原付一種と原付二種について、その違いについてしっかり認識している人は多くない。
実は三日前にこんなことがあった。
近所のセンターラインがオレンジの片側一車線の県道をバーディー80で走行していたところ、後ろからスイフトのミニパトが走ってきているのがミラー越しで見えたのでその道路の制限速度の50km/hで走行した。
制限速度で走ってるので問題ないだろうと思ってそのまま800mほど走行すると、あろうことかミニパトが追い越しにかかってきたのだ。しかも向こうも制限速度をなるべく超えないようにと、こちらとあまり変わらない速度で追い越しに来たので、追い越されるまでに相当な距離を並走した上に、ミニパトはセンターラインをまたぎながら、幅寄せ気味で並走してきた。
しかも意地なのか何なのか知らないが、追い越される少し前に原付二種であることをアピールするために少しスピードを上げてもそれに対抗するかのように追い越しにかかってきた。
稀に居るバイクに何らかの対抗心を持ったDQNドライバー並みに質の悪い警察だと思った。
そんな喧嘩的な運転をしてくる相手には当然譲る気も失せるので、スピードを緩めることなくそのままの速度でしばらく走行した。するとそれに腹を立てたのか、拡声器で停止を求められた。田舎の近所の駐在さんで、結構年を食った警察官が威勢よくキレながら降りてきた。「おめぇは原付で何キロ出しちょっとかぁー!(お前は原付で何キロ出しているんだ!)」と降りてくるなり怒鳴られた。
私も胸ぐらをつかんで突き飛ばしたいぐらい物凄く腹が立ったが、そんなことをしてはこちらの負けである。
「私はしっかり法定速度で走っていたのになぜあんな追い越しをされなければならないのですか?」と少々怒り口調で答えた。
すると返ってきた言葉にびっくり。「バイクは左を走らんか!おめぇは原付免許やっどが!(バイクは左を走れ!お前は原付免許だろうが!)」と言われた。
当然二輪免許は持ってるし、大型二輪車にも乗る。
すぐに免許証の提示もして、バイクが原付二種である事も説明した。それでも納得いかなかったのか、無線で応援を呼んでいた。
10分ぐらい経つと交通機動隊が来て事情の説明をすると、こっちの言い分をおおむね納得してくれたかのような対応をしてくれた。
交通機動隊の方に「理不尽な追い越しや乱暴な運転をされてもむきにならないでください」と苦笑いで言われ、その時初めて自分の大人げなさも反省した。
ただ依然としてそのミニパトの警察官には謝罪を受けていない。
今回の事のように警察官すらも原付一種と原付二種見分け方や通行区分の違いを知らないことがあるのだ。特に頑固な田舎の年寄警官には注意が必要だ。
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2016/01/06 23:22:58