月夜猫です。
そのうちこんな釣り広告出るんだろうと思うので、書いときます。
【一部のETC車載器はそのうち使用できなくなる】
これは正しいんですが、案件は二つあって期日も別々です。
☆旧スプリアス規格がどーのこーのの件
これは違法無線機になってしまう物があるよ。という話で期日が2022年11月30日
ETC車載器は5.8GHz帯域の無線機なので電波法の規制対象。電波法が無線機を規制するのは他の通信を妨害しない様にさせるためで、その規制の一要素が目的外帯域の電波発信量。技術的にコレを皆無にするのは不可能なので、許容限度が決まっています。
許容限度を"スプリアス規格"と言っていて、国際的に変わるから国内も変えましたよがザット10年前。スグに違法無線にしたら文句が山ほどくるので猶予期間が12年ほどあって、それが間もなく終わります。と言う話。
初期のETC車載器はこの規制変更に引っ掛からないのでややこしいですが、概ね2000年から2005年頃に製造された一部のETC車載器が期日以降違法無線機となります。
どれが引っ掛かるかは外見とか車載器管理番号では【判別出来ません】。車の標準装備なら自動車メーカー、後付ならETC車載器のメーカーに問い合わせるとか、WEBサイトで調べて下さい。例えばデンソー製だと2機種だけ不適合。
☆ETCのセキュリティがあーだこーだの件
これは古いETC車載器だと通信出来なくするよ。と言う話で期日は2030年頃までにという大雑把状態。
ETC車載器と地上設備の間は無線通信なので、暗号化が甘いと傍受されたり改ざんされる恐れが増え、お金の決済システムとしてザルになる。だからそのうち強化した暗号しか使えなくしますよという話。
これに対応している車載器は管理番号の最初が"1"、対応出来ていない車載器が"0"です。外見的に見分ける方法は参考情報URLのpdf等参照されたし。
【ETC2.0ならどーなのよと言うと】
ETC2.0は2009年頃からの話で、この時期だと旧スプリアス規格では無線機の認証が受けられなかったハズ。だから、旧スプリアス規格がどーのこーのはセーフ。ところがセキュリティ変更は2017年に言い出した話で、ETC2.0でも新セキュリティ規格不適合があるというヤヤコシサ。初期のETC2.0はDSCRと書いてある車載器もありますが、これは新セキュリティ規格不適合確定w
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と言う面倒な話をよ~く読まないで記事にしたもんだから、さらに話が混乱中。
そのうち変えなくても良いものを変えさせようとする悪徳業者とか、買わせようとするオークション出品者も増えるんだろうな。きっと。
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タイトル写真は私のETC車載器。製造時期からスプリアス規格の件はOKで、新セキュリティもOKでゴザルのETC1.0。
でわ。(^^)/~
Posted at 2018/09/30 18:14:14 | |
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