
メンバとして参加させて頂いている、関東リーマン倶楽部の先輩であるMiniCrovelerさんから、
「60系による60系のための60系のオフ会@11・19大阪ナナガン」 のお誘いを頂き、
「60っ!ナ・ナ・ガ・ンッ!! うきゃぁぁぁ~」という感じ。
ちょっと大事な用事も、他の方に「ちょっと」なのですまぬ・・・とお願いし、万難を排して(?)参加のお返事。
そして車検受けたての我が愛車をディーラーで受け取り、夜中出発に向け準備します。
(ミニクロ初車検では、MINI広島の皆様に助けて頂き、とても感謝でした。(別記予定)
さて、私、ひとり旅は基本「日帰り派」なのですが、この時期、関西と言えば『国宝展』。
京都国立博物館で絶賛開催中のイベントであります。マスコミでもたくさん扱われておりものすごい人出。但し、夕方からはちょい空く、ということで、「前泊(京都観光込)」であります。
京都観光のターゲットを数日前からちょいちょいと選択し、どうやったら一日で回れるかを、う~~んと考え抜いたのでした。
第一ターゲットは「貴船神社」に決定です。京都は年に何回か訪れるのですが、ここには22年ぶりの訪問。
貴船神社は駐車場が少なく、早朝着でチャンスが見出せるとのこと。
googleさんによると広島から貴船神社まで三百数十kmで5時間程度。
で、スココココ~ンと桂川PAまで来ました。
そして、あまりにも早く着き過ぎて「そりゃないぜ、googleさん。」と愚痴をこぼしつつ、?時間(?)程、車中睡眠をとり、小雨の中、落葉をタイヤで踏みしめつつ、貴船神社本殿横駐車場に到着。
御朱印等は9:00からなので、ゆっくりお参りします。
本宮、奥宮は水神をお祭りし、結社は縁結びそして丑の刻参りの呪詛の神としても有名ですね。
本宮、奥宮、結社の順にお参りします。
本宮参道です。まだ暗いです。
貴船神社は、晴天を願う時は白馬、降雨を願う時は黒馬を奉納した事から、絵馬発祥の地とされているそうです。

本宮を御参りして、一旦結社を通り過ぎ、奥宮に向かいます。
通りは旅館等が多いのですが、市内よりもさらにひんやりとした張り詰めた空気、貴船川の流れの音、そして大きな木々や岩の数々、言葉にはならないモノと向き合うような気がします。
御船形石からの奥宮です。
来た道程を半分ほど戻り、結社に向かいます。
市内は紅葉の盛りのようですが、ここ貴船の盛りは過ぎ、冬に向かおうとしています。

訪れる人のうち、女性が9割くらいかもしれません。
お店も電気もない昔に、この辺りに丑の刻参りに来るというのは、やはり「狂う」という感覚のなせる業かと考えてしまいます。
9:00前に御厚意で御朱印を頂き、貴船神社を後に、車で30分程の上賀茂神社に向かいます。
ここも訪れるのは22年ぶりになります。
上賀茂神社で有名な、神が降り立った神山を模した立砂。

楼門をくぐって石段を登ったところで本殿に向かって御参りします。
境内を散策します。
川が流れ、見頃になりつつある紅葉と多くの社殿が素晴らしいところです。
そして山城国一ノ宮のもう一つ、下鴨神社を目指しますが、ちょっとその前に休憩。
市中の駐車場に車をとめて、「茶寮 宝泉」に立ち寄ります。
お庭が素晴らしい。
そして実にお店の中が静かなんです。話す時は自然とヒソヒソ声になります。
撮影もOKなのですが、なるべく音が出ないように気遣う気持ちになる静かさです。
まずは丹波大納言あずきを使った上品なぜんざいをいただきます。

ひとり旅ゆえ、静寂の中、ただひしひしと食べます。上品な小豆の御味です。
ひしひしと食べます。焼いたおもちが香ばしいです。
ひしひしと食べます・・・以下繰り返すこと数たび。
有名なわらびもち(グミでも、スライムでもないです。)もいただきます。

ほんのり草わらびの風味と上品な甘みでおいしゅうございました。
「おみや」を買ってお店を出ます。
下鴨神社までは車で5分ほどの距離です。
国歌 君が代の「さざれ石」です。
干支の守護神である「言社」にお参りし、幣殿から本殿に向かってお参りします。
次は建仁寺、京都最古にして風神雷神図屏風でも有名な禅寺です。有名すぎてこれまで訪れることのなかった場所です。国宝展では展示が終わったので、実物を見たかったのです。(が、)
場所はさすが四条と五条との間の京都繁華街ど真ん中。なんとか車をとめて花見小路通を通って向かうのです。
が、もうすぐ建仁寺というところでふと、あることに気付くのです。
今日、まだご飯を食べていないことに・・・。
晩御飯はうなぎを予定していたのですが、我慢ならず場所を変えて前倒ししてしまいました。
場所は花見小路通の一本横の小道にある「祇をん う桶や」さんを久しぶりに訪れてみました。
近年は大人気でなかなか飛込みでは入れなかったのですが、一人なら入れるとのこと。
でも、いかにお腹がすいた(?)とはいえ、「ひとりう桶」は無理そうなのでうな丼で我慢(?)です。
外人さんのお客が多く、接客の店員さんまで過半が外人さんになっており、聞こえてくるのは異国の言葉ばかり。何ともなしにブレードランナーのうどんシーンを思い出しましたが、これはこれで新しい感じ。
腹もくちたところですぐ近くの建仁寺に入るのでした。
<続く>