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2014年01月02日 イイね!

トレジャー・ハンター その5  2回目のおつかい

トレジャー・ハンター その5  2回目のおつかい








関連項
トレジャーハンター その2 初めてのお使い 1/7
     

 小惑星探査機「はやぶさ」の概ねの成功を受けて、めでたく後継機「はやぶさ2」の予算も付き2014年に打ち上げ予定となっている。
「はやぶさ2」では「はやぶさ」で失敗した、惑星の本体の標本を持ち帰る「サンプル・リターン」に再挑戦する。
惑星をカチ割る機構も格段に強化されている。

 かねてから本物のみを見極める各分野のセンモン家で構成された当ブログの熱烈なファン(ただし私の勝手な想定で極少数かつ存在すら怪しい)の中に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の開発スタッフもいらした。(・・・かも)

「トレジャーハンター その2 初めてのお使い 3/7」

が「はやぶさ2」の心臓部の設計に多大な影響を及ぼした。(・・・んとちゃうんかな?)
なんと私のありがたい提言通り、ピストル方式から対戦車兵器の「自己鍛造弾」方式に代わり、別次元の破壊力へとグレード・アップしている。それも口径200ミリと対戦車兵器(100ミリ程度)に比べ大口径で、まともに作れば1桁上の威力となる。
外野の素人としては、ここまで大威力だと衛星本体が跳ね返った岩石のとばっちりを食らうのではと心配したくなる。このことは日々の生活において、飛び込んだ公衆トイレで、思いっきりオシッコを飛ばしたり、下痢便を全力噴射したさいの、お釣りの強烈な反撃で証明されている。

 過日、この機構の発射実験が行われた。
その光景を見て思わず笑ったのは、その標的。
社会的インパクトを案じてか、他に類を見ない脆弱さでは世界一を誇る「障子」(・・・まるでそう見える)。質素を良しとする和の謙虚さがそうさせたのかも知れない。
まるでブラック・ユーモアではないかと思われる。
「ハヤブサ」の開発時にはパチンコ玉を撃ち出すピストル型の装置が、銃刀法に該当して警察のお世話になった経験が、もしかしたら威力の過小評価を期待すべく、こうさせているのかも知れない。

本来の威力は150m先の200~300ミリ厚程度の鋼板なら楽々とぶち抜ける。本当の標的は惑星なので、威力と命中精度を確認するなら庭石やコンクリート壁が妥当だろう。私なら墓地で墓石を何枚ぶち抜けるか試す。

 老婆心ながら跳ね返りの破片の影響も十分に考慮されているのか一抹の不安も感じる。
地上実験では「このぐらい離れとったら大丈夫やろ」が経験則で決められるが、宇宙空間では空気抵抗に邪魔されず、全てのものが初速を永遠に維持したまま飛び続ける。
つまり、宇宙空間で放った下痢便は、宇宙の寿命が続く限り、標的探し求めて、永遠にその威力を維持し続ける。

僭越ながら「通りがかりのオッサン」扱いで転ばぬ先の杖として
「ワシも混ぜてくれ」
と言いたいところだが、
「ゴチャゴチャ理屈こねる奴はアッチャ行っとれ。やってみなワカランやろ」
・・・と煙たがられるのがオチだろう。



Posted at 2014/01/02 06:36:21 | コメント(0) | トレジャー・ハンター | その他
2012年11月17日 イイね!

トレジャー・ハンター その4  楽器ではなく魂が音楽を奏でる

トレジャー・ハンター その4  楽器ではなく魂が音楽を奏でる 2012年10月に著名な日本人音楽家が、フランクフルトの空港税関でバイオリンの関税を求められ、差し押さえされた話はご存じの方も多いと思う。
結果的には著名人でもあり、日本政府関係からの力で奪還できたが、俗世間の決まりごとにはあまりご関心が無かったのかも知れない。
本来はカルネ=日本に持ち帰り前提の一時輸出手続きをするのがベターだったのではと思う。驚くのはそのブツが評価額6億円のストラデイバリウスで、しかも日本の音楽財団からの借り物だったとのこと。つくづく女性は度胸があると思う。

 20%の関税を求めた税関職員は、日本のメデイアや民衆から叩かれているが、彼らにしてみれば規定通りの職務を遂行したに過ぎない。それに彼女はドイツ在住でもある。外交官特権というものはあるが、芸術家特権というのは多分なかったと思う。

 確かにドイツのお役人は、生真面目で杓子定規でネチネチとしつこく、私も痛くもない腹を探られて、不愉快な経験をしたことがしばしあった。
ある地方国際空港にて、乗客全員が別室に連れて行かれ、手荷物を爆薬検出器で入念に調べられたこともある。
 考えようによっては、そのクソ真面目さと熱心さで、安全性や公平性が担保されているともとれる。むしろ美点として褒めてあげるべきかも知れない。

 ドイツ入国時には現在では430ユーロ(現時点。ただし規定はコロコロ変わる)を超える物品には、必ず申告が必要となる。短期間でドイツ国外に持ち帰る物は、カルネの手続きを、予め出発国にて済ましていれば免税となる。ビジネスマンで最新型のパソコンやデジカメを持ち込む方は要注意だ。転売価値が高いので、無申告だと密輸と見なされ、揉める要因になる。
カルネは自分の車やバイクで海外旅行する人にとっては、当たり前の前準備だが、楽器という手軽さが失念させたのだろう。

 今回のバイオリンの件ではカルネ発行の保証料と手数料合わせて、総額20万円前後だろう。日本で発行したカルネの書類を携え、申告レーンを通れば問題にならなかった筈だ。
もし私なら、超高額な借り物なら、ビビッて慎重すぎるほどの下調べと手続きをすると思う。その前に怖くて借りないとは思うが。

 その2ヶ月前の2012年8月にも同様のケースで、日本音楽家のガルネリが没収され、国を動かして取り戻したばっかりだったのも、ご存じだった筈だと思うが。貸し出した財団も、貸し出し条件に手続きも含めるのが安全かと思う。保険も重大な過失時には無効になる。


 余談だが、以前ある腕の良いバイオリン職人のお話しを聞いたことがある。勿論その方の作品は素晴らしく、評判も良い。

「失礼だがストラディバリやガルネリを越せると思うか?」

「絶対無理。私が作ったバイオリンも、やっと本当に良い音を出せるようになるのは、150年経ってから。最低そのぐらいの月日が必要だ」

とのこと。ルネッサンスの名画と同じで、名声と価値が上がるのは作者の没後。金銭的な恩恵に浴せるのは、都心に立派な店を構える楽器商と画廊というのも、なんだか少し虚しく悲しい。


・・・で、ここで本題に入る。

打って変わって安価な楽器で、最近鳥肌が立った例。



偶然見かけたのだが、ダイナミックな演奏に鳥肌が立った。荒削りな面もあるが、そんなことを吹き飛ばすだけの魅力がある。
キーボードのブランドが「CASIO」なので、
「ん? 最近またプロ用に手を出始めたか?」
と一瞬思ったが、そうではなさそうだ。ハード的な音自体はショボイ。それを魂の演奏で吹き飛ばしている。

少し調べたところ、ヤフオクで5千円で買った中古のキーボードとのこと。もちろんプロ用ではない。
不遇な少年時代を過ごし、家族が住むところを無くし、野宿生活の経験もあるとのこと。
 上辺ではなく哀愁に満ちあふれた演奏も、そういった今までの辛い万感の思いが、聞く者にも実感として伝わって来るのかも知れない。



ピアノは独学で憶え、もちろん楽譜なんぞ買える余裕はない。全て耳コピで体で憶えていらっしゃる。
できることなら篤志家が付いて、角を矯めて牛を殺さない音楽教育が受けられたら、きっと日本の宝になると思う。


 次のは友人の結婚式に招かれて、その場で出会ったバイオリン奏者と、即興で演奏したと思われる例。これもコンサート用のキーボードではないと思われる。
演奏者と参列者の祝う気持ちが、何とも言えない暖かさを醸し出している。予期せずして途中から入ったオッサンのコーラスが、これまた実に良い。



もちろん楽器は良い物に越したことはないが、ショボイ楽器でも演奏者の人柄と魂が籠もってさえいれば、時には音源が何ビットやへったくれ等々、道具なんぞどうでもよくなるほどの、揺さぶりと感動を与えてくれる。
 このピアノのオッサンが世に知られるようになったきっかけは、ほんの偶然だった。小さな田舎町にあるたまたま通りかかったピアノ店に入り、「少しだけピアノの練習をさせて欲しい」と、店主に頼んだことによる。
演奏を聴いてぞっこん惚れ込んでしまった店主が、音楽ビデオの作成を勧め、それがようつべで注目されるようになった。

前出のニーチャンを含め、お二人とも「友達がスタインウェイを買ったので、自分専用のを、ボストンにするかスタインウェイにするかで、深刻に悩む8才女児」とはかけ離れた生い立ちで、「世界XXコンテスト グランプリ」とか言った勲章の類とは無縁で、陽の当たる音楽家街道を歩んで来た人達ではないが、奏でる調べは心の襞に染み渡り、細胞の一粒一粒を震わせてくれる。

「楽器ではなく、魂が音楽を奏でる」

と思う。

そんな時、全身に鳥肌が立ち、なぜだか目から汗がこぼれる。


All of Me written and played by Jon Schmidt

補足:
写真にあるストロー奏者は、神谷徹氏。縁有って、私も生で聴かせて戴いたこともあるが、この方も聴衆の涙をそそる達人だ。もっとも感動ではなく笑いすぎてだが。
「町の発明おじさん」と思われがちだが、ちなみに本業はプロのリコーダー奏者で、音大の先生でもある。自称本業と他称本業との境界線が滲んではいる。

スタインウェイ(グランド)の価格は最廉価モデルでケイマンぐらい、上でGT2ぐらい。私も8才の頃、ヤマハにするかカワイにするかで悩んだことがある。結果は有無を言わさず廉価なカワイ・ハーモニカだった。

例として、
「ラフマニノフ練習曲作品39の1 10小節目の高音のフォルテ」や
「ラフマニノフ練習曲作品39の1:44小節目や、作品39の9:18~21小節目の不気味な低音」
はスタインウェイのB以上もしくは、5年以上弾き込んだボストンでないと、容易には出せない。他メーカーや他モデルでは実質不可能。・・・だそうです。

ということで、ボストンなら音が出る前に下取りなので、ケイマンスタインウェイのBに決定。一般的には音大の院を出るまでに2台弾き潰すので、次期戦闘車両はGT2スタインウェイのDに決定。車と違いこのクラスになると下取り価格は高い。

 半ばやっかみとも取られかねない、勿体ないという意見もあるが、私はそれが許される環境なら、幼少の頃より一流の道具に慣れることは、やりようによっては強みにすら成り得ると思う。スタインウェイは下手さもスケベ心も邪心も全てさらけ出してくれる。・・・だそうだ。
将来、演奏会場のはスタインウェイとは限らないとの意見もあるが、ホロビッツのように、自前のピアノを担いで世界中を飛び回る生業を目指せば良い。
 恵まれた環境なら、それを最大限に生かして、その中でベストを尽くせば良いだけの話しだ。もちろん自分が別格で偉いと勘違いして、他を見下すといった下品な真似は身に付けずに。

それにしても8才にしてこの見識。大人顔負けの論理構成と文章力。将来が楽しみだ。

・・・で、
「そういうオマエは?」
当然ながら、昔々秋葉で値切って買った、庶民の味方、世界に誇るそろばんブランド、CASIO。

ボリュームの抵抗膜が腐って、音量が最小か最大かの二択という、潔い漢らしさ。
フォルテはキーが下にネチョッとへばりついて、しばらく上がって来ない「オート・サステイン300ms」機能装備。ラフマニノフは弾かないので痛痒は感じない。ぞうさんを弾くのには何らの問題もない。
Posted at 2012/11/17 19:10:34 | コメント(0) | トレジャー・ハンター | 音楽/映画/テレビ
2012年06月23日 イイね!

トレジャー・ハンター その3 出たっ!

トレジャー・ハンター その3 出たっ! 何気なくネットでニュースを見ていると、ハッ!と息を呑み、目が止まった。

「出たっ!」
と、思わず呟いた。出たのだ。

私にとっては、おいそれとは手が届かない、ぶうぶうの新型なんぞどうでもいい。
IT関連の青年実業家、オーナー経営者、不動産賃貸業や士族の面々にお任せしておけば良い。・・・と毎度、自分に言い聞かせて断念し、慰めている。

自称「青年失業家」が、ぼやぼやしているうちに「中年失業家」、いやもはや「老年」・・・、とうとう「し」に濁点が付くことはなさそうだ。ただし、気持ちだけは若く、精神年齢は小学校三年生をキープしている。


 先週の夜のことだった。野暮用で近しい人間に電話した。
私「今いい?」
某「かまわんよ」
私「どこ? 家?」
某「いいや、XX」
私「何してんの?」
某「メシ食ってる、YYと」
私「何人で?」
某「二人で」

ほんの0.数ミリの糸くずや、小さな塗装片も逃さない、日本の科学警察同様、私も大物に繋がる、微細なきっかけを決して逃さない。「ミジンコで鯨を釣る」が私の座右の銘だ。

私「代わってくれ!! ハァ ハァ」
某「zzが代わってくれだって」 (電話の向こうで)

かくかくしかじか、たわいのない会話の後、

私「若い者とばかりではなく、たまにはオッサンとも遊んでやってください」
YY「あっ、喜んで♪ 是非是非♪ 今度誘ってください♪」
・・・と、相成った。
電話の後、小さくガッツポーズをとる、勘違いした脂ぎったオッサン。

そのYYさんが、「出た!」のだ。その僅か一週間後に。知らなかった。束でも出る予定だったとは。プロダクション名は「雄か?」だが、長身でスタイル抜群の超美形は、ほぼ確実に「雄」の鯛王国とは異なり、間違いなく全員「雌だ」

メンバーの一人がインタビューに答えた言葉、
「いつか私もxxに乗ってみたいです♪」
は、もちろんサービス・トーク。
この類の職業婦人の常識、言うまでもなく、この手の車には、常日頃から乗り慣れている。それにユニット結成前から、既に業界で活躍中の彼女達、自腹で買えるだけの稼ぎもある。


この言葉を真に受けて、
「XXちゃん。xxに乗りたいんだって? 今度の日曜日どう?」
なんぞと、勝ち誇ったように誘っても、

「ごめんなさい。ちょうど田舎の母が出て来ているので」とか、
「親戚の法事があるので」
と軽くかわされてお終いとなる。

これらの定番以外にも、「美容院に」「お料理教室が」「水漏れの修理で」「犬の具合が」「トリミングに」「靴の片方を隣の犬がくわえて行った」「玄関に大きな蜘蛛が」「草履の鼻緒が切れたので」「持病の癪が」「こっくりさんが、行くなと」「玄関に貼られた御札が怖くて」「金縛りが酷いので」・・・等々。彼女たちの引き出しには、条件反射で即座に取り出せる切り札が、いっぱい詰まっている。

 残念ながら、今後暫くは増すであろうユニットの露出度に反比例して、ただでさえ望み薄だった、オッサンとの約束の実現度は、限りなくゼロに近づく。
予想問答は

「この前電話でお話ししたxxです」
「どちらのxx様ですか?」
「ほらxxx・・・xxxした」
「あぁ、あの時の・・・」 (低く呟き、しばらく無言)
「あの時の約束のことだけど、xxx・・・xxx」
「おっしゃってることの意味が、理解できないのですけれども・・・」

これにて一件落着。チャンチャンってことになる。
Posted at 2012/08/31 18:59:34 | コメント(0) | トレジャー・ハンター | ニュース
2011年06月01日 イイね!

トレジャーハンター その2 初めてのお使い 7/7

トレジャーハンター その2 初めてのお使い 7/7 トレジャーハンター その2 初めてのお使い 1/7
     


 訂正とお詫び。
以前,「はやぶさ」に装着された金属球を発射する機構について,対戦車兵器の「自己鍛造弾」方式かもと記しましたが,一般的なピストル方式と判明しました。ここに訂正と共にお詫び申し上げます。

 構造的には初期のピストルと同様な構造で,短いパイプ状の銃身,球状の弾丸,火薬から構成されている。違いは電気式発火。

「金属球は秒速300m」とのことで時速に換算すると1,080kmになる。マッハ0.9・・・音速の9割で,ほぼピストルの弾と同等の速度。
岩を砕きはじき飛ばす球の直径は10ミリぐらいで,殺傷力は十分にある。

あくまでも「弾丸」を発射する「銃」や「ガン」ではなく,「金属球」を飛ばす「火工品」・・・花火・・・なので誤解して欲しくないようだ。国会答弁でよく耳にする「ご理解いただきたい」のパターンだろう。
銃になると銃刀法の扱いになってしまい,厄介なことになると思われる。
もし一般大衆が同じ物を作れば即刻お縄頂戴だろう。

何だか,
「我が国には特車は存在するが戦車は存在しない」
「護衛艦は存在するが駆逐艦は存在しない」
と似ているような気がする。

 はやぶさは,予備を含め3丁の銃・・・もとい火工品を装備していたが,残念ながら1丁も発射されなかった。
原因はイトカワへの1度目の着陸後,地球からはやぶさのソフトウェアを入れ替えた際に,誤って発射拒否の安全モードにしてしまったことによる。

幸いイトカワ表面に積もった塵を持ち帰れただけでも救いだった。
面白いのは地球に帰還したカブセル内の塵を,多くの日数を掛けて細心の注意で,取り出し作業は完了したが,最後にカプセルを裏返して,叩いたところ同量に近い塵をおまけとして回収できた。
分析費用は11億だがローテクの技術も馬鹿にできない。
はやぶさの開発・運用費の210億も考えると,1叩きが数十億の価値がありそうだ。

褒めるべきか苦笑いすべきか悩むところだが,

「史上最高価値のシバキ」

だったと思う。
Posted at 2011/06/19 23:24:45 | コメント(0) | トレジャー・ハンター | その他
2011年05月29日 イイね!

トレジャー・ハンター その5  でかっ! 4/4

トレジャー・ハンター その5  でかっ! 4/4トレジャー・ハンター その5  でかっ! 1/4
トレジャー・ハンター その5  でかっ! 2/4
トレジャー・ハンター その5  でかっ! 3/4
トレジャー・ハンター その5  でかっ! 4/4


 惜しかった。最後のセーフティー・カー介入がなければ,あのレッドブルのマーク・ウェバーを抑え切って,4位は確実だったので残念だ。
レースに「たら・れば」は禁物。チェッカーくぐった時が全ては重々承知なのだが,やはり肩入れしたくなる。

狭くてクネクネ,きついヘヤピン,短い直線,路面も滑り易く,抜き所の少なさでは随一のモナコ。そんなコース・レイアウトからは小パワーに有利な印象を受けるが,実際には加減速が激しく,パワー差がモロに響くコースだそうだ。
タイヤ交換を控えた作戦と,セーフティー・カーの介入が味方したのもあるが,非力で飛び跳ねるマシンを駆って,あのモナコでの5位は立派と思う。

今年で契約が切れるウェバーの後釜にレッドブルからや,フェラーリからも声が掛かるかも知れない夢に,さらに一歩近付いたかと思う。・・・まぁ,仮にそうなっても,彼の性格からして,お寿司屋さんに戻る所を拾ってくれたザウバー御大に仁義を通し,契約満了まで留まる道を選ぶだろうが。


 ところで,世界中から富裕層が集まる華やかなモナコに,さらに豪華さを引き立たせているのが,コース脇にひしめき合うヨット群。
まるで「これぞヨット!」という正統派の展示会のようだ。
早い話が「007」シリーズで美女がさらわれ,悪者の所へ連れて行かれる場面で登場する類の船だ。
 もしこの場にいられたら,言葉は嫌いだが目出度く世界的な「セレブ」に仲間入りではないかと思う。
上甲板のプールサイドでおネータンを傍らに,シャンパンを飲みながら,F1観戦。この世の天国で,自分に対するご褒美としてもきっと最高に違いない。

 このクラスになると小さいながらもプールは当たり前,ヘリポートすら珍しくない。もちろんオマケのジェット・ヘリ付き。船内は5階建てぐらいで,エレベーターもある。


 話は変るが,F1レースのパドック周辺でよく見かける不思議な光景。お腹が出ていようが,オツムが少々寒々としていようが,オッサンは必ずと言って良いほど,若くて上品で飛びっきり綺麗なオネータンを侍らせている。

幸いそんなお腹やオツムだけは真似できる自信はあるが,私では全く相手にして貰えないだろうな・・・

 テレビ番組でオキニの若いタレントへのインタビュー。

「相手の年齢層の上限は?」

「そんなのないです。離れていても気持ちさえ若ければ」

「容姿は?」

「全然関係ないです。要は中身です」

勝手にテレビの前で「ヨシッ!!」と,力強くガッツポーズを決める自分がいる。まるで自分も候補になったかのように,勘違いして喜ぶ姿,我ながら可愛いものだと思う。

この類の「いい玉」にとって,「中身」という言葉の意味は「財力・地位・バック」が大半を占め,「人の良さ」はあれば良い程度で微々たるもの。

「どれだけ自分を楽しませてくれ,恩恵を自分にもたらし,もし離れたら多大な逸失利益を被り,後悔させる存在」

という,冷酷な真実が込められている。

現実は厳しいもんだ。
それにしても裏山鹿。世の中,不公平過ぎる。
Posted at 2011/05/30 23:08:41 | コメント(1) | トレジャー・ハンター | 旅行/地域

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好奇心の塊で物事を知れば知るほど己のアホさを知る,通りすがりのオッサン。
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