
今回は、思いつく限りで良いところを書き連ねてみます。
1.やっぱりAT
アイシンのATは本当に賢いと思います。自分の比較対象が乏しいので、正確性には欠けるところはご容赦ください。
軽く踏むと、するすると上のギアにアップ、60Kmくらいで5速に入ります。ちょいと踏み込むとギアアップを抑制し、3~4速で低中速度域をカバーします。下り坂でアクセルを離したらこれもまた今のギアをキープし、1~2速のエンジンブレーキの効きも好ましいです。基本と言えば基本なのですが、それを主張もなく当たり前にこなしてくれます。
変速ショックも皆無と言ってよいでしょう。動き始めは“こつん”という感じの軽い振動を感じますが、100mくらい走るとストレス・フリー、滑らかに車を押し進めてくれます。
学習機能も優れています。慣らし運転の頃、2000rpm以下で走っていた頃はすぐにギアアップしていたのですが、少しアクセルを踏むようにした途端にギアキープが行われるようになりました。
それらが燃費に影響しているのでしょう、市街地ばかりでたまに都市高速という走行環境で900Km走破し13.5Km/ℓの成績です。車載の燃費計によると満タンで800Km走破できると表示されましたが、それも、さもありなんですね。
2.これは外せないのシート
まずはサイズがたっぷりとしています。座ると確実に膝裏までホールドしてくれます。しかも座面が沈んでいるので、一般的なスポーツシートのように張り出したサイド面で体を抑え込む考え方とは真逆の、体の重心を安定させることが出来ていると感じました。
装備としては、シートリフターはもちろん、シートの傾斜角をダイアル調整出来るのも好ましいポイントです。
普通のファブリック・シートですが、表皮の張りやクッション材についても問題は全くありません。
強いて言わせてもらうと、前後方向の調整がやはり機械式なので、こちらも微調整できたら満点となります。
3.そしてエンジン
正直、1.2ℓ3気筒のエンジンは不整脈を感じます。それはアイドリング・ストップを切ると如実に振動として感じられ、タコメーターの針もピクピクしています。
しかしアクセルを踏めば、遠くでライオンの唸り声(ガルル~と言う、くぐもった音)のようなエキゾースト・ノートと共に、もりもり盛り上がるパワーを感じさせてくれます。4000rpm以上からの加速は素晴らしいです。トルクの乗りにピストン回転向上の相乗効果が加わるようです。
そして禁断の“スポーツ・モード”ですが、これにはATの性能も大きく加わっていますので・・・。
4.雑感
つまるところ、なぜプジョーが中核をなす308にこのエンジンを選択したのがキモです。
エコ・コンシャスが声高に叫ばれるEU連盟で、カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは伊達ではありません。
ハイブリッドや電気自動車でエコに貢献するのもアリです。
排気量の大きいエンジンで気持ち良く走るのも、もちろんアリです。
しかし純粋なレシプロ・エンジンで、“今”に求められる要求を満たそうとしたプジョーの回答がNEW308なんだったのかと、思い至る所感でございまする。
5.追記
次回のブログも良いところ、足回りとか・・。
しかし悪い所も、ボディ・メイクとか・・・・。
適当に書き連ねますので、ご容赦ください。
Posted at 2015/01/14 22:40:44 | |
トラックバック(0) |
インプレッション | クルマ