
前回ブログからの続きです。お約束ですが、
あくまで個人的な主観なので反撃無しで宜しくお願いしますm(_ _)m
アテンザディーゼル(XD)は
普段の走りで抜群の速さと気持ちよさを持つものの、
アクセル全開時は期待値ほどに加速しない、また加速にドラマが無くATの場合は何速に入っているのか分かりにくい。
一方で2.5Lガソリン(25S)は普段は大人しいのに、
いざとなるとXDよりも明快に速い加速をする理由をあれこれ探してみました。それで
「な〜〜るほど!」
と納得出来たのが、メーカーが発表したエンジントルクカーブとギア比を元に自分で作った簡易走行性能曲線。
これがXD・6MTと25S・6ATの比較。(クリックで大きく表示されます)
次いでXD・6ATと25S・6ATの比較。(クリックで大きく表示されます)
赤がXD、青が25Sで、グラフ上にある丸印は1000rpm刻みのエンジン回転数です。赤いアイコンで示した回転数は、XDでマニュアルで全開加速する際のシフトアップポイント(これ以上引っ張っても意味が無い回転数)です。概ね4500rpmでシフトアップするのがMT/AT共に最良の様です。
25Sはメーカー発表のトルクカーブに従って上限6000rpmにしていますが、実際のレッドゾーンは6500rpmなのでもう少し引っ張ることが出来て、回せば回すほど速い性能曲線になっています。
このグラフを見て直ぐに分かるのは、420Nmのトルクを持つ
XDは同じギアなら1500〜4000rpm弱で25Sを上回る駆動力を持つものの、
その上下では逆に25Sの方が優れている点(最高出力が175ps 対 188psなので当然と言えば当然ですが)。1500rpm以下で街中をトロトロ走る際には25Sのドライバビリティの高さが伺えますし、
70km/h以上なら25Sの最大駆動力は常にXDを上回ります。但し25Sは4500rpm以上で回し続けなければなりませんけどね。
もう一つ注目したのが
XDで全開加速した際の駆動力カーブで、まるで滑り台を降りるかのように滑らかに繋がった1本の曲線になっています。言葉を換えると
アクセルを大きく踏み込み3000rpm以上を使う状態だとXDの駆動力はだら下がりになる、また各ギア段のグラフが重なっているので、シフトアップ/シフトダウンしても駆動力はあまり変化しない、という事が分かります。
これが私が
「アクセル全開時は期待値ほどに加速しない」、「加速にドラマが無い、ATだとギアが何速に入っているのか分かりにくい」と感じた現象につながっているのだと思います。25Sを含む一般的なガソリンNA車は階段を下りるような加速感(同じギアなら
加速感をずっと維持しつつ〜これが楽しさの肝〜、シフトアップで加速力が落ちる)なのに対して、XDは連続降下型加速感とでも言えましょうか。色々と調べるとVWのダウンサイズターボ系のガソリンエンジンも同じ傾向の駆動力カーブになっていました。
ちょっと25S贔屓(びいき)な書き方をしましたが、
せいぜい3000rpm位まででシフトアップする走り方(これが実際のシーンの99.5%)なら、XDは同じような走り方をする一般的なガソリン車を寄せ付けない駆動力を発揮することも、この簡易走行性能曲線から伺えます。例えば高速道路で80km/hから追い越しを掛けて120km/hぐらいまで加速するシーンを見ると、
XDなら6速のままで25Sの5速シフトダウンよりも強力に加速して、しかも120km/hに向かってトルクカーブが盛り上がるという、正にトルクに乗せた余裕の加速感を味わえます。
まあ結論は、街中の低速時を除き、
通常の走りをする限りはXDの方が力がある。一方、
街中主体の人と、時々茶目っ気を出して走りを楽しむ人にとっては、高回転域の伸びと駆動力の高さ、この走行性能曲線には現れないエンジンレスポンスの良さ、ノーズの軽さと併せて、25Sの方が楽しいだろうな、という事ですね。
消費税増税前の商談がタイヤ問題でお流れになり、消費税は8%になりました。しかし暖かい季節がやってきたらミレーニアがあちこち壊れ出しまして、いよいよ買い替えないと駄目かぁ、、、 と秋頃に覚悟を決めました。本命は勿論 XD L-Package 6MT サンルーフ(17インチタイヤは何とかするとして)。久しぶりのMTで、かつてプロドライバーからも褒められた伝家のヒール&トーの封印を解き、走りを楽しむかなぁ。サンルーフ大好きだし、、と考えていましたが、私のヒール&トー、ダブルクラッチでシフトダウンするリズムは少なくとも3000rpm(通常4000rpm)以上をキープするイメージ。しかしXD・MTの走行性能曲線を見ると、3000rpm以下を保つようなシフトワークが求められますね。だったらヒール&トーなんて要らないかもぉ(^_^;)。
また「いつものタイトコーナー」を想定し、4ー3ー2とシフトダウンしながらアプローチして50㎞/hぐらいでクリッピングポイントを抜けて再加速!というシーンを走行性能曲線を見ながら脳内シミュレーションすると、XDより25Sの方が楽しそう、、 、
などなど、このグラフを繰り返し眺めながら色々な事を考えまして、25Sでは選べないサンルーフに後ろ髪を引かれながらも、
心は25Sへ。パドルを使ったシフトダウンはブリッピング(機械によるヒール&トー)を伴った電光石火の物だ、という評判にも釣られ、25Sなら17インチタイヤ&ホイールが▲54000円の減額オプションで労無く手に入りますしね。
最後のスペック変更は日の出撮影が終わって、コンビニで朝食を食べている時。
お弁当の肉団子が手元から落ちてミレーニアのシートの上に。この様子を見て
「白革は無いな(^_^;)」
と思い、車両スペックが最終確定しました。
アテンザセダン
25S L-Package 6AT、ソウルレッド、
黒革内装、17インチタイヤ&ホイール
(^o^)/^^
Posted at 2015/03/14 19:48:23 | |
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