久しぶりと言うのは平成14年11月〜平成17年10月の丸3年小樽に住んでいたんです。
TVで旧三井銀行小樽支店がニトリによって美術館としてオープンし、浮世絵展を開催されているとの事で早速行ってきました。
直ぐ向かいの駐車場に駐車して
旧三井銀行小樽支店 昭和2年12月10日竣工
小樽で初めての鉄骨鉄筋コンクリート造を採用し、水洗トイレを設けるなど、時代の最先端の技術で建てられました。
正面に5連のアーチ、軒の細かい彫刻は、北のウォール街の銀行建築群の中でもひときわ目を引いています。
しかし小樽の衰退とともに役目を終え、ず〜と閉鎖されたままでした。
私の小樽に住んでいた時の職場は直ぐ近くでしたので毎日のように見ていましたが、開かずの扉でしたので中に入るのは今回が初めてです。
一般300円と良心的な入場料でした。
内部ですが大理石がふんだんに使われています。
当時の小樽の繁栄ぶりが充分過ぎるほど伝わります。
吹き抜けに回廊をめぐらせ、天井に漆喰の模様が飾られています。
漆喰の天井では7分に亘るプロジェクションマッピングが行われていました。
昭和18年、同じ三井系の第一銀行と統合して「帝国銀行」になります。
昭和24年に第一銀行と分離したのちもこの名称は継続し
昭和29年に再び三井銀行に改称
昭和29年から昭和55年まで特別出張所に降格されるまで使用されていた看板
これより浮世絵をご紹介します。
今回は全部で100点くらいの展示がありました。
葛飾北斎 冨嶽三十六景 「神奈川沖浪裏」
歌川広重 名所江戸百景
同じく歌川広重 東海道五十三次 「原」
沼津市原一本松に祖母と母の弟妹が住んでいたので懐かしい
歌川国芳 「善知鳥安方忠義伝」
風格のある椅子も展示されていました。
なぜか屋外に1939年製のロールス・ロイスも展示されています。
横(南側)からですと正面と違い建物全体が写真に入ります。
続いて
堺町通りにある 旧岩永時計店 木骨石造2階建 明治29年
いつの間にかオルゴール堂堺町店になっていました。
ドゥーブルフロマージュ(チーズケーキ)で有名なLeTAO前で
私が住んでいた頃は「北一硝子」が全盛で店舗が何店もありましたが、今はそのほとんどがLeTAOになっていました。(6〜7店舗くらいあるようです。)
堺町交差点にある 旧共成(株)
れんが造2階建 明治45年建築
小樽オルゴール堂で有名ですね
お腹が空いてきたのでご飯でも食べようとなり、久しぶりに小樽名物「ニューなると」の若鶏の半身揚げと鮨のセットでも食べようと向かいました。
店舗は小樽花園交番の向かいにあるのですが駐車スペースがないので近くの有料駐車場に駐車してお店に行くと変な張り紙がありました。
それは平成30年4月27日をもって破産との内容でした。
ショックで店舗の正面にあったメニュー写真を取り忘れましたのでネットより拝借しました。
(この写真よりも200円ほど値上げされています。)
せっかく駐車場に入れたので、これまた近くの寿司屋「た志満」に行きました。
ここは昔南部せんべい屋で2階に石川啄木が下宿していたところです。
ところがこれまた張り紙が有り「本日は4時からの営業です。」とまだ1時間もあります。
さすがに2度続きますと小樽での食事は諦めまして
結局自宅近くの「とんかつの玉藤」に行きました。
私は「熟成ロースとんかつ定食」
とんかつが美味しいのは当たり前ですが、付け合わせに蓋つきの小鉢で3種類の漬物が付いてくるんですがそれが絶品で、これを目当てに行っているような感じです。
カミさんはミックスフライ定食
翌日は早出なので17時に夕食取り、21時に就寝
今までの生活と比較すると4〜5時間くらい早くなっています。