・オートライトの義務化
・車両接近通報装置の義務化
・デイライトの容認(基準が改正)
・カメラ&モニター設置によるミラーレス化
・流れるウインカー
(写真/コンパクトSUV アウディQ2 :欧州で発売開始)
デイライトはカッコいいけど違法なの?
スペアタイヤは積まなくてもイイの?など
あらたに制定された規則を調べてみると、理解不足もあったのでちょっと整理してみました。
国交省は先日(10/7)、車両保安基準等を一部改正しました。
「オートライト機能」及び「車両接近通報装置」搭載の義務付けです。
まず、オートライト機能の義務化
「日没前後の交通死亡事故の割合が高い。」とのことで「オートライト機能」義務化が決まったようです。新たな規則では、手動による解除ができないことが条件です。そうOFFモードがなくなります。
(写真/コンパクトSUV VW T-クロス 来春発売予定)
「車両接近通報装置」はエンジン音の静かなHV、EV等、電気自動車の接近を歩行者等に電子音で知らせるものです。これまでも搭載はありましたが、今回のこの規則はこれもOFFスイッチが無いことと、より大きな音量と周波数が定められています。
但しこの2つの義務化は「2020年4月以降の新車」が対象ですので、現行車両は適応外なのでご安心を‥
(写真/ルノーZOE EV車 :欧州では大人気販売中!中身は日産リーフ 流石、このエクステリア日本でも発売して欲しい。)
そこで
BMWのコーディングの定番と言えば!デイライト!
では、デイライトについて。今までは、道路運送車両の保安基準においてデイライト点灯を禁じる法律は存在していません。ただ前照灯(その他灯火)の明るさについて制限は設けられていました。
(昼間点灯の灯火は「その他灯火」で,300カンデラ以下でなくてはならない。)
今回の改正により、デイライトの要件に適合する基準が正式に定められました。
(写真/コンパクトSUV BMW X2 : X1よりカッコいい!)
私が4年前に保有していたレクサスISは国産車のなかでもいち早くデイライトを搭載していた車種だと思います。日中に薄らと点灯しているナイキマークは洒落てます。
言うまでもなく、 デイライトは、見かけやドライバーの視界向上が目的ではなく、昼間に点灯することで周りの歩行者や対向車から認識されやすく安全性の向上が目的です。
海外では数年前からデイライトを義務化している国もあり、今回の改正により、国産車についても、ようやく灯火器類の仕様が欧州車と同様になりました。
省電力のLEDの普及もデイライト化の一つの要因ですね。これから発売される国産車、どのようなデザインで搭載してくるのか楽しみです。
そして、クルマのデザインや空気抵抗にも影響する「ミラーレス化」
・・
6月に改正された保安基準では、カメラモニタリングシステムを使用することで、バックミラーの設置が必要なくなりました。
バックミラー・サイドミラー、すべてのミラーを電子ミラーで代用できることが出来るのです。
サイドミラーの出っ張りがなくなるため、クルマのデザインもより未来的に変わってきます。空気抵抗も小さくなり燃費も向上。
3台のカメラ映像を組み合わせた映像をバックミラーで確認。視界も拡大され安全も向上と良いことずくめです。
BMW X1のライバルとなりそうな
来年発売されるコンパクトSUVの
「レクサスUX」
はミラーレス搭載の期待が‥

(写真/コンパクトSUV レクサスUX :エントリーグレード400万円を切ればバカ売れかw)
では次
現行法では補修キットを積んでおけばスペアタイヤの搭載は不要。
近年、道路状況が良くなり、パンクは激減。 スペアタイヤを一回も使用しないドライバーも多く、電話ですぐに駆けつけてくれるロードサービスの普及もあるので、
補修キットの積載でスペアタイヤは不要の法改正なったようです。
まだ、スペアタイヤの積載が義務だと思っている方も多いようです。
え~
近年、道路状況が良くなり、パンクが激減しているハズが実は増加傾向にあるって!?
この前提が崩れる話は次に‥
Posted at 2016/10/19 18:06:43 | |
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