
デジカメの箱を探す。その中に御託を並べたマニュアルと,付属ソフトのCDが入っている。不要な時にはいつも目に付く箱が,なかなか見つからず部屋中探し回る。
やっと見付けマニュアルを読む。付属ソフトの一部には「リモートキャプチャー機能」なるものもあるそうだ。今回の用途に向いている。実は購入時にテスト的に導入したが,少し試した限りでは,使い物にならずその時にはメリットも感じられず,消去したソフトの再導入だ。途中,色々なドライバーが導入されるのに一抹の不安を感じる。
USBケーブルで接続し,ソフトを起動し,いざ撮影・・・しようと思ったが・・・
「エラー」
エラー・メッセージではレンズの蓋やケーブルを確認しろということだが,勿論そんな単純な原因ではない。それに今までエラー・メッセージのお陰で,トラブルが解決した経験もまずない。エラー・メッセージというものは,大抵は苦し紛れか,適当な子供騙しのメッセージを表示する。
パソコンを再起動や色々試すが現象は同じ。
念のためHDD内の「README」ファイルの捕捉説明を見ると,なんと適合リストにこのカメラは入っていない。
動かないソフトを同梱する神経を疑うが,メーカーのサイトからこのカメラに適合する新しいバージョンをダウン・ロードして試す。
「エラー」
パソコンを再起動や色々試すが現象は同じ。
メーカーのサイトのトラブル情報を検索すると,ドライバー更新の必要があるとのこと。
早速ダウンロード。導入途中でドライバーがグチャグチャ入れ替えられるのに一抹の不安を感じる。
というのは,余計なOS固有のドライバーが混じっていて,古い物で置き換えられることも多いからだ。
導入後,試してみると,不安定ながら何とかカメラを認識してくれた。直接パソコンのHDDに撮影データを書き込んでくれ,ありがたい。
だが致命的な欠点はシャッターを押す前の被写体の画像が,カメラのモニターから表示されなくなる。
パソコンにも表示されない。つまり「盲撃ち」を要求される。
歪みを取るべく望遠を使いたいのに,これでは倍率も確定できず,とても役に立たない。典型的なカタログ・スペック狙いの役立たず機能だ。
やむを得ず「リモートキャプチャー」機能は諦め,画像の転送機能だけを使う。
それも動作が不安定で,時間が刻々と過ぎて行く。夕方の太陽光の色温度変化は激しい。
途中何度もホワイト・バランスを取り直した。設定も色々バリエーションを変えて試し撮りしながら。
滝のような汗を流しながら,やっと何とか50枚近い撮影を日中に終えた。方々の窓を閉めクーラーを入れる時間も惜しんだ。
何とか超特急で時間内に出展を終了。最後のはリミットまであと数秒という際どさだった。
本当の災難はこの後に訪れた。
つづく
注:上記の現象は私のカメラとパソコンの個体のみの現象であり,当該メーカーとその製品の機能を否定するものではありません。
Posted at 2007/09/11 07:15:32 | |
困った時のハマグリ | パソコン/インターネット