地元民には意外と縁遠い市内の観光地。自分が住んでる街を知っておいてもいいだろう。散歩がてらに行ってみるか。
金沢駅の観光案内所で3日間通しの周遊券を購入、830円なり。これで市内17カ所の文化施設が無料となる。
まずは『泉鏡花記念館』へ。泉鏡花は金沢生まれで、明治~昭和初期の作家。小説『日本橋』や『天守物語』が舞台や映画になってる。
この記念館は、鏡花が幼少期に過ごした生家跡に建っている。ということは、この建築物で暮らしてたわけじゃないのね(笑)。まぁ、古民家なのでそれなりの風情がある建物だった。
内部は残念ながら撮影禁止なので…m(__)m
歩いて5分ほど…『金沢蓄音機館』へ。
市内でレコード店を営んでいた八日市屋浩志 氏が収集してきた蓄音機やレコードが展示されている。単に展示だけじゃなく、一部は試聴できるようになっている。
オーディオのデジタル化が進み、今の子どもたちはレコードなんて見たことないかもしれないが、爺には懐かしかったのだ。
さらに歩いて5分ほど…『金沢文芸館』。
最初に訪れた「泉鏡花」に「徳田秋聲」と「室生犀星」を加え、この三人を金沢の三文豪としている。他にも多くの文学者が金沢から輩出されたそうで、文芸活動の拠点となるべく当館が開設されたようだ。
本当の所… このビルは、バブル崩壊で立ち行かなくなった某銀行の支店。歴史的建築を残そうと文芸館にしたようなもの(笑)。
ちなみこの2階は『五木寛之』に記念館になっとります。ここも内部は撮影禁止。m(__)m
歩いて10分ほど…『安江金箔工芸館』へ。
金箔張りのテーブルや椅子が素敵でしょ…って下手すりゃ成金趣味(笑)。
実は、当地金沢は金箔の生産が盛んで、国内生産の99%を占めている。かの金閣寺も、金沢産の金箔が使われているのだ。
金箔づくりは江戸時代と同じ工程で生産されている、当地の伝統産業。その工程や道具等の展示がある。
箔打ち顔出し体験(笑)。
さて、次へ行こう『東茶屋街』を通り抜け…
…ここは金沢でもベタな観光地。だもんで外国からの旅行者が一杯。
次へ行こう…『浅野川』沿いを通り…
…歴史的には友禅流しをやってた川なんだが、最近は観光客相手に反物を川の中でたなびかせるだけの見世物。
2007年(だっけ?)の大雨でこの辺りが氾濫して大きな被害が出たんだが、復興できて良かったよ。
この浅野川沿いにある『徳田秋聲記念館』へ。
休憩室から木造の『梅の橋』を眺める。この橋も観光スポット。
『徳田秋聲』は先ほど紹介した金沢三文豪の一人で、ここには遺品や直筆原稿などの展示がある。
15分ほど歩いて『寺島蔵人邸』へ。
ここは加賀藩士で画人でもあった『寺島蔵人』の家屋。江戸中期の中級武家屋敷の姿を伝えるものとして市の指定文化財史跡になってる。
秋にはドウダンツツジが美しく色づく(だろうと思われる)庭を見たいなぁ…ここはリベンジしたいと思ったぞ。
各文化施設を回りながらクイズラリーをやってた。
クイズラリーで
四か所以上を回ると、記念品がもらえる。記念品の扇子をゲット!
3時間ほど市内の東山地区をフラフラと見て回って歩き疲れ。半世紀ほど金沢に住んでるが、まだまだ知らないことばかりだった。
周遊券は三日通し。明日は別地区をフラフラと歩き疲れしてやろう(笑)。
ブログを書き終わって気づいたんだが、写真は外観ばかりになっちゃった。そりゃそうだわな、展示物は基本的に撮影禁止なんだから。m(__)m
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単なる日記 | 日記
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2024/08/14 06:04:23