流れ流れて その1
流れ流れて その2 進化論
流れ流れて その4 オペラ座の怪集団
軍艦とは名ばかりの,完全な豪華「ヨット」に思えた。
ご存知のように欧米で「ヨット」とはこのクラスを称する。ド金持ちがクルー(乗組員)を雇い,給仕付きで航海できるレベルのものを指す。
「ダメ! こんなのじゃ!」と叱られそうな,ダメコン(Damage Control:損傷を受けても機能保持できる構造・システム)完全無視の平和な作りで,デッキはサンルーフのごとくフル・オープンになる作りである。
「これはあくまでも戦艦です」と世論をかわすためだけかのように,武装は,推定10インチ連装砲一基のみがついている。
食堂にはピアノが,スターン(船尾)にはパノラマ・ウィンドーのバー・ラウンジが設えられ,個室にはバスタブも。
一般兵の風呂場も広く,洗面所の蛇口の数も半端ではなかった。
快適性優先で,おそらく親善航海に活躍したのであろう。
この艦の周辺には年代物の帆船が多く停泊しており,帆掛け船大好き人間にとっては,どれを取っても個性的で垂涎ものだった。しかもよく見ると航海灯,GPS,レーダーもついており動体保存で,海に対する歴史の深さを感じさせられた。
地理には疎いので,うろ覚えだが,「ロッテのガム」みたいな地名だったと記憶している。
Posted at 2009/01/29 04:24:45 | |
流れ流れて | 日記