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2006年12月23日 イイね!

史上最強の生物 その2

史上最強の生物 その2全くの偶然で見つけた動画だが,海の向こうでも行動パターンは似ているようだ。
リンク先のは無人ゲート式の有料駐車場で,誤ってゲートを壊してしまったおば様。もし,おっさんだったら,設備の弁償にと青冷めるところだが,バンパーのみチェックして,破壊されたゲートには一瞥すらくれていない。車種といい,仕草といい,酷似した状況に嬉しささえ感じる。
ついでに料金も踏み倒しているのが,頼もしさを倍加させている。
Posted at 2006/12/23 19:37:30 | コメント(0) | 徘徊オヤジ | その他
2006年12月19日 イイね!

誰じゃあ~! こんな所に! 後編

誰じゃあ~! こんな所に! 後編「一体,これは何なんだろう?」

私はあり得る事柄を素早く脳内に並べた。

「そうか!」

後ろを振り向き,ミルク色の彼方に向けて,思い切り怒鳴った。エンジンを掛けている猶予はない。

「前方30メートル,巨大船」
「面舵いっぱ~い!」 (右に曲げる)
「ジャイブ!」      (右側に張っていた帆を左側に)
「ラフ!」         (さらに風上に向かう)

ブーム・・・帆の下端の横棒・・・が大きく空を切り,「バンッ」という大きな音を立てて,帆が替わり,ショックで船体が震える。船はマストを大きく傾けながら,じりじりとコースを変える。

「早く! 早く!」

私は心の中で叫んだ。変針がもどかしい。真横に赤茶けた鉄製の壁が迫る。遠心力で大きく傾いたマストの先は,鉄壁に触れんばかりになる。
後,数メートルという際どさで,ようやくクリアした。
振り返っても見えるのは無限に続く赤茶けた壁のみ,やがてそれもミルク色と混じり,深い霧に飲み込まれていった。

その船はあまりの霧の深さに,あろうことか海峡のど真ん中で,停泊していた。メイン・エンジンの音は聞こえなかった。ま,晴れていてもその鈍重さゆえ,操船は極めて難しい。警戒船を先行させ,露払いをさせることもある。
 
舳先に立ってワッチしていて助かった。


海上交通安全法では、長さ200メートル以上の船舶を「巨大船」と定めている。その時のは恐らく20万トンクラスではと思うが,全長340m,高さはデッキまでだけでも45mぐらで15階建てのマンション並。空荷ならさらに高くなる。戦艦大和の比ではない。大きいのは50万トンのもある。

ちなみに画像ので15万トンぐらい。手前の船は港内遊覧船ではなく,大型トラックも飲み込んだフェリー。
Posted at 2006/12/19 23:24:14 | コメント(0) | うみ | その他
2006年12月18日 イイね!

誰じゃあ~! こんな所に! 前編

誰じゃあ~! こんな所に! 前編 朝になって前夜の雨も上がった。四方八方から霧笛が聞こえて来る。航行する船は多く,潮流も速いことで有名な海峡。晴れていても神経を磨り減らす所で,しかも視界は最悪。
 乗り組んでいた5人全員で,一晩中五感を研ぎ澄まして,衝突を避けながら航行していた。マストにはアルミ製金属板がステルス機とは逆の思想で,デザインした「レーダー・リフレクター」が上げられている。
 帆走しているので,優先権はこちらにあるが,ぶつかればひとたまりもない小舟,相手は衝突にすら気付かず走り去るだろう。撃沈された後で,あの世でいくら相手の非を訴えた所で,何の意味もない。

最も緊張を強いられる夜間航行は,何とか乗り切った。もう日の出の時刻は過ぎている。太陽こそ見えないが,辺りは薄明るい。全ての空間に綿菓子を詰め込まれたような感じで,霧が濃い。

 船の舳先に立ち,聞こえてくる霧笛と,船舶用ディーゼル・エンジンの,地鳴りに似た音の方角と距離の変化のみを頼りに,周囲の船の位置とコースを脳内で組み立て,後方のコックピット目がけて,怒鳴りながら,コースを細かく指示する。
10m程離れたコックピットの操縦者すら,ミルク色に遮られて見えない。声は霧によってはさほど遮られない筈だが,人間心理として自然と大きくなる。

会話が途切れ,「ジャバジャバジャバ」という,船首が波を切る微かな音のみの静寂が訪れると,「あいつら本当に,この船に乗っているのか?」と疑心暗鬼になる。こんな時にはレーダーが欲しくなる。

 私の生まれ持った「パッシブ・ソナー」によると,前方数百メートル以内には何もいない。航路を示すブイもこの先には無い筈だ。しばらく直進できる。
 少し,緊張の糸を緩めた。

とその時,とんでもないものが霧の中から忽然と現れた。巨大な塀が立ちはだかっている。見上げてもそびえ立つ塀は天まで届いている。左右も延々と続いていて,その端なんて全く見えない。

「誰じゃ!! こんな海のど真ん中に,こんな物,おっ建てた奴は!!!」

映画「トゥルーマン・ショー」でジム・キャリーが航海の末,ドーム先端に到達した時と,状況は全く同じだ。

「まさか,地球の端に辿り着いたか!?」

私は口をポカンと開けて見上げるだけだった。人間,全く予想しなかった出来事に突然遭遇すると思考停止する。
Posted at 2006/12/18 22:04:00 | コメント(0) | うみ | その他
2006年12月15日 イイね!

史上最強の生物 その1

史上最強の生物 その1「史上最強の生物」を敵には回したくないので,多くは語りたくないが,ある日,私は幹線道路で信号待ちをしていた。私が跨る2輪車は車列の先頭である。
あいにく渋滞がひどく,信号の先も車で塞がっている。

赤信号に変わる直前に,私の前の車は強引に交差点に突っ込んで行った。その前から何かと「どかんかえ,貧乏人」タイプの他の車を蹴散らしながらの運転で,車自体の作りは高級で褒められるが,運転マナーは決して褒められたものではなかった。

案の定,交差点を塞ぐ形になった。

「どうせ前が詰まっているのに・・・」

私はフルフェースのヘルメットの中で呟いた。
と,突然その車は全く後ろも振り返らずにバックし始めた。そこそこのスピードだ。ホーンを鳴らす暇もない。

当然,私の前で止まるものと思っていたが,そのまま「コツン」と私の2輪車にぶつかった。
左のドアが開き,ドライバーが降りて来た。車の後方に回り込み,リア・バンパーをチェックしている。へこんでいないのを確かめると,

「大丈夫」

と,独りでこちらにも聞こえる声を発しながら頷いた。
そして,満足したかのように,そのままEクラスのV8モデルの運転席まで戻ろうとした。
被害者であるこちらの方は,終始一貫して全く見ない。「意地でも見てやるものか」という強い意志が感じられた。

 ご存知のように2輪車のフロント・フォークは,路面からの衝撃には比較的強いが,前からの衝撃には非常に弱い。また自転車のように,跨ったまま簡単にバックなんてできない。

私は揉め事が大の苦手で,一言謝意を表してくれたら,うるさく言うつもりは全く無かったが,さすがにこれには「カチン」と来た。しかもフロント・フォークは貴重な「パイオリ」製だ。「パイオツ」の親戚のような語感も気に入っている。

「あのう,そこのご婦人様,ちょっとお待ちください」
「突然バックなさってぶつかられて,こちらの被害を先にご確認されるのが,人の道ではございませんでしょうか?」
「せめて一言,謝られても罰は当たらないと存じますが」
「立派なお車に乗られて,たいそうご身分の高いお方とはお見受け致しましたが,私は貴方様の下人ではございません」

私はそのご婦人に,そのような意味の問いかけを,そのままでは堅苦し過ぎるので,少し崩して掛けた。ついでに私の気持ちも少し込めて。

「おい,待ったれや,オバハン」・・・と。

結局一言も,そのご婦人は謝意を表することはなく,信号が変わると何事も無かったかのように,相変わらず元気溌剌な運転で走り去った。

「史上最強の生物」は間違いを起こすことは,絶対にあり得ない。彼女達の尺度に照らし合わせれば,全ての行いは正しいのだ。
どんな場合であれ「私はちっとも悪くない!」の強固な信念は,微塵たりとも揺るぐことはない。

どんなに可憐な乙女であれ,時期が熟せば「史上最強の生物」に生まれ変われる。蛹が蝶になって大空を自由に羽ばたくように。そして誰も止められない。
Posted at 2006/12/15 00:42:50 | コメント(0) | 徘徊オヤジ | その他
2006年12月05日 イイね!

ゴム その2 有人飛行

ゴム その2 有人飛行今ではもうないと思うが,昔はグライダーの発進にゴムを利用していたことがある。おもちゃではなく人間が乗るグライダーだ。
最初は「走れ」という合図で,20人程の人間がゴムの端を持って遠くの機体目がけて一斉に走る。ゴムを機体のフックに掛け,さらに大勢で主翼の前縁を押し,後方へ移動させる。

掛け声を掛けながら,相撲取りの押し出しよろしく,体を前のめりにして,地面を蹴り出す足裏に力を込める。ゴムの力との闘いだ。足裏が「ズズッ」と滑る頻度が増え,限界に近付く。

ふとその時,急に機体を押す力が軽くなる。
「???」

アトムが加勢した訳ではない。後ろを振り向くと,遠くの方から何やらモヤモヤした塊が急速に接近してくる。
「??? 何だろう?」

直後にその塊は,そこら中の人間を吹っ飛ばし,なぎ倒した。
機体を空中目がけて発射するゴムの威力は半端ではない。


 発進にゴムの張力利用はあったが,プロペラがゴム動力の有人飛行機は,まだ聞いたことがない。
ゴムが切れた時や,張力で機体が折れた時のことを想像すると,半端でない強烈なことが起こりそうだ。
できれば200/1のスケールで模型そのままのデザインがいい。
Posted at 2006/12/05 06:55:30 | コメント(0) | そら | その他

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