関連項
トレジャーハンター その2 初めてのお使い 1/7
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小惑星探査機「はやぶさ」の概ねの成功を受けて、めでたく後継機「はやぶさ2」の予算も付き2014年に打ち上げ予定となっている。
「はやぶさ2」では「はやぶさ」で失敗した、惑星の本体の標本を持ち帰る「サンプル・リターン」に再挑戦する。
惑星をカチ割る機構も格段に強化されている。
かねてから本物のみを見極める各分野のセンモン家で構成された当ブログの熱烈なファン(ただし私の勝手な想定で極少数かつ存在すら怪しい)の中に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の開発スタッフもいらした。(・・・かも)
「トレジャーハンター その2 初めてのお使い 3/7」
が「はやぶさ2」の心臓部の設計に多大な影響を及ぼした。(・・・んとちゃうんかな?)
なんと私のありがたい提言通り、ピストル方式から対戦車兵器の「自己鍛造弾」方式に代わり、別次元の破壊力へとグレード・アップしている。それも口径200ミリと対戦車兵器(100ミリ程度)に比べ大口径で、まともに作れば1桁上の威力となる。
外野の素人としては、ここまで大威力だと衛星本体が跳ね返った岩石のとばっちりを食らうのではと心配したくなる。このことは日々の生活において、飛び込んだ公衆トイレで、思いっきりオシッコを飛ばしたり、下痢便を全力噴射したさいの、お釣りの強烈な反撃で証明されている。
過日、この機構の発射実験が行われた。
その光景を見て思わず笑ったのは、その標的。
社会的インパクトを案じてか、他に類を見ない脆弱さでは世界一を誇る「障子」(・・・まるでそう見える)。質素を良しとする和の謙虚さがそうさせたのかも知れない。
まるでブラック・ユーモアではないかと思われる。
「ハヤブサ」の開発時にはパチンコ玉を撃ち出すピストル型の装置が、銃刀法に該当して警察のお世話になった経験が、もしかしたら威力の過小評価を期待すべく、こうさせているのかも知れない。
本来の威力は150m先の200~300ミリ厚程度の鋼板なら楽々とぶち抜ける。本当の標的は惑星なので、威力と命中精度を確認するなら庭石やコンクリート壁が妥当だろう。私なら墓地で墓石を何枚ぶち抜けるか試す。
老婆心ながら跳ね返りの破片の影響も十分に考慮されているのか一抹の不安も感じる。
地上実験では「このぐらい離れとったら大丈夫やろ」が経験則で決められるが、宇宙空間では空気抵抗に邪魔されず、全てのものが初速を永遠に維持したまま飛び続ける。
つまり、宇宙空間で放った下痢便は、宇宙の寿命が続く限り、標的探し求めて、永遠にその威力を維持し続ける。
僭越ながら「通りがかりのオッサン」扱いで転ばぬ先の杖として
「ワシも混ぜてくれ」
と言いたいところだが、
「ゴチャゴチャ理屈こねる奴はアッチャ行っとれ。やってみなワカランやろ」
・・・と煙たがられるのがオチだろう。
Posted at 2014/01/02 06:36:21 | |
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