RX-7(FD3S)エンジンブ不調　-タービン点検-

RX-7(FD3S)エンジン不調での入庫です。

圧縮測定をするとフロント側が0でした。

タイトル画像
オーナーさんと相談しまして、以前新品タービンに交換したのでタービン屋さんにエンジン脱着の前に点検に出しました。


タービン点検中にエンジン降ろしました。


降りたエンジン。


やはりタービンシャフト(EXブレード)は破損していました。

エンジンブローを起こした場合、状況によって殆ど内部パーツ(シール等)が破損、エキゾーストポートからEXマニを通り、タービンシャフト(排気ブレード)に干渉しブレードを破損させてしまうケースが多い為、必ず点検が必要です。

純正タービンは補修部品が存在していません。
リビルドタービンはあくまでリビルドタービンメーカーが類似品の部品を使い起こしているケースが多く、ベースになるタービンもまともな商品が無い為に装着後一定期間でオイルを吹きまくると症状等トラブルが多く見受けられます。

現在、FD3Sのリビルドタービンは装着後の不具合が多い事から殆どのリビルドメーカーが撤退しています。

この様な現象を自動車メーカーは判っているからかタービンAssyでの交換としている部分もあるかと思います。(オルタネーターやACコンプレッサーは部品は出るのでリビルド品として成立する)

従いまして、この様に点検確認の結果によってはタービンAssy交換となります。