
日本では、2020年クルマの自動走行が可能?
先日のNHKの放送では、
政府は国際競争力の観点から、クルマの
自動ブレーキ装備の義務化を検討。
また、自動走行の実用化に向けて、実証実験のガイドラインを策定する模様。
安倍総理は東京五輪に合わせて、自動運転の実用化を目指すよう指示を出しています。
現在の自動ブレーキの能力は
大きく分けて3タイプ
カメラ式、ミリ波レーダー式、赤外線式、
それぞれメリットとデメリットがある
X1はカメラ式
カメラ式は人間の目と同様、障害物を形状から認識するので人も検知できる。
デメリットは夜や暗い場所、雨が降っている時には機能が低下する。
価格はレーダー式に比べて安い。
レーダー式は
暗さや雨・霧など悪天候に関係なく
前方のクルマを検知
人についてはレーダーは体を通すので
検知できない。また、コストが高い。
測定距離が長いので
優しいブレーキ制御が可能
赤外線式は
ミリ波式やカメラ式と比較して安価
ミリ波式やカメラ式に比べて全体的に能力は劣る。軽自動車に多く搭載。
そんなワケで
新型X1に標準搭載されているのは
カメラ式の歩行者検知式自動ブレーキ!
暗い場所や悪天候においては機能が、低下するので要注意。
近距離からの急なブレーキ制御になる。
オプションの
アクティブクルーズコロトロール追加で
ミリ波レーダーがプラスなのかは不明
そして、Ⅹ1標準搭載3つの連携システム
①「前車接近警告機能」
衝突の危険性が高まった際に、予備警告としてメーター・パネルの警告灯で注意を喚起。
急速に接近した場合は警告音が鳴ります。
②「衝突回避・被害軽減ブレーキ」
追突が不可避な場合に、
システムが自動的ブレーキをかけて衝突回避
をして被害の軽減を図ります。
また、③「歩行者検知機能」により、
歩行者への接近に対しても、
警告と衝突回避・被害軽減ブレーキが作動。
X1の追突回避システムは、
なかなかの優れもののようだ。
納車から約1か月
交差点で歩行者検知機能が一度働き
警告灯が点きましたが
それ以外は幸いにも体験していないので
実体験の評価はできませんw
いずれの方式も、
検知センサーは100%正確ではない。
まだまだ誤認識があるので
アクセルを踏み込めば、自動ブレーキが
解除出来る仕組になっている。
先日の大阪梅田の歩行者追突事故のように
意識を無くした後、アクセルを踏み込めば、自動ブレーキは解除されてるので
追突してしまう。
進化している自動ブレーキ
実用化している「居眠り防止機能」
常にドライバーの視線を監視確認。
このシステムの応用で
前を見ていなければアクセルを踏んでも
自動ブレーキが利くシステムも開発中。
これが実用になれば、梅田のような事故は回避できそうだ。
それぞれの欠点を補完する
「ミリ波レーザー+単眼カメラ」など
方式の複合化も実用化されている。
また、アクセルとブレーキの
踏み間違いアシスト機能も間もなく実用化、
このように技術は進化している。
日本メーカーの自動ブレーキは
先駆者のメルセデスやボルボなど
欧米を追付中
そして、自動運転
グーグルに負けるな日本勢
3日前には、カリフォルニアにおいて
グーグルが初めて過失を認めた自動運転の接触事故が発生!これ、レクサスの改造車。
まだまだ、安全性を巡る議論と
実用化に向けた競争が激化しそうですね。
政府は国際競争力を高めるためにも
国交省を押し切って
まずは、自動ブレーキの義務化を
決定してほしいものです。
PS.
X1のアクティブクルーズ・コントロールは非常に便利で楽チン。後日、X1のオプション機能編、インプレッションを掲載します。
Posted at 2016/03/04 13:27:15 | |
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