
製品版、お披露目です

バブリングブースターはただの接続パイプではなく、バブリングと同じ機能を持ったミニマムサイズのバブリングです!
ガソリンエンジンのブローバイは、ヘッドカバーに設けられている部分(

とします/画像だとバブリング)とPCVバルブ(

とします/画像だとブースター)からとの2系統が作用しています。
※実装した画像
低回転時には

からフレッシュエアーを導入しブローバイを循環、

のみでブローバイを排出しています。そして回転が上がるにつれて

に負圧が作用して、それまで吸入していた作用が反転し、今度はブローバイを排出する仕組みです。この際

には負圧がほとんど発生せず、

からをメインとしたブローバイ排出が行われています。どの回転域から

と

の排出比率が反転するのかは不明ですが、街中走行などの低回転時は

からのブローバイ排出がメインとなっているようです。
つまり細くて目立たない

からのブローバイ排出が低回転時のメイン的な役割を果たし、中高回転域では

からの排出量が勝るので、

がメイン的な役割を果たしているということです。
さて吸入から排出に移行する

と高回転時には働きが低下する

ですが、これをバイパスさせることにより、低回転域から高回転域までブローバイ排出作用するようにしたのがクロスアダプターの存在。
低回転時には通常吸入作用していた

にバブリングを装着することにより、吸入ではなく、排出を行わせます。この時点で

だけに行わせていた排出を、

にもさせています。
そして回転が上昇、今度は

の機能が低下し

がメインとなるところを、

にも積極的に排出を行わせています。
低回転時にはバブリングがクランク脈動に呼応しブローバイを排出、回転上昇と共にこの作用へエアーダクトを通過する吸入空気流速から発生する負圧がプラスされ、さらにブローバイを排出する仕組みです。極端に例えると純正状態では

か

いずれかが行っていたブローバイ排出を、

と

双方に行わせています。
以上のことから、低回転時から高回転時にいたるまで効率的にブローバイガスを排出することが可能としました

単品装着でも効果のあるバブリングですが、その機能を増幅させるのがバブリングブースターの存在です
ヘッドカバー上部に全ての機能を集約してありますので、メンテナンス性も向上!見た目の部分でもメカニカルな美しさを備えることができました
再三申し上げていますが「ガソリンエンジン専用」です
ちなみにこの類のネタにはハイエーサー以外の訪問者も訪れるので補足しますが、ガソリンエンジンであれば「かなり」の車種に導入可能です

Posted at 2009/06/04 11:16:49 | |
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ハイエース200トランポ/動力系 | クルマ