
オーストラリアの "CarsGuide"というサイトで、とても興味深い記事を見つけました。英語の記事なので内容はほぼ全て理解出来ましたが、大変ショッキングな内容を含んでしましたので、みん友さんたちと情報をシェアしたくブログにアップします!
ただ、憶測の域を出ない情報を含んでいる可能性もあることをご承知おき下さい(^-^)

VWグループは、ディーゼルエンジン排ガス不正問題にかかる巨額の制裁金・和解金支払いに備えるため、巨大な研究開発施設の計画を延期し、アウディブランドの主要車種の開発費削減を図るようですね。
2021年までに60億AUドル(約4800億円)のコスト削減を進める方針とのこと。
既に、VWは次期ゴルフ(ゴルフVIII)の登場を2年遅らせるなど80億AUドルのコスト削減に取り組んできました。
開発費削減の具体的な内容は以下の通りです。
✔️R8の廃止
✔️A4/A5及び、その派生モデルに使われているている専用よMLBプラットフォームを放棄し、次期型ではVWで展開しているMQBプラットフォームに統合する
✔️A6とA7などの大型車の次世代モデルは、現在パナメーラに使われているポルシェのMSBプラットフォームを採用した後輪駆動車として登場する
✔️ランボルギーニ・ウラカンに現在採用されているミッドシッププラットフォーム(R8と共有)は廃止され、ランボルギーニの上級モデルであるアヴェンタドールのプラットフォームをダウンサイジングして流用できるようにする
✔️シュピーゲル誌によれば、インゴルシュタット本社の75階建ての巨大なイノベーションキャンパスや、世界耐久選手権とル・マン24時間レースへの参戦がコスト削減の対象になっている。
次期型R8の開発中止はまあ仕方がないでしょうが、次期型A4/A5のシャシーがMQBになったとしたら残念極まりないですよ〜〜もともとFFベースとはいえA4が横置きエンジンになってしまったら、同じDセグメントのパサートとドライブトレーンが全く同じになってしまいますから。

FFなのに縦置きエンジンを敢えて採用しているところに、特殊なトランスミッションとエンジンレイアウトが求められたA4というアイデンティティが失われてしまうかも?
また、クアトロもMQBプラットフォームに変更されたらゴルフRやA3に採用されているハルデックスカップリング方式の4WDになってしまうのでしょう。

もしかしたら、縦置きエンジンレイアウトのA4は現行モデルが最後になるかもしれませんね。

制裁金や和解金支払いに備えたキャッシュフロー確保のため、VWグループ全社をあげてのコスト削減はやむを得ないところだと思いますが、一連のプラットフォームの統合や合理化策が、アウディのプレミアムブランドとしてのステータスを損ないかねないか心配です。
https://goo.gl/SQUZ3h
Posted at 2016/10/28 01:35:59 | |
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