
マツダのクリーンディーゼル車に試乗すれば、アクセルひと踏みで「グォ〜〜ン」と身体が押しつけられるような加速をし、坂道をシフトダウンせずに2000回転以下でぐいぐい登り、オマケに燃費が良いし軽油は安い。ガソリンモデルと値段差はあるけど補助金が出る。CX-5以外は望めばMTもある。
まあ、普通はディーゼル買うでしょ(笑)
実際、アテンザやCX-5で70-80%、デミオでも60%以上がディーゼルと言われているし、CX-3はもちろん100%です。
しかし私のアテンザは2.5Lガソリンの25S L-Package。タイトル画像の通りスカイアクティブバッヂに「
D」の文字はありません。
アテンザを見て
「ディーゼルってどうですか?」
と聞いてくる人に
「いや、あの、そのぉ〜、ガソリンですぅ(^_^;)」
と答えれば、顔では平静を装いつつ心の中では
「何でやねん(・_・?)」
と思っていることでしょう(笑)。
そこで、
2.5Lガソリンのアテンザを買った理由でも書いてみましょうか。
念のためのお約束ですが、25Sを買ったぞという話題は間接的にXDより25Sの方が「私には」良かった、という内容になりますが、
あくまで個人的な主観なので反撃無しで宜しくお願いしますm(_ _)m
実は、当初の結論は「XD L Package 6MT, ソウルレッド/白革/サンルーフ」だった
今回のお題は「ディーゼルかガソリンか」なので、「他車ではなくアテンザにした理由」は全部省略しますね。購入前にアテンザの全エンジン、全トランスミッション、17インチ/19インチタイヤの組み合わせを、高速道路含めて3回に渡り試乗しました。
加えて勤務先が
何を血迷ったのか奇特にもアテンザXD・AT(上の写真)を社用車としてリース導入したので、
ちょっと貸さんかい!(`д´)ゴルァァァァァ
と、週末に借り出す事が出来て、350kmぐらい走り回りました。それらの簡単な印象は、、
低速時の乗り心地評価
実はこれが結果的にディーゼルを選ばなかった一つの要因なので書いておきます。GJアテンザ発表直後の試乗車が一番揃っている時に全ての組み合わせを試乗しました。その際に細い荒れた道を1〜2キロ走る事が出来て乗り心地をしっかりチェック出来ました。良かった順に並べると、
XD・17インチ > 20S・17インチ >>> XD・19インチ > 25S・19インチ
ディーゼルエンジンの重さ故か、同じタイヤならXDの方が乗り心地が僅かに良いという形になりました。GJの初期バージョン、足回りの馴染んでいない走行距離三桁の試乗車という事もあり、17インチでもかなり固く、19インチは私にはあり得ない固さ。路面の小突起に対してサスペンション殆ど動いていません。
勤務先のアテンザは3000kmほど走っていたので乗り心地は多少良くなっていましたが、突き上げが私には強すぎることに変わりはなく、また私のタイヤ指定銘柄のREGNOやAdvan dB(加えてPotenza, Advanにも)225/45-19が無い事も考慮し、
アテンザ買うなら17インチ必須という結論になりました。
エンジンを中心とした走行性能評価
XD・AT
発進加速:最初のレスポンスは悪いが、1500rpm以上からは力強い加速が始まり、結構速い印象。
追い越し加速:アクセルワークだけだとシフトダウンに消極的なシフトスケジュールだが、パドルを使う事で思うようなギアと加速が得られるので、実用上は問題無い。
但し、発進加速にしても追い越し加速にしてもパーシャルスロットルでの「ツキ」「トルクに乗せた加速」はとても気持ち良いが、全開加速はパーシャルスロットル加速からの上昇代が余り無く、
踏めば踏むほど「踏み込んだ期待値に対して遅くなる」印象。またこの時の
加速に段つきやドラマが無く、ギアが何速に入っているのか分りにくい。
減速〜停止:1500rpm以下を頑なに使わせないシフトスケジュールで、エンジンブレーキが強く掛かり、減速G一定のスムーズな停止が出来ずフィーリングが合わない。
エンジン音:アイドル、加速時のカラカラ音は多少気になるが、巡航時は問題無い。
XD・MT
加速全般はATと同じ印象。通常加速は気持ち良いが、いざという時の加速(全開時)に期待するだけの「速さ」が無い。
減速〜停止:自分でギアを自由に選べるし、クラッチを切るという手もあるので、減速時の強制エンジンブレーキを回避出来て、
気持ちの良い、一定減速Gでの停車が出来る。
燃費:高速&街中の10キロ程度の試乗で、全開加速の繰り返しも含めて燃費には最悪の状況でも10km/Lぐらいを示していて、
流石に燃費が良い。これなら短距離チョイ乗りや真夜中のワインディングロードでも10km/Lを切る事は無いでしょうね。
※ここでXD系買うならMTだな、と意を決める※
25S・AT
発進加速:街中でもその時に乗っていたミレーニアよりも力強い。XDよりも低速時のトルクとレスポンスに優れ、
普通に走りやすい。
追い越し加速:パーシャルスロットルではXD系ほどの余裕”感”は無いが、特に不満も無い。
全開加速:巷の評判とは裏腹に、
明快にXDよりも速い。最初のひと踏みはXDに劣る感じだが、その後の
加速の伸びと気持ち良さが全く違った。XD・AT、XD・MT、25S・ATの三車種で、ETCゲートから高速本線まで直線的に登りながら合流する場所で2速全開で加速した時に、
同乗した営業マンからも「あれ、こっち(25S)の方が速いですね!」。
減速〜停止:比較的低回転(ギアにより700rpmから1300rpmぐらい)までシフトダウンしないので、全段ロックアップによるシフトダウン・エンジンブレーキはあるが、XD系ほど強くは無い。まあ許容範囲。
エンジン音:アイドル時、加速時のカラカラ音は無いのでXDよりも全般的に静か。
燃費:XDと比べると当然宜しくない。
20S・AT
街中を運転しただけでもミレーニアの2.0Lより走らない印象。なので最初の試乗で候補から脱落。パワーシート欲しいし(^_^;)
沢山試乗した後の結論は:
XD・MTは思う存分に走っても燃費が抜群に良いFun Car。
25S・ATはいざと言う時の底力を秘めたGentleman。
この二車択一。
で、しばし考えて
「アテンザセダン XD L-Package 6MT, 17インチ、ソウルレッド、白革、サンルーフ」 に絞り、消費税増税前に商談をしました。一つの問題が
6MTには17インチのメーカー設定が無いこと。この点をディーラーと相談し、「20Sや素のXDで19インチオプションを選ぶお客さんが居られたら、Lパッケージ専用の高輝度19インチと17インチの無償交換で如何?」と持ちかけ、当初は「何とかしましょう!」と営業マンも張り切っていたのですが、その後会社の方針として新品のタイヤ、ホイールを買って頂くしか無いという結論を伝えられ、貰った見積額(純正17インチのタイヤ&ホイール、工賃込み)が299800円。本来▲52500円の減額オプションの17インチがプラス30万円!。消費税増税前購入の節税額は約10万円。19インチのヤフオク売却とか、17インチの中古を探すとか(純正必須だったので)でもう少し安価に済ませられる事は分かっていました。しかし面倒なことは余りしたくないし、ミレーニアの車検を通したばかりだったし、まあ慌てることはないかと、購入を先送りしました。
XD L-Package 6MTの筈が25S L-Package 6ATになった顛末は次回ブログで(^o^)/
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アテンザ | 日記
Posted at
2015/03/11 22:12:36