スバル、顔認識技術搭載の新型「フォレスター」世界初公開 日本は6月末発売か
■ドライバーの顔を認識する5代目の新型フォレスター
スバルが5代目となる新型「フォレスター」を日本時間の3月29日、米国で開催されているニューヨークオートショー2018で世界初公開しました。
スバルのSUVフォレスターは、グローバルで見るとスバル車で最も売れているクルマです。今回、初公開された新型フォレスターは、米国仕様となり、北米では2018年秋から販売を開始するとアナウンスされました。
新型フォレスターの特徴は大きく4つとなります。
1つ目は、ドライバーの顔をモニタリングすることで、ドライバー個々の設定に対し、メモリー状態に自動でセットされる、スバル初の技術「ドライバーモニタリングシステム」を採用したことです。
このモニタリングシステムは、まずドライバーが運転席に乗り込むと、ダッシュボード中央にあるカメラでドライバーの顔認識を行います。イメージは、iPhone Xの顔認識機能と同じです。この顔認識によりクルマ自体が乗り込んだドライバーが誰なのかを判断してくれます。
その後、メモリーされているドライバー個々の設定状態に自動で修正してくれます。このメモリー機能は、よくあるシートメモリー機能だけではなく、ドライバー個々が設定していたドアミラーの角度まで対応しているとのことです。
また、目の動きを見ていることで、脇見や居眠りも推定して注意を促してくれるという安全運転サポートもしてくれます。
新型フォレスターのトピックスはこれだけではありません。2つ目は、現行型インプレッサから導入された、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)を採用したことで、クラストップレベルの衝突安全性能・危険回避性能や快適な乗り心地も実現したとのことです。
3つ目はパワートレインで、先に発表された一回り大きなSUV、新型「アセント」にも搭載される新開発2.5リッター水平対向4気筒直噴エンジンを搭載。これに7速マニュアルモード付のCVTを組み合わせ、従来型よりも運転の愉しさを向上させているそうです。
そしてもうひとつ、スバル独自のシンメトリカルAWDと進化したX-MODE搭載により、SUVらしい悪路走破性を高めたことです。
■新型フォレスター、日本での発売時期は6月末か
「ぶつからないクルマ」として自動ブレーキを世に知らしめたスバルの運転支援技術「アイサイト」も全車標準装備。新型フォレスターに採用されるアイサイトの仕様は日本と米国では異なりますが、日本で発売される新型フォレスターには、新型レヴォーグから採用されている「アイサイト・ツーリングアシスト」が採用されるはずです。
米国での発売時期は正式にアナウンスされましたが、気になる日本での発売時期はいつになるのでしょうか。
スバル販売店の方から伝え聞いた話によると、「4月中旬には現行フォレスターの生産が打ち切られる」とのことでした。また「新型フォレスターの発売時期は6月末ごろになるのでは」というのです。
今回、北米で世界初公開となりましたが、発売時期は日本の方が早いということなのでしょうか。新型車両ということで、認証の問題もあるでしょうが、早ければGWの初めには予約販売も開始される可能性が高そうです。
新型フォレスターは、写真で見てもお分かりの通り、スバルのモータースポーツ部門を担うSTIが手がけた「スバルXVハイブリッドtS」のような、カジュアルスポーティなオレンジを配した外観の仕様とノーマルモデルの2タイプが用意されています。
安全と愉しさをカタチにしたスバルの新型フォレスター、人気のSUVカテゴリーの新型モデルということで、注目される1台になりそうです。
【新型フォレスター(米国仕様)の主要諸元】 ・ボディサイズ : 全長×全幅×全高=4625×1815×1730mm・ホイールベース: 2670mm ・最低地上高 : 220mm・エンジン : FA25型 2.5L 水平対向4気筒 DOHC 16バルブAVCS直噴・排気量 : 2498cc・出力 : 182hp/5800rpm・トルク : 176lb-ft/4400rpm・トランスミッション: リニアトロニック(CVT)・駆動方式 : シンメトリカルAWD・タイヤサイズ : 225/60 R17、225/55 R18・乗車定員 : 5名
【ニューヨーク国際自動車ショー2018】LEXUS並み! と感じたSUBARUブースのおもてなしは?
いろんなショーにも行きますし、出展側になるときもある展示会ですが、そこで気になるのがカーペットです。
コンクリートのままだと、見て回るほうもブースに立ってるほうもとても疲れます。
特に、立っている女性などヒールを履いていたりすると顕著なようですが、床にカーペットが敷かれてないと、すごく疲れるんだそうです。
ところが、このカーペット、出展側からするとブースのイメージカラーにするのが大きな目的で、そこで働く人のために敷いてあげるという気持ちはほとんどないかと思われます。
今回のニューヨーク国際自動車ショーでは、レクサスブースには普通より分厚い、ふかふかのカーペットが敷かれていたのに気付きました。
明らかに段差がわかります。その厚さおよそ2.5cm(目視と手触りで判断)でしょうか。
同じグループのトヨタブースはおよそ1cm程度でした。
そして、スバルブースにも同じくらいの厚みのカーペットが敷かれていたのです。
トヨタグループのブースで差をつけるためにレクサスはやったんだと思います。それだけレクサスブランドはトヨタブランドより高級でおもてなしの心を持っているということでしょうか。
しかし、失礼ながらプレミアムブランドではないスバルでは、そこにお金をかける必要があるの?と疑問にも思えます。
けれど、今回発表された5代目フォレスターのコンセプトの一つに「乗員全員に快適さを届けたい」というキーワードがあります。例えば後席の乗り心地、後席のエアコン吹き出し口とUSBジャックなどが代表例ですが、その発表の場であるブースをおもてなしでまとめたということでしょう。
そこには、新生SUBARUが一貫して貫いてきた「LOVE=愛」もおのずと感じられずにはいられない、そんなニューヨークのSUBARUブースでした。
(clicccar編集長 小林 和久)
スバル フォレスター 新型、「これまでのお客様も裏切らないように進化させた」日月丈志専務
SUBARU(スバル)は28日(日本時間29日早朝)、新型『フォレスター』をニューヨークモーターショー2018で発表した。
フォレスターは1997年に初代がデビューし、今回のモデルで5代目となる同社のグローバル最量販モデルだ。新型に加え、ブース並ぶのは歴代のモデルたち。プレスカンファレンスではその歴史と進化の過程を振り返った。
代表取締役専務執行役員の日月丈志氏は、「アメリカでは4分の1、地域によっては半分を占めるマーケットでの重要モデルだが、一方でフォレスターにずっと乗っていただいているお客様もいるので、そういった方たちの期待を裏切らないことが責務だった」と話す。
SUBARU GLOBAL PLATFORMを採用し、新開発の2.5リットル水平対向4気筒エンジン直噴を搭載。衝突安全機能も向上させた。パッケージングの合理性はこれまで通り踏襲し、「同じセグメントの車種と比べるとそれほど大きい方ではないが、中に入ってみると非常に広々としている。視界がよく、乗ると安心できるエアリーな空間を提供できた」(日月氏)という。
フォレスターとして重要なオフロード性能も進化した。四輪駆動システム「シンメトリカルAWD」の採用により、悪路や濡れた路面、高速道路などシーン問わず安定した走行が可能。滑りやすい路面等でエンジン、トランスミッション、ブレーキ等をコントロールするX-MODEの制御を最適化することで、さらに走破性をアップしている。
また、スバル車初の新機能として「ドライバーモニタリングシステム」も搭載した。これは、ドライバーの覚醒状態を監視し、脇見や居眠りを推定して注意を促す安全運転サポート機能だが、顔認証のシステムを活用してシートポジションを5人まで登録するなど、パーソナライズなサービスも提供できる。日月氏によれば、「車としていかにサービスを提供していくか、という考え方に基づいている。アイサイトは自動運転を目指すというよりも、ステップバイステップで機能を進化させ、お客様に向けて出していくという考え方で開発している。今回、デバイスの開発タイミングが新型フォレスターの発表に合致した」とのことだ。
フォレスターの強みについて聞くと、「機械としての機能だけではなくて、培ってきた信頼がある。AWDもSUVも衝突安全もずっと昔からやっており、歴史を積み重ねたきたからこそお客様のことがわかっている。ベースのプラットフォームが変わったことにより、乗り心地や操縦性も高くなった。日本でも出すので、ぜひ日常使いからウィークエンドライフの楽しみまで、色んなシーンで活躍させてほしい」と語った。
スバル フォレスター 新型、最新アイサイトを全車に標準装備…ニューヨークモーターショー2018
SUBARU(スバル)は、米国で開幕したニューヨークモーターショー2018で初公開した新型『フォレスター』の全車に、最新の「アイサイト」を標準装備すると発表した。
フォレスターは、『レガシィアウトバック』と並ぶ米国市場におけるスバルの主力車種。現行モデルは2012年秋、ロサンゼルスモーターショー2012で発表された。ニューヨークモーターショー2018で発表された新型は、5世代目モデル。およそ6年ぶりにモデルチェンジを受けて登場した。
スバルは最新のアイサイトを、新型フォレスター全車に標準装備。また、後退時自動ブレーキにより、車両後退時の衝突回避または衝突による被害軽減を実現。後側方警戒支援システムにより、自車の後側方から接近する車両を検知。ステアリング連動ヘッドランプの設定により、明瞭な夜間視界を確保。ハイビームアシストにより、夜間走行時の視認性を向上させた。
さらに新型フォレスターには、「ドライバーモニタリングシステム」(米国仕様システム名称「DriverFocus」)を採用。これは、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知する機能だけでなく、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整する乗員認識技術となる。
スバル フォレスター 新型にWi-Fi ホットスポット搭載…ニューヨークモーターショー2018
SUBARU(スバル)は、米国で開幕したニューヨークモーターショー2018で初公開した新型『フォレスター』に、最新のコネクティビティを採用すると発表した。
新型フォレスターの特徴のひとつが、充実した最新のコネクティビティ。Wi-Fi ホットスポットやリモートエンジンスタートなど、機能を大幅に進化させたテレマティクスシステムを搭載する。
また、新型フォレスターには、8インチ化されたナビゲーションを設定し、最新のインフォテインメントシステムを採用。アップルの「CarPlay」やグーグルの「Android Auto」の利用を可能とするなど、コネクティビティが強化された。
さらに、前席に加え、後席用に最大2.1A出力の充電USBポートを装備。きめ細やかな空調設定ができ、乗員数に応じた空調作動が可能な空調HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)をスバル車で初採用している。
スバル フォレスター 新型に「スポーツ」、ドライブアシストSI-DRIVE搭載…ニューヨークモーターショー2018
SUBARU(スバル)は、米国で開幕したニューヨークモーターショー2018で初公開した新型『フォレスター』に、「スポーツ」グレードを設定すると発表した。
スポーツはアウトドアを楽しみたい顧客に向けたスポーティグレード。フロントのスポーツグリルは、ブラックのグロス仕上げ。ルーフスポイラーや18インチアルミホイールも、ブラック仕上げとした。アンダーガードやルーフレールには、オレンジのアクセントが配される。
インテリアは、ダークグレーとブラックをベースに、センターコンソールやシートステッチにオレンジのアクセントカラーを配した。これにより、アクティブさを強調している。
スポーツグレードには、「SI-DRIVE」も搭載。SI-DRIVEは3つの走行特性を使い分けることができるスバル独自のドライブアシストシステム。エンジン性能を最大限に引き出すレスポンス重視の「スポーツ・シャープモード(Sシャープ)」。どの車速域からでもリニアな加速が可能な「スポーツモード(S)」。さらに、エコドライブを追求する「インテリジェントモード(I)」から選択する。
ドライバーは、センターコンソール上のSI-DRIVEセレクターを操作。これにより、エンジンの出力特性が変化する、としている。
【ムービー】日月専務に直撃! スバル新型フォレスターは一番ユーザーのことがわかっているSUV
ずっと乗っていただいているユーザーを裏切ってはいけない
4月8日まで開催されているニューヨークオートショーにて、スバルの人気SUVであるフォレスターがワールドプレミアされた。5代目となる新型を開発するにあたり、どのような思いが込められたのだろうか?
会場でモータージャーナリストの山本シンヤさんが、日月専務にインタビューを行った模様を動画でお届けしよう。
VIDEO
まだ日本仕様の詳細が発表されていないけど、実際このまま出てくるのかね
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富士重工 | 日記
Posted at
2018/04/05 00:40:51