トレジャー・ハンター その5 でかっ! 1/4
トレジャー・ハンター その5 でかっ! 2/4
トレジャー・ハンター その5 でかっ! 3/4
トレジャー・ハンター その5 でかっ! 4/4
惜しかった。最後のセーフティー・カー介入がなければ,あのレッドブルのマーク・ウェバーを抑え切って,4位は確実だったので残念だ。
レースに「たら・れば」は禁物。チェッカーくぐった時が全ては重々承知なのだが,やはり肩入れしたくなる。
狭くてクネクネ,きついヘヤピン,短い直線,路面も滑り易く,抜き所の少なさでは随一のモナコ。そんなコース・レイアウトからは小パワーに有利な印象を受けるが,実際には加減速が激しく,パワー差がモロに響くコースだそうだ。
タイヤ交換を控えた作戦と,セーフティー・カーの介入が味方したのもあるが,非力で飛び跳ねるマシンを駆って,あのモナコでの5位は立派と思う。
今年で契約が切れるウェバーの後釜にレッドブルからや,フェラーリからも声が掛かるかも知れない夢に,さらに一歩近付いたかと思う。・・・まぁ,仮にそうなっても,彼の性格からして,お寿司屋さんに戻る所を拾ってくれたザウバー御大に仁義を通し,契約満了まで留まる道を選ぶだろうが。
ところで,世界中から富裕層が集まる華やかなモナコに,さらに豪華さを引き立たせているのが,コース脇にひしめき合うヨット群。
まるで「これぞヨット!」という正統派の展示会のようだ。
早い話が「007」シリーズで美女がさらわれ,悪者の所へ連れて行かれる場面で登場する類の船だ。
もしこの場にいられたら,言葉は嫌いだが目出度く世界的な「セレブ」に仲間入りではないかと思う。
上甲板のプールサイドでおネータンを傍らに,シャンパンを飲みながら,F1観戦。この世の天国で,自分に対するご褒美としてもきっと最高に違いない。
このクラスになると小さいながらもプールは当たり前,ヘリポートすら珍しくない。もちろんオマケのジェット・ヘリ付き。船内は5階建てぐらいで,エレベーターもある。
話は変るが,F1レースのパドック周辺でよく見かける不思議な光景。お腹が出ていようが,オツムが少々寒々としていようが,オッサンは必ずと言って良いほど,若くて上品で飛びっきり綺麗なオネータンを侍らせている。
幸いそんなお腹やオツムだけは真似できる自信はあるが,私では全く相手にして貰えないだろうな・・・
テレビ番組でオキニの若いタレントへのインタビュー。
「相手の年齢層の上限は?」
「そんなのないです。離れていても気持ちさえ若ければ」
「容姿は?」
「全然関係ないです。要は中身です」
勝手にテレビの前で「ヨシッ!!」と,力強くガッツポーズを決める自分がいる。まるで自分も候補になったかのように,勘違いして喜ぶ姿,我ながら可愛いものだと思う。
この類の「いい玉」にとって,「中身」という言葉の意味は「財力・地位・バック」が大半を占め,「人の良さ」はあれば良い程度で微々たるもの。
「どれだけ自分を楽しませてくれ,恩恵を自分にもたらし,もし離れたら多大な逸失利益を被り,後悔させる存在」
という,冷酷な真実が込められている。
現実は厳しいもんだ。
それにしても裏山鹿。世の中,不公平過ぎる。
Posted at 2011/05/30 23:08:41 | |
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