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浜松へ。
今回のパワーアップの成果を確認するため、テスト走行に。
結論としては、燃費はダウンしたといわざるをえない。
リッター１４・４キロ。
悪くもないが、このクルマ、過去にリッター17キロという数字を出している。
オカダのプラズマダイレクトへの期待があって、他のひとからリッター17キロ出ますときいていたので、ちょっと残念に思った。
しかし、乗りやすい。
そしてパワーアップそのものは十分に感じられ、特にトルクが太くなっていることは楽しく思った。
これ以上のトルクを引き出すには、モーターフィールドさんによると、ニュルチューンでＤＳＧ側のプログラムを変更する必要があるとのこと。
しかし、いま現在の、足まわりやブレーキが負けている現状まで考えれば、本当にこれ以上のパワーアップが必要なのかはまったくの疑問。
それより、足まわりをなんとかしたいと、想いは深くなるばかりです。

このデザイン、特にリアのこの処理は、わたしにはどうしてもカッコよくはみえないのです。
というか、ハッキリとカッコ悪いクルマ、それが５０プリウスへの正直な感想です。
これだけでもう、じゅうぶんに幻滅、どんなに高性能でも、所有したいとは思いいたらないのです。
でも、乗ってみました。
クルマに乗るのも仕事のうち、という職業なので、ともあれ、乗ってみたのです。
で、乗ってみての感想です。
実にすばらしい足まわりでした。
欧州車のお金のかけかた、考え方が振り出しにもどされるような、スムースアンドカンファタブルな足まわりと吹けあがりです。
電子制御カンケイはまったく未成熟にすぎました。
ヒトを不安にさせるブレーキなんて、どうにもなりませんし。
というか、あのステアリングまわりのスイッチ類、どれくらいのヒトたちがそのまま素直に受け付けられるのか、疑問です。
これから自動運転という文化がきますが、センサーデバイスの「いま」を提供するというスタンスで
まずはこんなもん、というのがあざとく見えてきてしまい、好感もてません。
というか、かつてトヨタ自身、ハイブリッドが日進月歩であり、バリューのひらきがおおきくなるであろう事実を、ときのインタビューにて、「そのときの価値を感じていただく」とか、掬えないコメントで逃げていましたが、まあそのとおりになってるだけのことですね。
つまり、わたしたちは実験されているのです。
いいえ、コレを悪しきことと言ってるのではありません、認めます。
ただ、自分がその対象となるのは、正直、イヤです。
プリウスのユーザーさんたちは、かつてのカローラのようなノリで、その展開を受け入れているのでしょうか、わかりません。
ただ、なんとなく、「燃費もいいらしいし、みんなも乗ってるし」で選んでないかなあ、というのが感じるところなんですけど．．
ともあれ、新型。
よくできた基本性能と、軽量化のためなのかコストのせいなのか、理解が難しいパッケージング、特に後席とかデザインとか、好きにはなれません。
むかし、ソアラというクルマの3代目が登場したとき、斬新すぎてストレスを感じたものですが、慣れれば気にならないようになる、と、そのころ、みなが言ったものでした。
いまふりかえって、気にならなくなるは、気にもならなくなる、の間違いだったとおもうし、そののちのSCまで交えて見直せば、やっぱりヘンなクルマだったことに、北米需要的なかたよりが強すぎたように思えています。
あのころ、グリルレスがカースタイリングのデザイナーたちから提案が起き、いろんなクルマがいたずらにグリルレスになっていったのでした。
でもソアラ、その先鞭だったはずなのに、マイナーチェンジで結局、ちいさなグリルを追加してくるのですね。
情けない、と、おもいました。
思い起こせば、これもキャルティーのデザインだったはず。
一方で８０スープラやGT-Fourも産み出していたのですけどね。
新型プリウス、すばらしい出来の、愛し難いクルマです。
年末くらいにSUVが出るそうですので、そのデザインに期待しましょうか。

なんとか、２００００キロ。
乗るほどに楽しいクルマに、いよいよ、変身してくれてうれしいかぎりです。

わたしが不器用なのでいけないだけなのかもしれませんが、それでも、国産車から較べると、ワーゲンですら部品の脱着は破損がありえてあぶなっかしいなあと感じさせるところがおおいです。
今日はプラズマダイレクトの装着でしたが、何のことはないような勘合がなかなか手ごわいのですね。
結局は出来たのですが、しかしもう少しカンタンに出来てあたりまえのはずの箇所。
勘合を外すための工具というのが、なんとなく、あるような気がしてなりません。
そういえばテールランプも、もっとカンタンにカプラーを外すことが出来るはずだけど、とおもいながらスプリングのテンションを見ていたのを思い出しました。
たしかに、しっかりと噛み合う、という点ではたのもしいですね。
でも各所、それなりに脆い塑性なのはなんでなんだろうと、そこらへんに関しては不合理を感じる今日このごろでした。

６ＧＴＩのプログラムがいよいよ佳境に入ってきて、どのように完成するのかも見えてきたこのごろ。
おもっていた数倍の楽しさで、６ＧＴＩは出来上がりそうです。
そうするとこんどは、ＶＧＴＩをどうするか、という問題にも結論を出さねばならないことになります。
小さな欠点を何倍にもして語ってくれるアドバイザーが身近にいて、そのひとのハナシをよく聞いていると、いろんな枝葉に隠れてよく見えなかった「ほんとう」のゆくすえのイメージが感じられてくるのです。
いま、正直に思うところは、ＶＧＴＩは手放すべきではない、ということ。
なら、あとはどう維持するかを考えるのが大事なのでしょう。
やれ、贅沢ではないか，とか、無駄だとか、何度も何度も考えて、こういう考えにいたったワケです。
それでも、運命がどう運ぼうとするのか、は、見据えてみたいとおもってもいますが．．