
8月22日朝に受精したスイカは順調に育ち,玉・・・じゃなく,ゴルフ・ボール大になった。
さらにめでたくも,一昨日の8月31日に新たな雌花が咲き,それも受粉に成功した。あいにくその日は前夜の雨で,雄花の花粉の吹きが悪かった。ドライヤーで乾燥後,おしべの先を砕いたが,花粉は目視できなかった。
「まず無理だろう」と諦めていたが,例のごとくネチネチした責め苦の甲斐があったのか,めでたくも次男の懐妊にも成功した。たった二日でも驚く成長速度だ。
本来,1本の蔓には1個の実がベストで,他は間引くものなのだが,他の蔓には雌花が咲く気配が無いため,リスク分散に2個育てることにした。結実の大きさは犠牲にする,
また折角咲いてくれた希望の雌花,間引くには可哀想な気がしたためだ。この世への誕生を歓迎したい。
この苗を買ってきた当初,私の部屋の前の庭に地植えして,ヨメハンには内緒にしていた。
「また,そんな下らない物買ってきて。まともに育つ訳ないわよ!」
「ただのスイカじゃない。これは俺の運試しだ」
「暗っ!!!」
・・・という会話が想定されたからだ。私と違ってヨメハンは超現実的だ。入れ替わったほうがよっぽど家系が発展すると常々思う。
ところが当初全く成長しなかったため,全日,陽の当たる階上に移動すべく,植木鉢に植え替えた。そして隠匿を諦めた。その時に上記の想定会話が,全くデジャブのように再現された。
売り言葉に買い言葉。
「もしでっかいのが出来ても,絶対誰にもやらないからな!」
「どうぞご勝手に」
「前からの念願。ヘタだけを切り取って,頭を突っ込んで,独りで中から食い尽くしてやる」
「好きなようにすれば」
2連態勢では,この夢は断念せざるを得ない。そこまでは大きくならないだろう。
悔しいがやむを得ない。
Posted at 2007/09/02 23:49:06 | |
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