
時折海外ニュースとかでも報道されているので,ご存知の方も多いかと思うが,エクストリーム・アイロニング(Extreme Ironing)という競技がある。とんでもない場所でアイロン掛けをして,その奇抜さと過酷さを競うというお遊びだ。断崖絶壁は勿論,空中落下しながらや,水中でというのもある。
競技でもアイロン掛けでもないが,以前にオッサンが集まった折に個々のExtreme自慢を聞いたことがある。教室,病室,事務机の上,社長室といった古典的なものに始まり,遊園地/スキー場のゴンドラ,ロープウェー,エレベーターとやはり予想通り箱物が多かったが,変ったところでは本尊の前でという罰当たりや,機内ラバトリーでFAと,てな羨望ものもあった。
ワイルドなものでは,オフロードを疾走するジープ系4駆車内で。でも想像ほどの効果はない。モトクロッサーで,飛び跳ねるぐらいになると違うかも知れない。
失敗例では深夜の漁港の防波堤の先端。漁から帰って来た漁船が,堤防を回り込んで来たら,自然と白昼状態になり,ライブショーを披露してしまったとのこと。イカ釣り漁船の照明は,宇宙ステーションからでも肉眼で視認できる。
前置きはこのぐらいにして,過激とは全く縁遠いが,朝食も色々な場所で摂るのも楽しい。今回は別荘地の中で。
下界の暑さとは無縁な山の中腹,溶けたバターとハムの匂いに誘われてか,スズメババチが相伴にあやかろうと飛来した。折角の客人を邪険に扱い,追い払ってしまったが,後から考えればハムの一切れをご馳走すれば良かったと悔やまれる。
ちなみに大好物に齧り付いているスズメバチは,人間に危害を加えることはない筈だ。漁村で干してあるイカに止まったスズメバチは,追い払おうとしても生乾きのスルメをくわえて放さない。人間目がけて襲って来るのは,巣が危機に瀕した時だけだ。
その小さな別荘を飛び出せば,無限に拡がる別荘地がそこにあることに気付かないのが,私には不思議でならない。負け惜しみ度10%
Posted at 2007/10/15 08:56:47 | |
朝ごはん | グルメ/料理