私が小学生だった頃
国鉄(現在のJR)の初乗り運賃(3kmまで)は
大人30円、子ども10円 だった。
駄菓子を1個買うくらいのお金で
都内なら1駅か2駅電車に乗れたというわけだ。
当時キップには1枚1枚駅員がハサミを入れていた。
カチカチ、カチカチ
改札口には軽快なハサミの音があふれかえる。
鉄道が大好きだった私は
電車に乗るたびにキップを持ってきた、駅員の目をすりぬけて。
また大人がキセルして持ってきたキップをもらった。
(国鉄さん、ごめんなさい)
その中の何枚かが今も手元に残っている。
(昭和45年 都内の駅でも硬券切符が売られていた。)
それからハサミは、はんこに変わり
現在都会ではほとんど自動改札だ。
そしてキップはSUICAなどのICカードに移りつつある。
来年からSUICAは関東の私鉄でも使えるようになるという(PASMOとの共用)。
ますますキップのICカード化が進むのであろう。
だが紙のキップがすぐになくなるとは思えない。
旅の演出者として、これからも愛される存在でいて欲しい。
Posted at 2006/12/22 17:09:49 | |
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