった。
ホンダのカブであればスプロケットを変えてもミッション自体のギヤ比のバランスが良いので素直に高速よりになってくれるが、バーディーはミッションのギヤ比的にそう簡単にはいかないようだ。
燃費は悪い。
見た目は全体的に四角いデザインで、個人的には好みである。
特にリヤフェンダーやテールがイカシテル。(笑)
そして整備性、
スズキお得意のプラスねじ多用のお蔭で整備時には何度泣かされたことか。
キャブもミクニ製で、ホースやワイヤーなんかの取り回しが厄介でお世辞にも整備性は良いとは言えない。
そして金属パーツは錆び錆びになります(もちろんねじ類も)
形こそカブに似ているものの整備性が全く違う。カブは凄いと思った。
唯一良いなと思ったのは、このバイクのパーツを買うときにオークションなどで競り合わずに買えるということ。
次にバーディー80。
型式はBC41Aの4サイクルセル付車。
外装はバーディー50とかなり似ているが、レッグシールドやフェンダーなどの互換性はなかった。
また、シートやフロントキャリア等、細かなところで50とは違っている。

走行性能だが、50の方とは全く違う(当たり前だが)。1速に入れて、アクセルを少し回すと体がグイッと引っぱられる。アクセルレスポンスも良好で、加速、最高速共にビジネスバイクとしては十分の性能である。ギヤ比だが、やはりこちらも低速よりのセッティングになっている。
ネットでバーディーの情報を調べる限り、80はフロントスプロケットを1丁上げるスプロケチューンが一般的らしい。だが、住んでいるところが山間部で坂が多いので現状のギヤ比が力強く登れて満足しているので変える予定はない。
カブ90カスタムにも乗ったことがある(バイク屋に無理言って試乗させてもらった)が、比較すると
50km/hほどまではバーディーの方が力強く加速するが、それ以上の速度になるとカブの方が余裕のある走りをするといった感じ。
バーディー80は正確な排気量は81ccで、カブ90は85cc(確かだったと思う)なので実質4ccの差である。
そして80なのに燃費はなんとバーディー50よりも格段に良い。
40km/L以上は走る。
整備性だが、このバイクを譲り受けた当初、信号待ちで急にエンストし、その後キックを何度蹴ってもエンジンはかからなかった。
帰ってからキャブを開けてみるととてつもなく真っ黒になっており、黒い粉状のものがたくさん付着していた。
まさかと思いエアクリーナーボックスを開けるとエアフィルターがボロボロになっており、そのボロボロになったエアフィルターを吸っていたのであった。
キャブOHとついでにプラグ交換もした。
4サイクル車なので、2サイクル車のようなオイルポンプなどが無いためホースやワイヤー類が少なく、整備はし易かった。
ちなみにボロボロになったエアフィルターを吸ってキャブが目詰まりを起こすというのはスズキの原付にはよくあることなので注意されたし
このようにバーディー80と50では形以外全く違う乗り物です。
私自身バーディー80で物凄く満足しているので、この先50はどうなるかわかりませんが、乗れる限り乗っていこうと思っています。
何かの参考になれば幸いです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2015/10/14 00:02:58