東京都千代田区に鎮座する神田明神。
日本の代表的サブカルチャー、「オタク文化」の中心である秋葉原の近隣にあり、周辺は「ザ・トーキョー」といった街並みが広がっています。
しかし、ここに足を踏み入れたら別世界。
境内は「純日本」な雰囲気に満たされていて、ここが現代の代表的な都市TOKYOであることを忘れてしまうほどです。
あまり宗教に興味が無いとは言え、僕も日本人。
今回ラブライブの聖地巡礼という理由で訪れましたが、写真を撮影して「はい。お終い。」というわけにもいかず、しっかり作法にならって「写真を撮らせていただきました。ありがとうございました。」とお参りをしてから現地を後にしました。
と言うのにも理由がありまして。
今回、ラブライブの舞台を自分なりに感じて綺麗な写真を撮影して残したいと思い、人が少ないく雰囲気の良い時間である、日の出時刻直後を狙って現地入りをしました。
「早朝なら人も全然居ないだろうから撮影しやすいだろう。」
そんな考えでいました。現地に行くまでは。
しかし、実際に行ってみたらどうでしょう。
早朝、しかも平日であるにも係わらず、人混みになっていると言うわけではありませんが次々と多くの人が訪れ、神田明神でお参りをしている光景を目にしました。
出勤途中にお参りをする方、散歩の中でお参りをする方、たくさんの人の生活の一部にこの神田明神は欠かせない存在なのだと。
ラブライブファンにはお馴染みのこの神社。
μ'sの始まりからトップに上り詰めるまでを静かに見守ってきた”μ'sの母”の様な存在であり、ラブライブ!の舞台=神田明神と言っても過言ではないでしょう。
しかし、それ以前に現地の方々の心の拠り所であり、昔から周辺の地域を見守ってきた偉大で神聖な場所であることをまざまざと見せ付けられ、これはラブライブ!という作品の為だけに訪れ、ただ写真を撮って何もせずに去るだけでは祭神、そして現地の方々に対して大変な失礼に当たると思い、最低限のお参りをした上でしっかりとお礼をいわなければならないと思った次第であります。
やはりまだまだ浅いとは言えファンの一員である自分としては好きな作品を汚すような振る舞いはできませんからね。
好きだからこそ、周りの目を気にしてその作品に対して悪い思いだけは持たれない様に考慮するのも、ファンとしての作品に対する愛情だと僕は思うのです。
話が逸れましたが、神田明神。
TVアニメ ラブライブ!では幾度と無く登場し、ラブライブの聖地巡礼といえばまずはこの地が多い浮かぶのではないでしょうか。
明神男坂。
ここが一番の見所でしょう。
μ'sメンバーが基礎体力を付ける為の走り込みで使用していた階段。
μ'sの始まり場所。
この階段の写真を見るだけでμ'sメンバーの声が聞こえてくるような錯覚に陥りますね。
μ'sがバラバラになってしまう危機に陥った時に、にこりんぱなが穂乃果ちゃんを不器用ながら励ましたのもこの場所。
このマンホールを見るとにこちゃんを思い浮かべてしまいます。
「ズルでもなんでもいいのよ…ラブライブに、出場できるなら…」
にこちゃんのアイドルに対する強い想いが伝わってくるワンシーンです。
ダンスの練習はここでやってましたね。
2年生の3人が「ずっと一緒に居ようね!」と誓い合ったのもこの場所。
本大会前日、メンバーとの最期の練習の後の別れが名残惜しくてなかなか帰れなかったのもこの場所。
ラブライブの第二回大会への出場を決めたのも。
μ'sは皆があってこそのμ'sであると気がついたのも。
ぱっと思い出すだけでもたくさんの思い出が詰まった場所。
それが神田明神。
そこに、ラブライブの最初にも最後にも出てきた桜の咲く時期。
出会いと別れ、始まりと終わりの時期に行くことができたことを嬉しく思います。
終わり。
Posted at 2015/04/06 22:38:17 | |
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