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たった数年しか販売されなかったW８の誕生の背景やその時代の変化に興味があって調べてみました。
W８を作ったのは、VWの総帥だったフォルディナンド・ピエヒ氏、１９３７年生まれですから今年８０歳、彼の母親はポルシェの創業者フェルディナンド・ポルシェ氏の娘、父はポルシェの弁護士だったようです。
当然、ポルシェ社に入社し技術者として９０４、９０８や９１７の設計に携わり、VWビートルの後継車の開発責任者でもあったようです。
その後、ダイムラー・ベンツ社を経てアウディの開発担当重役となって・・・４WDのクワトロシステムを開発したり５気筒エンジンの開発に尽力したそうです。
１９９３年にVWの会長となって、ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティと高級ブランドを買収するとともにVWの高級化計画を推し進めるなかでDセグメントの中型車パサートにW８などというモンスターエンジンを積ませたのですが、時代は厳しい排ガス規制やエコカーに向かっていてトヨタは１９９７年にプリウスを発売開始し初代こそ苦戦したものの２００３年発売の２代目プリウスはヨーロッパでも人気車種となったそんな時代背景の中、高級路線まっしぐらのピエヒ会長はその職を降りることになり、３B・W８も３Cにその開発コンセプトとともにフルモデルチェンジとなったのです。
つづく

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