あれから数日後俺はいつものように息子の病室にいた息子を眺めながら、ため息が出た『お前は何のために生きているんだ…?』『もう、二度とお父さんって言ってくれないのか?』『俺はもう正直疲れた:…いっそうこの手でお前の首…』息子の寝顔を見ながら俺の目から涙があふれるいつの間にか息子は寝たきりになり目を覚ますことも話すことすらしないただ機械から伸びた細い管がお前を生かしているもう、こいつの笑い声も聞けないのか?まだ元気だった頃の息子の姿が走馬灯のように記憶の中を掠めながらうとうとしながらも眠りについたその時、『ガチャ』とドアの開く音で俺は目を覚ました『おい、おっさんなに寝てんだよ!早くしないと時間がないんだぜ』浅い眠りからあの男の声が聞こえた『いったいなんの話だ?』『とにかく何でもいいから、病院の正面玄関に行けよ、あとはおっさんの息子に言ってあるからな!』そう言い終えると男はまた姿を消した真っ暗の院内の中を非常口の灯りを頼りに正面玄関にたどり着いた目の前には立派なトナカイとプレゼントが山積みされた雪車『お父さん、早く早く!時間がないんだから』俺は夢を見ているのか?それとも現実なのか?わからないまま息子に言われるがまま雪車に乗ったすると息子が『あのね、ある日ぼくの目の前にサンタクロースが来てぼくにこう聞いてきたんだ』『なぁ、お前はもうすぐ子供たちしかいない世界に行くんだ』『えっ?それってどういうこと?ぼく死ぬの?』『死ぬんじゃない、新しい世界に行くんだそこにはお前みたいな子供たちしかいないんだだけど、もうお父さんやお母さんには会えなくなるんだ、だからお前の今一番やりたいことをオレが叶えてやるよ、なっ?何でもいいから言ってみな!』だからぼく、こう答えんだ!『ぼく、大好きなお父さんとクリスマス一緒にいたいんだ』ってサンタクロースに言ったんだよ息子は今までに見せたことのないぐらいの笑顔で俺に話していた俺は息子を力いっぱい抱きしめた『そうだったのか?なのに俺は…ごめんな、ごめんな…』涙でうまくしゃべれない『お父さん、お父さん?泣いてるの?』息子が心配そうに俺の顔を覗きこんでいる俺は気を取り直し『そうか、なら二人で力を合わせてみんなにプレゼント配ろうな』息子はとても嬉しそうに『うん、そうだね!』と返事をした星空の中をトナカイはスピードを上げてゆく俺と息子はとにかく夢中でプレゼントを配ったつづく