2007年12月07日
昨日、ふと入った定食屋でコロッケ定食みたいなのを注文した。
それには目玉焼きが付いてきたのですが、それを食べた時に
懐かしい味がした。
中学卒業と同時に北海道の実家を飛び出して富山県へ...。
当時は「普通のサラリーマンで一生を終わりたくない」
というよくありがちな理由で家を出た。
当然親からは
「アホな事言うなっ!!」
と言われるも、とにかく普通に高校に進学し普通に大学に行き
普通の会社に就職し、という人生が嫌でこのまま家にいては
そういう人生になってしまうと思い込み家を出た。
今思うと、あの頃は若かったなぁ、と(笑)
そんな状況で家を出ているので仕送りなんかは期待できるはずもなく、
とにかくお金がなかった。
住んでいた場所は、駅からかなり離れた場所にあり自転車かバスに
乗らなければ日用品の買い出しもままならない場所だった。
が、わずか数百円のバス代も出せず10キロ以上の道のりを歩いた事も
数知れず。
閉店セールとかに買い物に行って終電が終わってしまい、泊まるお金がなくて
そこら辺で野宿、とかもあった。
当然、自転車なんか買うお金もなかった。
幸い、親戚が県内にいたので、たまにバイトまがいな事をして少し
お金をもらったりしていた。
お金が入るとおいしい物を食べたくなる。
今から考えると全然高級な食べ物でも何でもないが、当時は近くの定食屋に
あった500円くらいの丼物がとても美味しく、高級な食べ物の様に思って
いた。
そこの丼には目玉焼きが入っていたのだが、そこの目玉焼きの味と
昨日食べた目玉焼きの味が何となく似ていると思った。
当時の味を思い出すと共に、当時の思い出も思い出す。
「普通のサラリーマンになりたくない」
と言って家を出たのに、今はサラリーマンをしている。
家を出てしばらくしてから、雇われている人はみんなサラリーマンなのだ
と言うことに気が付いた。
そんな当然な事も当時気づかなかった事は、今考えるとかなりお粗末な事だし
あまりにも世間知らずすぎた。
今、サラリーマンだが、どこにでもあるような会社じゃないし、
今の部署は上司も部下も居なくて1000万単位のお金を自分の裁量で
動かしている。
とりあえずは中学の頃思っていたサラリーマン像とは違うので良しとしとこう
かなぁと。
わずか数百円のお金も出せなくて泣きそうになっていたあの頃に比べれば、
今は車を所有し怪しいながらも一軒家に住み毎週それなりに遊べるお金も
ある今の状況は結構満足です。
まぁ、そんなこんなで夜桜会忘年会の場所と名前は~、
・名前 もつ鍋居酒屋「潤」
・場所 大阪市東淀川区東中島4ー1-15 久保田マンション1階
となっております。
Posted at 2007/12/07 13:09:37 | |
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