
今日は1日、映画が1100円で観られる日です。
そのためか映画館は凄い人で、その目的はディズニーでした。
開館と同時に親子連れが、ど~~っと流れ込んでいきました。
自分は『追憶の森』を鑑賞。ちょっと地味な物語なので、小さなスクリーンの劇場に客は半分ほどの入りでした(^_^;)
富士山の麓にある青木が原樹海で自殺するために日本にやってきたアメリカ人アーサー。
樹海に迷い込んだアーサーはタクミと名乗る男と出会う。タクミもまた樹海で自殺しようとしていたのである。
2人の男は次第に打ち解けあい、樹海をさまよいながら、自己を見つめなおし始める。
海外の評価は低く、その理由は自殺のためにわざわざ日本に行くのが腑に落ちないからだそうです。日本人なら「樹海=自殺の名所」と思うので理にかなうことはありますが、始まりの方ではちょっと強引な筋書きとは思いました。でも、ラストの方でそれなりの理由が明らかにされます。(ネタバレなので書けません)
筋書きがスピリチュアル(霊的)なことも海外で受け入れにくい要因なのか。霊の存在やその現象を、日本人的な考え方で描写していました。
アーサーを演じるのはマシュー・マコノヒーで『ダラズバイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞。アーサーの妻役はナオミ・ワッツ、そしてタクミは渡辺兼と演技派を揃え、ほぼこの3人だけで物語が進みます。
監督はガス・ヴァン・サントで、昔は独特なイメージ描写が多かったのですが近作では分かり易く優しい描写に変わってきています。本作も近作の流れを汲んでいました。
公式サイトで「感動のミステリー」と書かれてますが、自己を見つめ直すロードムービーのようでした。
柔らかくさり気なく、人が歩む道をほのかに指し示す輝きが感じられました。
(今回は、極めて真面目な感想を書きました~~(^.^))
Posted at 2016/05/01 16:14:40 | |
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