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2019年12月16日

またヤナセで販売になるのかな?PSAの販売店で併売??

またヤナセで販売になるのかな?PSAの販売店で併売?? オペルが日本へ再上陸、 導入されるモデルを大予想! 一世を風靡したヴィータやアストラはいま?

およそ13年前、2006年まで日本での正規販売をされていたドイツブランド オペル(OPEL)が、「2021年夏に日本に再上陸する」という報道があった。現在、オペルを傘下におくPSA(プジョーシトロエングループ)が公式に発表したわけではないが、ここではオペルの現行ラインアップをおさらいし、日本への導入の可能性を考えてみた。

大衆車中心のオペルラインアップ、15年ぶりに日本再上陸か
過去、ヤナセやいすゞディーラーなどで販売されていたドイツブランド「オペル(OPEL)」が、日本へ再上陸することになるようだ。各種報道によれば「2021年夏からオペルの販売を始める予定」で、販売網の準備段階だという。東京・大阪・名古屋の三大都市圏から販売をはじめ、その後に拡大する計画もあるという。

長年ゼネラルモーターズ(以下、GM)の傘下だったオペルは2017年、プジョーやシトロエン擁するPSAグループに買収された。そのため最新のオペル車は、同グループブランドの車種とコンポーネントを共有し、日本国内のPSAグループ販売網で流通されることが可能となった。パーツ供給体制やメカニック育成でもシナジー効果が生まれ、アフターサービスの心配もないということだ。

アウディやBMW、メルセデス・ベンツといったドイツプレミアムブランドとは異なり、オペルはリーズナブルで実用的な中・小型車中心のブランドとして知られる。まだ日本導入モデルは明らかになっていないが、果たしてどの車種が日本に上陸するのか。期待に胸を膨らませながら、本拠地・ドイツでの現行オペル車ラインアップを見てみよう。

GM傘下時代モデルは導入される可能性が低い
現在の乗用車ラインアップは小型車のアダムからSUVのグランドランドXまでいくつかあるが、日本導入の可能性を考える上で踏まえておくべき事項が「そのモデルがGM時代のものなのか、PSAになってからなのか」ということだ。アフターメインテナンスやパーツなどの面からGM時代のモデルを導入してくることは考えにくい。

そこで、GM傘下の時代に開発/投入されたモデルたちをピックアップしていこう。まずは欧州で人気のBセグメントコンパクトカーから。オペルブランドのエントリーモデル「カール」とプレミアム志向の「アダム」は、現行ヴィッツやフィットといった国産モデルよりも、ボディサイズは小さい。カールは1L、アダムは1L~1.4Lガソリンエンジンを搭載する。アダムSという1.4Lターボ(150ps)のスポーツモデルも存在するが、現行モデルは新オペル販売網で扱われないだろう。

また、アダムとカールには「ロック」のサブネームが与えられたSUVルックのクロスオーバーモデルがある。ファッションとしてSUVを楽しむにはうってつけだが、ベースモデル同様に日本導入の可能性は低い。

C・Dセグメントクラスを担当するのが「アストラ」だ。日本にも初代から3代目まで、輸入実績があるので覚えている人も多いだろう。現行モデルのエンジンは1.2Lガソリンターボと1.4Lガソリンターボ、1.5Lディーゼルターボが搭載される。ただ、2015年に発売されたGM製であり、日本導入は次期モデルに刷新されてからだろう。

Eセグメントの「インシグニア」は、かつて日本にも輸入されていたベクトラの後継車種だ。ボディバリエーションは4ドア+ハッチバックの「グランドスポーツ」とステーションワゴンの「スポーツツアラー」、さらにスポーツツアラーのクロスオーバーSUV「カントリーツアラー」と多彩なラインアップ。

ボディサイズはグランドスポーツで全長4897×全幅1941×全高1455mmと、Eクラスや5シリーズなどに迫る。搭載エンジンは1.5Lガソリンターボ、1.6Lと2Lディーゼル、2Lディーゼルツインターボの4機種だ。しかしながら、オーストラリアではホールデン コモドアとして販売されているGM製モデルであり、日本上陸の可能性は低そうだ。

オペルのSUVは3車種あるが、そのなかでも「モッカX」は2013年から販売されているBセグメントのコンパクトSUV。2016年のマイナーチェンジで最新オペルデザインを取り入れた欧州での人気モデルではあるのだが、GM製ゆえ日本導入の可能性は低い。

最後にEV(電気自動車)だ。オペルでは車名の後に「-e」が付くとEVの意味となり、EV専用車のアンペラ-eも販売されている。Bセグメントの5ドアハッチバックBEVで、全幅以外はほぼシエンタ並みで扱いやすいサイズだ。ただしこれもGM製でシボレー ボルトEVの兄弟車となる。

日本導入の可能性が高いのはこれだ
さて、ここからはPSA傘下となったあとに開発されたモデルで、日本でのディーラー網が確立された暁には販売される可能性もある、オペルの最新モデルたちをピックアップしていこう。

「コルサ」はオペルのコンパクトカーラインアップの中でも上位車種にあたる。日本にも2代目、3代目モデルが輸入されており、「ヴィータ」と言えば思い出す人も多いだろう。5代目にあたる現行モデルはGM製だが、すでにPSA製の6代目モデルが発表されており、この新型が2021年から日本へ輸入される可能性は高いと思われる。

パワートレーンは1.2Lガソリン(75ps)と1.2Lガソリンターボ(100ps/130ps)、1.5Lディーゼルターボ(102ps)のエンジン仕様、さらに電気モーター(136ps)仕様が用意される。車両価格は1万3990ユーロ(1.2L NA・5速MTのみ)からとなるが、日本に導入されるなら8速ATのある1.2Lターボだろう。その車両価格1万9290ユーロを日本円に換算すると235万円程度。ボディサイズは全長4060×全幅1765×全高1433mmで、価格・サイズともにフォルクスワーゲン ポロにごく近いものとなりそうだ。

BセグメントのコンパクトなSUV「クロスランドX」も日本への導入が期待できる。プジョー 2008とコンポーネントを共有する兄弟車で、全長4212×全幅1765×全高1605mmというボディサイズはトヨタ C-HRやマツダ CX-3などと同等の大きさ。トヨタ ラッシュ/ダイハツ ロッキーも含め、こうしたコンパクトSUVの人気ぶりでもわかるように、日本でも注目を集めることとなりそうだ。

搭載エンジンは1.2Lターボ(110ps/130ps)と1.5Lディーゼル(102ps)の2種類で、車両価格は1万8750ユーロ(日本円で約226万円)~2万5970ユーロ(同・約313万円)で販売されている。

「グランドランドX」は、プジョー 3008やシトロエン C5エアクロス、DS 7クロスバックといった兄弟車種を持つPSA製のCセグメントSUVだ。1.6Lターボ(180ps)や2Lディーゼル(177ps)といったエンジンラインアップを持つが、兄弟車が日本仕様で搭載していない1.5Lディーゼル(130ps)が導入されれば、差別化もできておもしろい展開となりそうだ。

最後にコンボ ライフとザフィーラ ライフ、ふたつのミニバンラインアップを紹介しよう。

コンパクトなコンボ ライフは、2019年10月に日本でも発表されたシトロエン ベルランゴとプジョー リフターの兄弟車種で、全長4403×全幅1848×全高1841mmというボディと左右スライドドアを持つMPVだ。どちらも発表以来想像以上の注目を浴びているだけに、オペル コンボライフも導入されれば、PSAによるルノー カングー包囲網がさらに強化される形だ。

ザフィーラ ライフはさらにボディの大きなミニバンで、その名前は聞き覚えもあるだろうが、現在では商用車ベースの乗用ミニバンとなっている。全長をストレッチさせた3つのボディがあり、約4.6mの「S」と約5mの「M」、約5.3mの「L」とわかりやすい展開。全幅が約1.9mとかなり大きく、「M」であればトヨタのアルファード/ヴェルファイアに近いものだ。もちろんPSAグループからのOEM車なので、アフターサービスも万全だ。

いずれの車種も欧州で展開されているモデルで、すべてが日本に導入されるわけではないだろう。しかし、ヴィータ(コルサ)の再来やコンパクトSUVの新規導入など、楽しみが増えることは大歓迎である。(文:猪俣義久)



独ブランド「オペル」が日本に帰ってくる? 勝算はあるのか

最新の「オペル・コルサ」はプジョー208などと同じプラットフォームを使用

かつて日本でも販売されていたドイツの大衆車ブランド「オペル」が日本での販売を復活させるという報道があります。はたして、オペルの日本再上陸に勝機はあるのでしょうか。

1990年代、日本に導入された当時のオペルはGM傘下の企業でした。しかし、いまは違います2017年にPSAグループの一員となっています。つまり、自動車のブランドでいえば「プジョー」、「シトロエン」などと同じグループに属しているわけです。そして、2019年になって早くもアライアンス効果は出始めました。オペルの主力モデルである「コルサ」がPSAと共通プラットフォームを採用してフルモデルチェンジを果たしました。

「コルサ」といえば、日本ではトヨタに同名のモデルがあったことから「ヴィータ」という名前で売られたことが思い出されます。それまでオペルという名前は聞いたことがあってもクルマは見たことがないという日本の輸入車ファンに、オペルを印象づけたのがヴィータです。ドイツ車らしい装備とリーズナブルな価格がオペルのイメージとなりました。ヤング層にふさわしいドイツ車というイメージも作り上げたのがヴィータでした。

おそらく日本に再上陸するというオペルにおいても「コルサ」が主力モデルとなることでしょう。その現行モデルは欧州で2019年に登場していますが、PSAグループのリソースを活用したものとなっています。具体的にはプジョー208と同じプラットフォームを利用しています。当然、パワートレインも共通で3気筒ターボエンジンに8速ATという組み合わせも搭載されています。そして、このプラットフォームはPSAのブランドでいえばDS3クロスバックにも使われていますし、シトロエンC3にも採用される予定です。

ですから、オペルのモデルでも継続生産車ではなく、PSAのプラットフォームやアーキテクチャーを利用したモデルであれば、外板などは別物でも機能部品に関しては共通しているパーツが多いのです。そうなると部品在庫などの面での負担は最小限に抑えることが期待できます。新ブランド導入としてはハードルが低いといそうです。そもそもPSAは同じプラットフォームを複数ブランドで展開するというビジネスモデルですから、オペルを日本に導入すると考えるのは自然なことでしょう。

現在、日本ではプジョー、シトロエン、DSと3つのブランドを展開していますが、シェアやキャラクターでいうとニッチ市場を狙った商品というポジションです。日本での販売を増やすには、同じようにニッチ向けのブランドを追加するというのは合理的な判断ともいえます。

とはいえ、これまで“フレンチ”というキーワードで、とくに日本では圧倒的な存在感、ブランド力のあるドイツ車に対抗してきた日本法人PCJ(プジョーシトロエンジャポン)がドイツ車であるオペルをどのようにアピールするのかは興味がありますし、ハードルの高さも感じます。

1990年代にオペルが日本上陸したときのインポーターはヤナセでした。それまでフォルクスワーゲンを扱っていたヤナセが同じドイツの大衆車ブランドを販売するということで、一般向けのブランドイメージは最初から高めだったという印象もあります。また、日本においてはドイツ車というだけで評価が高くなるブランド性を考えると、プジョーやシトロエンの兄弟モデル的な立ち位置で展開する必然性もないといえます。

もっともグローバル経済が進む社会において、その企業の本社がどこにあるかでブランド力に影響するというのは古い考え方ともいえます。そろそろドイツ車、フランス車、イタリア車といった背景に、クルマの評価やブランド力が左右される時代は終わらせるタイミングなのかもしれません。ですから、再上陸するオペルがどのようなブランディングをするかには興味津々なのです。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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Posted at 2019/12/16 21:08:15

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