3回くらいスイッチをon/offすれば動作していたのだが、ピクリともしなくなった。
左側は、問題なし。窓を開け、コネコネするのも恥ずかしいし、やっぱ修理だな。
■ドアの内張を取りを外す■
割りと簡単に外れ、ドアミラーを取り外せました。
面倒なのは、ビニールを一時的にはがした後の黒い粘々接着剤の処理かな。
作業中に汚れないよう厚めのビニールを切って処置しました。
■慎重にドアミラーを分解■
上部と下部を接続している3本のネジ、固いです。
インパクトドライバーで外しました。手回しドライバーだと無理かも?
■基板とDCモータを取り出し動作確認■
・DCリレー、1.8V程度以下でoff。仕様書通りで問題なし。
-->12Vリレーだが、低電圧まで動作する少し特殊な奴だ。
・他、基板上の部品も多分問題なし。
-->抵抗、コンデンサ、ダイオード、ポリスイッチ。
基板にピンを立て動作確認した波形です。
・CH1(10:1)なので2V/DIV モータ電圧。
・CH2(10:1)なので2V/DIV リレーコイル電圧。
・DC12Vを供給したが電源が過電流でトリップする(最大1.5Aに設定)。
-->出力電圧が一気に下がる。
・430ms程度でリレーコイル電圧が1.8V程度を切り接点がoffとなる。
・動作停止。
もう、DCモータの故障でしかない。
このモータ、簡単に分解できない。固定爪が固い、非常にかたい!
この後の修理画像、必死こいてたので全て取り忘れました!残念!
■修理完了後の動作波形(映り込みで見ずらい)■
・DC12V供給(実動作は、極性反転)。
・220μFのコンデンサを充電する間、リレーがonする。
・結果、モータに12Vがかかり、起動する。
-->モーター電圧11.4V。
・結果、リレーコイルに抵抗経由で6Vがかかる。
-->接点on状態維持(自己保持)。
・2.2秒後にモータ軸を指で押さえ回転停止。
-->直ぐには止まらない。
・結果、DCモータへの負荷が上がり電流が増える。
-->止まるとDC抵抗分のみで電流が流れる?
・3.5秒後からポリススイッチの温度が上昇し、抵抗値が増える。
・結果、各電圧が一気に下がり、リレーコイル電圧が、1.8V程度以下になる。
・リレーがoffし機能停止。
・次の極性反転まで待機状態となる。
多分、こんなとこかな?
供給12Vの極性が変わるとモータは、逆転します。
メカ的にモータを過負荷状態にし電流を増やし回路停止させるってのは気にはなるが、回転系部分のバネ圧で力を逃がしているのかも?
■回路図■
こんな感じか?
■補足■
DCモータの不具合個所は、整流子間の絶縁不良でした。
3極モータなので3個の整流子ですが、整流子間の溝に導電性ゴミ?が溜まり導通状態になったようです。
整流子間の抵抗を計測すると0.7Ω、1.3Ω、5Ω程度で不安定でしたが、溝を掃除することで、各整流子間の抵抗は約9Ωとなりました。
モータ外装にはブラシを広げるための穴が有り、穴からブラシを広げてから分解します。無理に分解するとブラシが変形します。
先人の修理画像で知りました。この方も、整流子の絶縁不良を修理してました。
次は、カメラの修理だな。
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86に+DIY | 日記
Posted at
2023/11/20 20:07:04