
今朝は朝から冷え込み,温度計を見れば8度。まるで真冬並みだ。
早朝の湖面からは温泉へでも来たかのように,方々から湯気が立ち,それが集まって,層を成して雲となりそれが超低空を漂っていた。なかなか壮観で,もし写真マニアなら,絶好のシャッター・チャンスだったろう。
いつものごとく豪華な食事(私にとっては)を済ませ,膝に「どこでも事務所」を載せて,パチパチと仕事に勤しんでいると,轟音が1台また1台と近付いて来た。
図らずも族の集会に巻き込まれてしまったようだ。
やはりあの音は,他車のものでは絶対に真似できないイイ音だ。あれだけのために大枚をはたく価値があると思う。
「え~~皆さん飛ばさないように。出してもXXまでに抑えてください」
訓辞を終えると,目的地を目指して40気筒の「ビチビチビチ」音を轟かせ,隊列を整え去って行った。
自然集会でもあり,別に示し合わせた訳でもないのだが,雨上がりの今日は,ほぼ同じ顔ぶれにもかかわらず,先週とは異なり不思議とカエルばかりが揃った。73RSがいないのが惜しまれる。
やがて天気の回復と共に快晴の日の定番,セブンが増え,それを見ると羨ましくなったのか,
「セブンに換えて来る。こんな日には乗らなきゃ」
とわざわざカエルで帰る方もいらした。
何だか家の近くの路地で,持ち寄ったミニカーやプラモを見せ合いっこしていた頃と,ちっとも変っていない気がする。
「いつか大人になるんだ」から直接「もうこんな歳になってしまった」と感じる今日この頃だが,大人になった記憶は全くない。