• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

bimo大好きのブログ一覧

2007年03月30日 イイね!

妄想 その2 「えふわんさうんど」 くうぉ~~ん!

妄想 その2 「えふわんさうんど」 くうぉ~~ん!私の知っている範囲で,市販車そのままで現在V10 F1に最も近い音は「かろーらGT」のだ。馬の存在を脅かす本当に良い音だと思う。

だが辛口に言えば,「かろーらGT」とて,F1の最終コーナーを立ち上がった後のストレートの音まではいかない。
ウォーム・アップとピット・ロードの音は再現・・・と言うとオーナーさんから鉈が飛んで来そうだが。

逆立ちしても今世では所有できない分際での,勿論無理な注文であることは間違いない。今まで音に対しては無頓着なポルAGが,「かろーらGT」では特別な配慮をしたと思われる。あの回転数であの音を実現したのは見事で,価格の1/3は音代に払ってもいいくらいだ。

 F1との音の差は何に起因するか? オクターブが違い,根本的には爆発回数の差による。細かく言えばバルブ・タイミング,排気系の取り回しや材質・構造,クランクの違い等々もある。排気系の材質はインコネルで,耐熱性も高く硬質で衝撃波による高調波のレベルも大きい。
V10では16,000回転以上でないとこの音は絶対に出ない。バルブもエア駆動が要求され,勿論市販エンジンの改造では全く持って不可能な回転域である。ちなみに「かろーらGT」はこのクラスとしては異例に高いレブリミットで8,000ちょっとぐらい。


そこで身の回りの入手可能な部材を使って,F1の音を再現法を妄想してみた。

●バイクの4気筒エンジン × 3基
まず高回転エンジンの筆頭では世界に誇る日本製バイク。バイク屋さんの店頭に並んでいるものでも,600cc4気筒なら17,000回転以上は軽く回る。
これを3基接続すれば,迫力は劣るであろうが,近い音になるかも知れない。バイク3台並べて吹かしても無理なので念のため
難点は構成部品が多すぎ,メンテ性とスペースの点でボツ。

●V8 × 3基
7,000回転で爆発回数はV10の16,800回転に相当する。だがスペースの点で現実性に乏しい。

●M5のV10 × 2基  V12 × 2基
セダンとしては異例にいい音で良く回るM5だが,価格とスペースでこれも現実性に乏しい。V12も同様。

●4ローター
そこで急浮上してくるのがロータリーだ。
ルマンで優勝したマツダ787は,少し音質は異なるが,F1 V10に劣らない実に良い高周波音を響かせている。4ローターでレブ・リミットは9,000ぐらい。ペリフェラル・ポートで,市販車のサイド・ポートより衝撃波は大きく,音には泣きが入っている。

 ロータリー・エンジンは,その構造ゆえピストンが1回転する間に3回爆発する。実際にはレシプロのクランク軸に相当する,エキセントリック・シャフトで増速されるため,出力軸の1回転につき1気筒の爆発回数は1回だ。
ロータリー・エンジンは2ストローク・エンジン同様に,爆発回数を上回る甲高い排気音がする。憶測だがバルブ構造に起因して,衝撃波による高調波音が出るようだ。

串にあたるエキセントリック・シャフトさえ入手できれば,団子のように気筒数を増やせる。記憶ではニュージーランドの機械工作メーカーから,4ローター用のエキセントリック・シャフトが市販されている。
オーストラリアやニュージーランドでは一時ドラッグ・レーサーの間で作られたようだ。日本でも少数だが製作例はある。

 ただし組むこと自体はさほど困難ではないが,実用レベルとなると話は別のようだ。尼さんとも話したことがあるが,ワークス・チームは別として,まともに回る4ローター製作は無理とのこと。「とにかく音だけで良いんだから」と食い下がったが,尼さんが無理と言えば,それは実質不可能を意味する。

私の想像では,ハウジングやピストンは既存の2ローター用の部品流用が前提のため,十分なシャフト径やベアリング径を稼げず,捻れ/振動剛性を確保できないのではと思う。またハウジングとシリンダーをサンドイッチにして,ボルトで組み上げる構造なので,ハウジング全体の剛性や,芯出しというか直線性も出しにくいのかも知れない。
実際787のR26Bエンジンのシリンダーとハウジングには,市販車にはある,位置決め用のピンに相当するカラーは無く,職人が勘で組み立てているそうだ。

そもそも現実的にパワーを稼ぐには,2ローターのターボの方が遙かに有利で,元々振動や爆発間隔によるトルク脈動が少ないロータリーでは,4ローターの存在意義は薄い。

余談だがロータリーはミス・ファイヤに対して非常にシビアだ。即エンジン・ブローに繋がることが多い。セッティング中にお釈迦は日常茶飯事・・・4ローターともなればプラグも8本で,これも多気筒化の足枷となる。なおR26Bは特別でプラグは12本。

●3ローター × 2基
う~~ん困った。となるとロータリー本体のコンパクトさを活かして,3ローターの2基掛けしかない。

9,000回転の4ロータの爆発回数は

(9,000 × 3 × 1/3) × 4 =36,000回/分


7,000回転の3ロータの爆発回数は

(7,000 × 3 × 1/3) × 3 =21,000回/分

つまり2代目コスモの20Bを2基接続すれば,爆発回数は787の4ローターをも上回る。

うまく行けば「低速走行でもF1 V10サウンドを楽しめる!」
これが主目的でありモットーだ。テール・ヘビーでコーナリングは滅茶苦茶,最高速はさほどでもいい。

「飛ばさなくても音だけは楽しめる」

それが望みだ。特殊な部品は使わず比較的安価に。
次はミッドシップに縦置きで並列に3ローター2基を並べられそうな車体の目星だ。

軽トラの荷台になら楽勝なのだが・・・




F1 V10



かろーらGT



787(回転を抑えているが,フル・スロットルでは,もっともっといい音)



4ローター (2ローター用パーツ流用)



3ローター (ペリフェラル・ポート)

プロフィール

好奇心の塊で物事を知れば知るほど己のアホさを知る,通りすがりのオッサン。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/3 >>

    1 23
45678910
11121314151617
18192021222324
2526 27 2829 3031

愛車一覧

その他 その他 その他 その他
巡航速度:4,000m/h 戦闘速度:15,000m/h 戦闘出力:370mPs 上昇限 ...
その他 その他 その他 その他
出力:毎度のごとく説明書は厳重保管し,行方不明につき不詳 巡航速度:1,200m/h 最 ...

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation