2020年12月14日
「スバルマイスターもGRヤリス攻略を開始!」ノーマル状態でライトチューンのGDBインプと同等の速さ!?
スバルチューンの名門らしい盤石のアプローチ
アクアのGRヤリス攻略はオリジナルサスキットから!
4WDのスバル車を精力的に手がけてきたアクアが、新たなデモカーとして迎え入れたGRヤリス。チューニングベースとしての魅力を強く感じただけでなく、「WRC参戦を念頭に置いて生み出されたスポーツ4WDはスバルとトヨタでどう違うだろう?」という探究心も開発着手のきっかけだという。
気になる展開としては走りが痛快に楽しめるストリート仕様、その延長線上でタイムも出せるアタック仕様へと進めていく予定。そうした流れも事前に見据えて、グレードは車重の軽いRCをチョイスしている。
「走り込みや解析はまだまだこれからといった状態ですが、荷重移動でリヤを積極的に動かして旋回していけますし、接地性の高い足回りと相まって、ミニサーキットならタイヤやパッド交換だけでも十分楽しめる素晴らしい仕上がり。車重が軽くてパワフルなパッケージは、まるでGC8のようなイメージですね」とは、代表の竹市さん。
なお、純正の足回りはミニサーキットなら変える必要がないくらいストロークと接地性に優れていると評価。ただ、ロールは可能な限り抑えたい上に腰高なスタイルからの脱却も大切だ。
そんなコンセプトで、最初の一歩として組み込まれたのがエナペタル車高調のプロトタイプ。まずはノーマルの良さを崩さないよう、ハイトのあるスプリングで積極ストロークさせていく味付けにしてみたそうだ。
16インチ仕様となるRCグレードだが、ブレーキの性能は悪くない。ただ、ノーマルパッドは剛性あるペダルタッチに対して踏み足していくと効かないイメージ。そこでウインマックスのAP3で制動力を高めたが、それでも解決できなかったため、パッド以外に原因があるのかを今後探っていくそうだ。
ちなみにパワーチューンは現状では手つかずだが、フットワークなどのチューニングを進めていけば400ps前後が欲しくなると予想。ECU攻略の糸口を探りつつ、純正のピストンやコンロッドを取り寄せて強化品が作れないかどうかの模索まで進めている。
試乗を行ったレーシングドライバーの井入宏之選手は「GRヤリスに乗るのは今回が初めてだったんだけど、ブーストアップ済みと言われても信じてしまうほどのパンチがあった。足回りはニュートラルステアに近い状態で限界を超えた際のコントロール性も素直。これだけのヘビーウエットでもトラクションがしっかりかけられたよ。今後の煮詰めが楽しみな一台やね!」と評価。
フルノーマルでトライしたジムカーナでは、ライトチューン仕様のGDB-F型と同等のタイムを記録したというGRヤリス。アクアでは近日中に機械式LSDを投入し、ファーストステップ的なチューニングを煮詰めていくそうだ。スバルの4WDスポーツチューンで培われた技術力を武器にGRヤリスと向き合うアクア。オーナーはその動向に注目されたし!
●取材協力:アクア 兵庫県多可郡多可町八千代区仕出原699-9 TEL:0795-30-6161
Posted at 2020/12/14 21:47:04 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年12月14日
タイプ992ベースの新型カップカー「ポルシェ 911 GT3 Cup」最終開発仕様を公開
Porsche 911 GT3 Cup
ポルシェ 911 GT3 カップ
2020年12月12日に詳細なスペックを発表
2021年にポルシェ・スーパーカップや世界中で行われているカレラ・カップに投入される、新型ワンメイクレーシングカー「ポルシェ911 GT3 カップ」の開発が最終段階を迎えた。テクニカルスペックを含めた正式発表は12月12日に行われる予定だ。
今回投入される911 GT3 カップは、現行のタイプ992世代のポルシェ911をベースにした初のレーシングマシン。最新カップカーは、これまでの偉大な遺産を引き継いだ1台となる。
1990年の初代デビュー以来、ポルシェはワンメイクカップレーサーを4251台も製造してきた。先代のタイプ991だけでも1410台を製造。このうち991第1世代が673台、2017年から投入された第2世代は737台が、世界各国にデリバリーされている。
世界中の声に耳を傾けて行われた開発
新型911 GT3 カップの開発は、2018年半ばにコンセプトの定義からスタートした。大成功を収めたタイプ991から何を改善すべきなのか、そしてカスタマーはカップカーに何を求めているかが議論されたのである。開発に携わったプロダクトマネージャーのクリストフ・ヴェルナーは次のようにコメントした。
「世界中のレーシングチームやワンメイクレースオーガナイザーと密接に協力しアイデアを交換することは、非常に有益な時間でした。これはポルシェ管轄のシリーズ以外も含んでいます。エンジニアやメカニックだけでなく、ドライバーやチームボスの声にも耳を傾け、現在のマシンの何が気に入っているのか、どの部分の改善が必要なのかを探ったのです」
「どのようなレーシングカーが求められているのか、そのムードを正確に把握し、多くの情報を収集することで、新仕様の開発における優先順位を設定することができました。このレーシングカーは、ワンメイクレースだけでなく耐久レースやクラブスポーツイベントでも使用されることもあるのです」
2019年半ばにプロトタイプ「TC01」が完成
1年の開発機関を経て、数百個にも及ぶニューパーツが取り付けられたプロトタイプ「TC01」が2019年半ばに完成。911 GT3 カップのプロジェクトマネージャーを務めるヤン・フェルドマンは、この期間の開発状況を次のように説明した。
「ポルシェ・モータースポーツセンターで最初のボディシェルと、すべてのコンポーネントを完成させました。プロジェクトチームはわずか10日間という記録的な時間で、このモデルのアッセンブリーを完成させています。この期間は、我々にとってもとても興味深いプロセスでした。2018年に立ち上げられたプロジェクトチームが、完璧に機能していることを示したのです」
1号車はポルシェ社内の風洞施設に直行し、2台目はヴァイザッハR&Dセンターのテストコースに送り出されている。
「当初の予定ではシェイクダウンとして2~3km程度走らせる予定でしたが、結局、レーシングドライバーのクラウス・バクラーが全開で30周も走行しました(笑)。最初に彼が全速力で駆け抜けた時は、その場にいた全員に鳥肌が立ちました。このシェイクダウンは大成功でした。いくつかの素晴らしいフィードバックを受け取ることができました」
ポルシェ・マイスターによる精力的なテスト
ヴァイザッハでの4日間のシェイクダウンテストを終えたTC01は、ヨーロッパツアーへと向かった。ドイツのユーロスピードウェイ・ラウジッツに続き、イタリアのモンツァや、その他の国際的なサーキットでテストが行われている。
「私たちにとって、様々な特性を持つサーキットを、可能な限り幅広く学ぶことが重要でした。これらの経験は、開発の最終段階に反映されました」と、テクニカルマネージャーのマルティン・メイジスは振り返る。
2020年半ばまでにサーキットで数千kmのテストが行われ、「TC01」のスペックを確定。ニュルブルクリンクをはじめとするグランプリサーキットを使って行われたロングランテストでは、マルコ・ホルツァー、ラース・カーン、ミハエル・アメルミューラー、そしてブランドアンバサダーのヨルグ・ベルグマイスターらが参加した。
「テストドライバーには幅広い個性が求められました。彼らはみな、具体的なフィードバックを与えてくれました。エンジニアとして、私たちは彼らの言葉を通してクルマを体験したのです。パフォーマンス面では、新型911 GT3 カップは大きな飛躍を遂げました。エンジン、サスペンション、エアロダイナミクス、ブレーキ、エレクトロニクス、人間工学に至るまで、すべての分野で改善が図られています」と、メイジスは説明する。
オシャースレーベンでの最終テストを完了
すべての開発、各コンポーネンツの長時間にわたるベンチテストを終えた開発チームは、最終テストの場としてモトールシュポルト・アレナ・オシャースレーベンを選んだ。911 GT3 カップはすべてのレース装備が取り付けられ、カモフラージュとして迷彩カラーリングが施された。この不思議なカラーリングは、有名なサーキットのコーナーを模したという。
数名のドライバーが参加した最終テストでは、チームが新型カップカーをどのように扱うかがチェックされた。
「カスタマーの視点でレースウィーク全体をシミュレートし、チームが使いやすい車両を考察しました。例えば、意図的にトラブルを発生させたりもしています。誤った操作やアクシデントもシミュレーションしました」と、ヴェルナーはテストを振り返った。
「この最終テストを通して、私たちはマイナートラブルを修正することができました。同時にカスタマーサービスを担当するエンジニアや、スーパーカップのルーキーコーチを務めるマルコ・ゼーフリートは、新型モデルの機能や操作性、ハンドリングへの理解を深めています。これはニューマシン発表前に、やるべき重要な作業です。新型911 GT3 カップの導入に向けて、可能な限りの準備をしてきたと自負しています」
GTレース部門のプロジェクトマネージャー、マティアス・ショルツが最後に付け加えた。
「我々は完全に満足してオシャースレーベンから帰ってきました。この広範なテストの結果、新型カップカーが、お客様の手でレースを走る準備ができていると確認できたのです」
ポルシェ 911 新型に初のレーサー、プロトタイプの写真 12月12日正式発表
ポルシェは12月7日、新型『911 GT3カップ』(Porsche 911 GT3 Cup)のプロトタイプの写真を公開した。新型『911』シリーズ(タイプ992)をベースにした最初のレーシングカーとなる。
◆世界で最も成功を収めているレーシングカー
ポルシェ911 GT3カップは、世界で最も成功を収めているレーシングカーだ。プロダクションカーに近いカスタマー向け競技車両として、1990年の前身以来、ポルシェはこのワンメイクカップレーサーを累計4251台製造してきた。ドイツ・ツフェンハウゼンの911シリーズの組み立てラインからは、「991.1」世代の911 GT3カップが673台、2017年に発売された「991.2」世代の911 GT3カップが737台、ラインオフしている。
911 GT3カップの現行型は、2012年12月に発表された。市販車の『911 GT3』をベースにした競技車両だ。現行911 GT3カップは、「ポルシェ Mobil 1 スーパーカップ」の2013年シーズンから使用されている。
現行ポルシェ911 GT3カップには、先代モデルを10ps上回る最大出力460ps/7500rpmを発生する3.8リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載している。開発はポルシェのモータースポーツ部門が担当し、ポルシェのカップカーとして初めて、ステアリングホイールにパドルシフトを装備した。この6速ドグタイプのギアボックスが、パワーを後輪に伝える。
センターロック式ワンピースホイールもポルシェのモータースポーツ部門によって見直され、ミシュランのスリックタイヤは、前輪がプラス20mmの270mm、後輪がプラス10mmの310mmにそれぞれワイド化された。
新開発のブレーキシステムは、先代モデルよりさらに耐久性が向上。フロントには、380mm径のスチール製スリットベンチレーテッドブレーキローターとアルミ製の6ピストンキャリパーが奢られ、リアには4ピストンキャリパーが装着されている。
現行モデルの開発では、ドライバーの安全性も重視された。新設計のロールケージが横転や衝突時にドライバーを保護。頭と肩の周囲が大幅に改善された新開発のバケットシートは、パッドで個別に調節することができる。ルーフには、初動の救急行為やドライバー救出に貢献するレスキューハッチが設けられた。
◆新型の開発は2018年の半ばに開始
新型911 GT3カップの開発は、2018年の半ばに開始された。新型レーシングカーがどのように見え、何ができるか、何を改善し、カスタマーチームから何を期待されているか。エンジニアやメカニック、ドライバーやチーム関係者の意見に耳を傾け、現行モデルの課題を洗い出した。
大量の情報を収集することにより、新しいグローバルモデルの開発に適切な優先順位つけられるようになった。これは、耐久レースやクラブスポーツイベントなどでのレーシングカーの走行にも当てはまるという。
その後、2019年の半ばに、新型911 GT3カップの「TC01」(テストカー01)が組み上げられた。ポルシェのモータースポーツセンターでボディと部品が出来上がった後、プロジェクトチームはわずか10日間の記録的な速さでTC01を完成させた。これは、2018年に設立されたプロジェクトチームの能力を示すものだという。
TC01は、ドイツ・ヴァイサッハで最初のテストを行った後、ヨーロッパツアーに乗り出した。ドイツのラウジッツリンクに続いて、イタリアのモンツァなどの高速サーキットで、テストが行われた。さまざまな特性を持つサーキットで、できるだけ多くのデータを得るのが目的だ。
◆新型はサーキットでのラップタイムなどあらゆる性能を向上
2020年半ばには、サーキットを数千キロ走行したTC01に後継車が加わった。これは、新型911シリーズの組み立て工場のツフェンハウゼンからラインオフした最初の試作車だ。このテストカーの主な任務は、ドイツ・ニュルブルクリンクのグランプリサーキットを含めて、ロングランを完了することだった。
パフォーマンスに関しては、新型911 GT3カップは大きな飛躍を遂げているという。サーキットでのラップタイムをはじめ、エンジンやサスペンション、エアロダイナミクスやブレーキ、電子機器や人間工学に至るまで、すべての分野で性能を引き上げているという。
なお、ポルシェは新型911 GT3カップの技術面などの詳細を、12月12日に発表する予定。ポルシェMobil 1スーパーカップや「カレラカップ」の2021年シーズンに、実戦投入される計画だ。
Posted at 2020/12/14 21:45:01 | |
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ポルシェ | 日記
2020年12月14日
【英国製オープンスポーツ復活】ACコブラ・シリーズ4 欧州発表 102kg-mの極太トルク
見た目はそのまま、中身は現代仕様
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
復活を遂げた英国のスポーツカーブランド、ACカーズは、新たにコブラの電動モデルを発表した。
新型ACコブラ・シリーズ4は、シリーズ1エレクトリックと同様に、V8エンジンの代わりにゼロ・エミッションの電動パワートレインを採用したが、パワーは大幅にアップしている。
技術面での詳細は不明だが、625psと102kg-mのトルクを発揮し、0-97km/h加速は約3.8秒とされている。
航続距離320kmを実現する54kWhのバッテリーを搭載しているが、重量は1190kgと、V8エンジンを搭載した初代ACコブラ427からの重量増は40kgに抑えている。
ACブランドの復活を主導してきたアラン・ルビンスキーは次のように述べている。
「余分な重量を抑えることで、ドライバーにプラスのメリットをもたらします。エネルギー消費量が減って航続距離が伸びるだけでなく、ACが長年にわたって提供してきたスピードと加速の高い基準を満たすことができるようになります」
シリーズ1から大幅に性能が向上したことで、価格も16万8000ポンド(2339万円)と、約3万ポンド(417万円)アップした。
現在、ACカーズのウェブサイトで予約が始まっており、納車は2021年夏に開始される予定だ。
シリーズ4のスタイリングは、1962年に発売された初代コブラと見分けがつかない。
電動パワートレインに加えて、フォード製の2.3Lエコブーストエンジンと588psのシボレー製6.2L V8エンジンも設定されている。
初代と同様にラダーフレームを採用しているが、サーボ・アシスト・ブレーキ、リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、マルチリンク式サスペンションなど現代的なコンポーネントを装備している。
復活するEV仕様の名車は625psで車重1190kg! 「AC コブラ シリーズ 4 エレクトリック」が2021年夏に発売決定
AC Cobra Series 4 electric
AC コブラ シリーズ 4 エレクトリック
ファルコン社製最新電動パワートレインを搭載
英国を拠点にAC コブラのリバースプロジェクトを手がける「ACカーズ」は、伝統的なスタイルを持ちながらもゼロエミッションを実現したフルEV仕様の「AC コブラ シリーズ 4 エレクトリック」を公開した。2020年に発表した「AC コブラ シリーズ 1 エレクトリック」に続くモデルとなり、ACカーズによって製造・販売される。
AC コブラ シリーズ 4 エレクトリックは、最高出力580bhpを発揮する6.2リッターV型8気筒エンジンを搭載するトップモデル「ACコブラ 378 スーパーブロワー Mk.IV」のフルEV仕様。ベースモデルと同様に、ACカーズのEVラインナップにおいて頂点に位置する存在となる。
今回、ACカーズは新たに英国・ダービーを拠点とするファルコン・エレクトリック(Falcon Electric)と、技術パートナー契約を締結。最新仕様の電動化テクノロジーの導入が可能となった。搭載される電動パワートレインは、最高システム出力460kW(約625ps)、最大トルク1000Nmを発揮。54kWのバッテリーパックを採用し、0-62mph加速は3.8秒を実現している。
大胆な軽量化により航続距離も増加
画期的な軽量化プロセスを採用したことで、総重量は1190kgを実現した。この軽量化の恩恵は、200マイル以上を誇る航続距離につながったという。ACカーズのアラン・ルビンスキーCEOは、AC コブラ シリーズ 4 エレクトリックについて、以下のようにコメントした。
「AC コブラのラインナップに加わった最新のEV仕様の効率性能は驚くべきものです。大胆な軽量化を実現したことで、エネルギー消費量が減るなどオーナーの皆さんには様々なメリットがもたらされます。AC コブラらしいスピードや加速性能を犠牲にすることなく、より長い航続距離を確保しています」
現在、ACカーズの公式サイトにおいてオーダーがスタートしており、デリバリーは2021年夏を予定。英国における価格は税別で16万8000ポンドとなっている。
Posted at 2020/12/14 21:41:34 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年12月14日
トヨタとスバルの新型SUVお披露目!? 共同開発の電気自動車を近日発表か
■トヨタとスバルが新型電気自動車(SUV)を近日お披露目!?
トヨタの欧州法人は、新たなSUVタイプの電気自動車を近々お披露目することを明かしました。
トヨタは、欧州の電気自動車ラインアップとなる新モデルとして「e-TNGAプラットフォーム」をベースにした電気自動車のミドルサイズSUVをお披露目することを発表。詳細は近日中に発表される予定です。
現段階では、シルエットとプラットフォームアーキテクチャの詳細のみが公開されています。
今回のお披露目されたモデルは、トヨタの新しいe-TNGAプラットフォームをベースにしており、新しいプラットフォームは非常に汎用性が高く、さまざまなタイプの製品に容易に適応できるとしています。
基本的に構造も核となる部分はそのままに、それ以外の全長×全幅×全高やホイールベースなどを自在に変化をされることが可能です。
また、e-TNGAは、前輪、後輪、または四輪駆動を設定できるほか、バッテリーおよび電気モーターの容量をさまざまな車種のキャラクターに合わせて、採用することができます。
これらの汎用性の高い製品化が可能になることで、さまざまなバリエーションのモデルの開発期間を短縮し、個々のモデルを並行して開発することができます。
すでにe-TNGAベースのモデルとなる第一号車を開発されており、生産の準備が進められ、生産は日本のトヨタZEV工場でおこわれます。
トヨタ自動車の「ZEVファクトリー」の豊島浩二氏は次のように述べています。
「トヨタはまもなく、近日中に新型ミドルサイズSUVを初公開する予定です。これは電気自動車の次のステップに踏み出すモデルで、e-TNGA技術の多様性と柔軟性により、私たちは単に電気自動車であるだけでなく、運転していてワクワクするような、見た目にも美しい自動車をデザインし、作り出すことができます」
※ ※ ※
なお、今回の新型電気自動車は、トヨタが2019年に発表したグローバル展開におけるEVと同様のものと見られます。
この際、トヨタは今後のEVについて、次のように説明していました。
「中国、米国、欧州など、EVの需要の高い市場に向けて、“普及”を念頭に置いた開発を進めています。
ユーザーのニーズに応じ、必要十分なバリエーションをリーズナブルな価格で提供できるよう効率的な開発に取り組んでいます」
当時の説明では、複数のバリエーションについて、それぞれ得意分野を持つパートナー企業と共同で企画及び開発を進め、ニーズを整理しさまざまな大きさ、スタイルの6つのバリエーションを検討していることを明かしていました。
とくに、ミドルサイズSUVについては、スバルと共同で企画・開発をおこなうとし、今回欧州法人から発表されたものと同じです。
また、モーター、パワーコントロールユニットなどの専用EVユニットもスバルと共同で企画しているとしていたことから、2021年にはトヨタとスバルの共同開発となる新型SUVが近々お披露目されることが期待されます。
Posted at 2020/12/14 21:36:33 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年12月14日
メルセデス・ベンツがアストン・マーティンとの提携を強化
メルセデスは出資比率を段階的に20%まで増加。アストンも電動化推進を図る
ダイムラーの乗用車部門であるメルセデス・ベンツと、英国スポーツカーメーカーのアストン・マーティン・ラゴンダの提携強化が発表された。両社は2013年に技術提携を始め、2017年にはメルセデス・ベンツがアストン・マーティンの株式を取得。アストン・マーティンDB11にメルセデスAMG製のエンジンを搭載するなど、提携関係を深めてきた。
今回の提携強化ではメルセデス・ベンツが今後3年間で出資率を現在の2.6%から20%を上限に高めていくことに合意。その結果、メルセデス・ベンツはアストン・マーティンの筆頭株主となり、経営にも関わっていくことになりそうだ。今年4月にはカナダの資産家であるローレンス・ストロール氏がアストン・マーティンの株式16.7%を取得し、会長の座に就いているが、それから半年を経てアストン・マーティンはさらに磐石な出資者を得たことになる。
英国の名門スポーツカーメーカーであるアストン・マーティンは、その歴史とブランド力は誰もが認めるところだが、経営は好調とはいえない状況が続いてきた。中東や欧州の投資企業などが株式を取得し、開発体制を維持してきたが、なかなか株価は上昇しなかった。そこにF1チーム、レーシングポイントのオーナーでもあるストロール氏が名乗り出て、アストン・マーティンを救う形となったが、ここにきてメルセデスが加わることで企業体制は一段と強化される。
ストロール氏によると、就任後の半年間で世界のディーラーの在庫を1400台も削減するなど経営の健全化を図り、財務面も好転。また、アストン初のSUVであるDBXの売れゆきも好調で先行きは明るいとしている。今回の提携強化は財務基盤が安定するだけでなく、メルセデスの持つハイブリッドシステムや電動システムなどをアストン車に採用できるようになり、厳しくなる欧州のCO2規制への対応も進められる。2024/2025年度には売上高20億ポンド(約2700億円)を目標としてニューモデルの投入も図っていくアストン・マーティン。メルセデスの力がどこまで貢献するのか、興味深い。
Posted at 2020/12/14 21:34:06 | |
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自動車業界あれこれ | 日記