2010年05月02日
最近私は日本の先行きを憂うことが多かったのですが、
案外悪くないかも、、と最近思ったりします。
中国を初めとする新興国の台頭により
日本がこれまで維持してきた経済大国、
技術立国としての地位が脅かされているのは変わりありません。
多分産業構造は変わるだろうし、国際的な平均との比較で
相対的に平均収入は減るでしょう。
ただ、経済大国とか、技術立国とかの状況ってのは
ホンの最近成り上がっただけの話で、
例えば戦前どうだったかというとそんなことはなかったわけです。
では戦前、日本のアイデンティティが無かったかというと
全然そうではなかった、、と感じています。
日本人の良いところは
穏やかで、清潔、勤勉、強欲をよしとせず、
公徳心が高いこと、ストイック、質素倹約に美学を感じるところ 等々
と私は思います。
世界で何番という経済規模からは程遠かったけれど、
明治、大正、昭和初期の暮らしは自立した幸せと
尊厳のあるものだったと推測しています。
結局のところ、みんなが幸せに暮らせればよいわけで、
幸せに暮らすために最も必要なものは人なんだと思うんです。
お金は最低限でよいと。少なくとも世界一や二位である必要は全くない。
日本は資源はないけど、食うに困るほど貧乏になる理由もない。
逆に経済的に強かったとしても、賄賂が横行したり、
自分さえよければ、、という人ばっかりだったり、
甚だしい情報操作されていたり、貧富の差が激しいと
結局幸せじゃ無いのでは?
と思います。
経済的な強さを考えて将来を憂い、
若者の上昇志向の薄さを嘆く昨今の風潮でありますが、
実は若い人たちはもうモードを切り替え済みで
他人との比較による幸せ、ではなく、本当の幸せ
を追求するモードに入っているだけ、、
我々がそれについて行けてないだけ、、 なのかもしれない、、
なんていうふうに思うわけです。
Posted at 2010/05/02 10:56:29 | |
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日々の徒然 | 日記