ビルシュタイン B6+STI コイルスプリングに交換 フロント編!(1/2)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
★★ |
作業時間 |
6時間以内 |
1
念願のビルシュタインB6+STI スプリングに交換 フロント編です。
リア交換の翌週の作業です。
リア交換に続きお手伝いいただいたXT-MAXさんに加え、dunkeldさん、肉玉さんにお手伝いいただきスタートです(^o^)/
2
フロント左右をリフトアップしリジッドラックに載せ、ホイールを外します。
必ず左右共にリフトアップしないとスタビライザが効きっぱなしになるため、フロントアームが下りずサスペンションを外した際にドライブシャフトに当たってブーツなどを傷つけてしまいます。
まずはショックアブソーバーとフロントアクスルの連結部のアジャスティングボルトとショックに合いマークを付けます。
上側のみ偏芯ボルトになっており、キャンバー角が調整できるようになっています。
なので印を付けておかないと元の角度が分からなくなり、取付けの際にキャンバー角がズレて最悪の場合、左右がバラバラになってしまいます。
今回の車高がフロント側で25㎜下がったので、最終的にはアライメント調整を行いましたが、サスペンションが馴染んでアライメントを調整できるようになるまでは純正のキャンバー角に合わせておきます。
アジャスティングボルトの下側のボルトは普通のフランジボルトです。
3
ブレーキホースブラケットを外します。
ABS車速センサーハーネスのクランプを外します。
ABS車速センサーハーネスのクランプはクリップ構造でステーに留められているので、マイナスドライバーの先端でクリップを外します。
ハーネスの先端はフロントアクスルにボルト止めされていますので、引っかかって破損しないように注意!
アジャスティングボルトとフランジボルトを抜き取ります。
ボルト側は固定しナットを回して取り外し、プラスチックハンマーで軽く叩きながらボルトを抜き取ります。
ボルトを抜き取るとフロントアクスルが分離されるので、フロントアクスルを持って真っ直ぐゆっくりと手前(外側)に倒して抜き取ります。
抜き取ったフロントアクスルは前後方向に倒れるのでゆっくり倒しておきます。
4
次はショックアブソーバーの上部、アッパーマウントを車体から外します…が、
ここで注意!
ショックを外した瞬間にドライブシャフトの上に落下させたり、外したショックをタイヤハウスから抜き取る時に、ショックの下側でドライブシャフトのブーツを傷つけると、最悪の場合ブーツに穴が開きグリスが漏れ出します。
見てもよく分からないような小さな穴でもドライブシャフトが回る遠心力でグリスは漏れ、ホイールの内側や周辺の部品にグリスが飛び散ります。
グリスが無くなると最悪の場合、内部のジョイントが破損します。
ブーツに穴が開いていると車検も通りません。
ドライブシャフトのブーツ…エンジン側と車輪側にありますが、修理となるとエンジン側は分解修理でブーツ単品の交換が可能なのに、車輪側のブーツはフォレスターの場合、スバルディーラーで非分解部品となっており、ドライブシャフトごとの交換が基本となります。
確か工賃込みで10万円前後だったはず…シャレになりません。
必ず不要になった毛布やマットなどをドライブシャフトの上に敷いて保護しましょう!
ディーラでも、もしもの時の為に毛布で保護して作業しているとのことでした。
訳ありで10回以上フロントのサス交換をした私…1回ブーツにぶつけてしまいまして…穴開きました(ノД`)・゜・。
ディーラーではドライブシャフト交換と言われ…ショップでブーツのみ交換…しかし一度はグリス漏れと安くは済んだものの大変でした…(´ω`。)
5
ボンネットを開けてアッパーマウントの固定ナットを外していきます。
3つ外すとショックは車体から外れます。
お手伝いいただける方がいれば、落下しないようスプリング部を持ってもらいましょう。
一人作業の場合は片手でスプリングを持ち、片手でナットを外しても作業は可能です。
但し、落下させないようしっかり持って支えましょう。
車体外側にあるナットを最後に外すと、ショックを若干外側に倒しながら作業できるので楽だと思います。
ABS車速センサーハーネスに引っ掛けて破損させないよう注意します。
6
純正ショックからアッパーマウントを取り外し、新しいショックに移植します。
新しいショック用にアッパーマウントとスペーサー、スプリングシート、ラバーシートを購入しておけばこの作業は不要です。
セットのまま保管しておけば、いざメンテナンスで交換って時に楽ですね。
私は純正ショックをBILSTEINの下取りにしたので、分解してショックアブソーバーのみを発送します。
移植する場合でも既に走行距離が多い場合はアッパーマウントは交換しても良いかと思います。
7
スプリングコンプレッサーでバネをフリーになるまで圧縮します。
スプリングコンプレッサーは外れると大けがにつながるので、対角に取付け、均等に圧縮します。
上の写真ではアストロプロダクツのスプリングコンプレッサーを使用しています。
リアのスプリング圧縮では問題なく作業できたのですが、巻数が少なく1巻分しか爪が掛けれないフロントのスプリングでは、ネジのガイド部が長く(寸法線箇所)、爪同士が接触するまで圧縮してもスプリングがフリーになりませんでした。
2人作業でアッパーマウントを上から体重をかけて押さえてもらうと何とかなりますが、1人で交換するときは苦労します(^_^;)
下の写真のような、2つの爪の間隔がより縮められるタイプのスプリングコンプレッサーをお勧めします。
8
アッパーマウントを固定しているトップナットを取り外します。
この作業では貫通ソケットレンチが必要です。
トップナットに貫通ソケットレンチを嵌めこみ、ピルトンロッドの先端の六角穴に六角レンチを差し込みます。
六角穴は小さいうえにナットの緩め、締付けの際には大きな負荷がかかるので、六角レンチはボールレンチでないものを使います。
できればラチェットハンドルにロングヘキサゴンソケットを取り付けて作業したほうがよいです。
ナットが固着して緩まない場合は、電動インパクトレンチを使うと回せる場合があります。
プロの方も緩まない場合はインパクトレンチを使うそうですが、ショックにはあまりよくないようです。
回らない場合は無理せずプロの頼んだ方が無難です。
六角穴を潰すと後が大変…メーカー修理が必要となります(TДT)
(2/2)に続く
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