
今回は夏の終わりに行った北アルプス、奥穂高岳への登山の様子をお伝えします。
私のブログを読んでくださっている方ならご存じだと思われますが、この北アルプス登山は私にとって夏の一大イベントなのです。今年は7月に念願の北穂~槍ヶ岳への大キレット縦走を果たし満足行く山行で今年のイベントは幕を閉じました。
しかしこの9月初旬にまたも北アルプスに足を運ぶことに・・・。
それは来年のこの一大イベント北アルプス登山を無事成功させるための事前準備の為登山なのです。
その来年の登山とは「一般登山道最難関」と言われる、西穂高から奥穂高への縦走路へのチャレンジです。
今年行った大キレットより数倍場難易度が上がる(私の個人的イメージですが・・)ルートなのです。
両側が切り立ったナイフリッジと言われる岩の稜線を登ったり下ったり9時間から10時間のルート。
その間に山小屋等人工物は一切ありません。何かトラブルや悪天候になっても簡単に助けが来る場所ではありませんし避難できるところもありません。
天候も含めアクシデントはすべて自分で解決し、歩き通すしかありません。
今回の山行は来夏にそんな超ハードルートへのチャレンジをするためのアプローチルートの確認を一番の目的としました。
そしておまけの目的は昨年に登った奥穂高岳山頂は完全にガスに包まれており、展望がゼロだったのでそのリベンジもかねての登山です。
大変前置きが長くなってしまいましたが、それでは行ってみましょう。
今回も例によって車ネタはゼロです。登山に興味の無い方はスルーでお願いします。

21:50
今回は一泊登山の予定で仕事終わりからの出発です。
なので前回と違い地元から高速を使います。

23:05
自宅より約2時間
東名阪、中央道、東海北陸道と高速を乗り継ぎ、ひるがの高原SAで休憩。

ひるがの高原SAからさらに北上して飛騨清見ICで高速降ります。
なんかガスってます・・

国道158号線、中部縦貫自動車道もガスに包まれていて神秘的です。

その後、高山市内を抜けもう慣れきった道を進んでいきます。

平湯手前のトンネル通過。

いつもの、外気温チェック~!
「15℃」
自宅付近は30℃近かったのでかなり涼しいです~。

平湯の温泉街を抜けて・・

0:50
自宅より約3時間
目的地、アカンダナ駐車場に到着~!
やっぱり高速使うと早いですね。

今回はこのアカンダナ駐車場の料金ゲートまえのポールポジションゲット出来ませんでした。
3~4台目だったと思います。
一応いつものように写真撮りましたが、前の車でも人が寝ているのでフラッシュは遠慮しておきました。
なので、何の写真か分からないかも・・・?

3:30のアカンダナ駐車場の料金所ゲートオープンで車を移動させて駐車。
その後、車内で朝食、着替え、荷作りをして4:50にバス乗り場へ向かいます。

え~!
バス乗り場にはもう人の行列が出来てますよ~!
7月の時は数人しかいませんでしたが・・・汗
そこで気づきます。
そっか~今日は祝日なんだっけ。
私の山行は基本平日なのですが、今回は仕事の休みをこの祝日も入れて取れたのです。(ソロなので祝日にこだわって取った訳ではありませんが)
ただし、人は多いですが今日が祝日で良かったことがあります。
今日のバスの発車時刻は5:20。
これはこの時期の、日、祝の発車時刻なのです。
平日は6:20発になっちゃいます。
平日と日祝では1時間違っちゃうのです。
本日、一気に奥穂高岳まで行くつもりなのでこの一時間のアドバンテージは大きいですよ。
ちなみに7月は平日でも始発の時間は4:50でした。
日の出が早く、登山者も多いからかな・・

バスのチケット購入して行列の最後尾に並んでいるとバスが到着しました。
順番にバスに乗り込みます。
かろうじてちゃんとした座席に座ることは出来ました。
今回は補助席まで使う満車状態でした・・

5:40
上高地バスターミナルへ到着。
やってきましたよ~。
やっぱりいつもここに来るとワクワクしちゃいますよ。
これから約9時間歩き通す辛いツライ山登りに出かけるのに何故こんなにワクワクするの?
自分でも不思議ですが、それが山登り・・・笑

そんな事を考えながらまず河童橋を目指します。
梓川越しに見る穂高連峰は上部には雲がかかっていますね。
天気はちょっと微妙な感じですが、雨の心配は無さそうなのでひとまず安心。

今回のルートはまず岳沢小屋まで行きそこから重太郎新道で前穂高岳を目指します。
この上高地から岳沢小屋に行くにはこの河童橋を渡って進みます。

河童橋を渡りきるとこんな立派なホテルが建っています。
泊まってみたい・・・

河童橋からはこんな雑木林の中を進んで行きます。

小さな秋みつけた・・・笑
もうススキが風に揺られていました。

登山道脇には小川が流れています。
岳沢の流れかな?

やがてこの雑木林に朝日が差し込んできます。

川から靄が立ちこめてきています。
そんな景色を三脚立てたカメラマンが撮影していました。

そんな、カメラマンの脇から、コンデジでちょこっと写真撮らせてもらいました。
枯れた立木と川からの靄が良い感じ。
しっかりと一眼レフで撮ってみたくなる景色でした。

その後、いよいよ「穂高 岳沢登山道」へ足を踏み入れます。

序盤は緑に包まれた深い森って感じのルートを進みます。

岳沢名物「風穴」
傍に寄ってみましたが、涼しい気がしましたが、そもそも、今の気温自体が涼しいので驚く程ではありませんでした・・・

傍にあった岳沢小屋までの案内図。
まだまだありますね・・・

基本樹林帯の中のルートなのですが所々で空が開けて、稜線が見渡せます。

振り返ると、梓川も見下ろせます。

こんな石段が続くルートをひたすら登って行きます。

登山道脇の高山植物。
この9月でも花咲かせている植物あるのですね。

白樺の木越しに見える稜線。
私、白樺の木、大好きです。
私の地元の山には無い木なので、登山中に白樺を見つけると嬉しくなります。

それにしても綺麗な青空。
朝は雲多かったのですが、もう天気の心配は無さそうですね。

その後も辛いけど清々しい登山道を進んで行きます。

だんだん標高も上がってきました。
遠くに焼岳も見えますね。

標高2030m
胸突八丁通過。
辛そうな感じのする名前・・・笑

これが胸突八丁の登り。
今までとさほど斜度は変わりませんが、歩き初めて約1:30なのでそろそろ脚も疲れてくる頃。
そんな中この連続した石段は結構堪えます・・・汗

辛くても、こんな景色を眺めれば疲れも吹っ飛んじゃいます。
これが雨だとしんどいのですよね~、7月の北穂の時のように・・・汗

やがて、岳沢小屋が見えてきました。

7:45
標高2170mの岳沢小屋到着。
河童橋から約1:40で到着です。
標準コースタイムだと2:30。
結構良いペースで登る事が出来ました。
これも日頃のトレーニングの成果かな・・・?(内緒・・笑)

小屋のテラスで少し休憩させていただきます。

そしてこの岳沢小屋のテラスが凄いんです。
こんな絶景を目の前に、優雅なチェアーでふんぞり返れるのですよ~笑
暑くも、寒くも無いこの季節、こんな絶景を眺めてゆっくりする、最高の贅沢。
もう、今日はここで満足しちゃいそうなテラスです・・・笑

右手には来年目指す、西穂高から奥穂高の稜線が見通せます。

その稜線にある間ノ岳。
あの間ノ岳には一昨年の夏に西穂高から縦走したことあります。

間ノ岳から西穂高へ続く稜線・・・(たぶん・・)

そんな景色を見ながら30分ほど休憩した後、次は標高3090mの前穂高岳を目指します。
少々長くなってきたので続きはVol.2でお伝えしますね~。
続く