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イイね!
2016年03月27日

電源の様々な質を高める(電源の取り回し方)

とっても濃い話。

※大変危険な内容です。自作の方もショップの方も電源の取り回しの経験が無い方はマネしないように。
車が燃えますよ。




永遠のテーマのごとく語られることが多い電源の話。
効果があるか定かでない高額パーツが出回っているのも電源まわりのひとつの特徴。

電気も音と同様、目に見えないものだからか粗末に考える人が非常に多い。

より高みを目指すなら電源という基礎を固めるだけで高みが一気に近づく、、、ボソッ


人それぞれの高みは違うだろう。

よりナマ音にしたい、より繊細な音にしたい、より爆音にしたい、より音楽を楽しみたい、、、、、

カーオーディオを自分のイメージ通りにしたいなら基礎の工事は外せない。


電源も電気の仕組みをおおざっぱに理解していたら、実は工夫の余地がかなりある。

ただし、車が大火事になる危険性がありますよ、、、、、という話。



それでは、さっそく電源の取り回しを、、、、、

の前に、、、恒例の?脱線。



電気の仕組みを大変カンタンに説明しよう。

詳しい理屈は完全に無視してカンタンに表現しているから
電気に関する知識が豊富な人は見ないことをオススメする。ツッコミどころ満載だからだ(笑)



まず電気の流れ。電流(エネルギー)が流れる方向について。
エネルギーはプラスからマイナスに流れる?
、、、、、違うんだな、、、、、マイナスからプラスに流れる。
これは義務教育の理科の教科書に書いてある。

電線の中に電子という粒があって、それがマイナスからプラスに動く現象を電流が流れると言っている。
義務教育期間中に真面目に理科の授業を受けた人なら、きっと覚えがあるはず。

ここまでなら知っている人は多いと思われる、、、たぶん、、、きっと。

ここから先の話は案外知られていない、、、、、

この話を知っていれば電源の取り回しのイメージが浮かびやすく、
何を隠そう話を基に実際に電源の基礎を施工した車は音楽が楽しい




それは、、、エネルギーの本質の話。
先ほどは電子がマイナスからプラスに動いたら、、、、、と説明したが電子が動くスピードは驚くほど遅い。
何ゲージのケーブルで何アンペアの電流を流すかにもよるが、人が歩くスピードより遅いと考えて差し支えない。


学校の運動会のバトン競争を思い浮かべてみよう。スタートした先頭の走者がバトンを次の人に渡し、その次の人が次の人にバトンを渡し、その繰り返しで最終ランナーがゴールに向かって走る。そのイメージ。

もしくはドミノ倒しのイメージ。先頭のドミノを倒すと次のドミノが倒れて…を繰り返し、ゴールする。

電子はこんな動き方をするが、それでもやはり歩くスピードより遅い。


でも、、、、、待てよ、、、、、電球がいくつもある広い部屋の電気のスイッチを入れたら部屋の明かりは一斉に点灯するではないか。

電子が歩くより遅いなら、部屋の明かりは電源に近い順に点灯していくはず。

なのに一斉に点灯するのは、エネルギーの粒が動くキッカケがあるから。
そのキッカケは電源ケーブルの断面の中心というよりはケーブル断面の外周上(ケーブルの被覆含む)に存在します。

難しい言葉を使うと電界や磁界という言葉を使う必要が出てくるが、ここはカンタンに説明するのが目的。


カンタンに表現するとワキの下などでプラスチックの下敷きを摩擦させて、髪の毛に下敷きを近づけると髪の毛が下敷きに吸い寄せられる、アレです。

アレがエネルギーの粒が動くキッカケ。このキッカケはマイナスからプラスに向かって出現する性質があって、そのキッカケにつられて電子が一斉に動きます。キッカケが出現するスピードは光に限りなく近い速さ。

だから部屋の明かりが一斉に点灯する。
運動会のバトンリレーの走者が全員バトンを捨てて一斉にゴールに走り出す。
ドミノが同時に全て倒れる。

こんな事が起きる。

電気の簡単テキトー説明終わり。



続いて電源ケーブルを取り回す時に参考になる考え方を。

それは車全体のエネルギーの流れを地球の環境の循環に例えてイメージすれば断然、ケーブルの取り回しがしやすくなりますよ。

海→雲→雨→川→大地→大地の恵みをいただく→排泄する→川で浄化される→海

こんなイメージ。

バッテリーのマイナス端子→ボディー→アース(マイナス)の電源ケーブル→各種オーディオユニット→プラスの電源ケーブル→バッテリー

そして重要な話。
電気を効率よく流すために考えるところは?電源ケーブルが持つ抵抗値ですね。。。。。そしてケーブルの太さ。。。。。
銅線が効率がいいです、、、

では!磁界や電界を効率よく伝える素材は?、、、

、、、、、

でも鉄は電気抵抗値が銅より高くて電気を流しにくいはずだが、、、、、
頭は柔らかくしたら成長できるぜよ、、、、、ボソッ

テキトーに表現すれば鉄素材はエネルギーの本質を押すのが得意、銅素材はエネルギーの本質が弱まったものを引き抜くのが得意ってこと。

ボディーが鉄で出来ていることを誇りに思う瞬間です(笑)




脱線した話、終わり。


バッテリーのマイナス端子から出たエネルギーを各種ユニットのマイナス端子から取り込んでユニットが使い、使って傷ついたエネルギーを勢いよくユニットから抜く。そしてバッテリーに戻す。




自分なりの電源ケーブルの取り回し方

車はフロントエンジンでフロントバッテリー。
各種オーディオユニットはインパネにヘッドユニット、前席より前にラインドライバー(プリアンプや音質調整ユニット)など、トランクにメインアンプなどが設置してあるものとする。


バッテリーのプラス端子のできるだけ近くにヒューズを取り付ける(必ずヒューズホルダーを使う)。

ヒューズホルダーから0(ゼロ)ゲージ電源ケーブルで車内に電源を引き込む。

前席下のカーペット上でプラスの電源ケーブルを分岐する。

分岐する際のケーブルの太さは、それぞれのユニットの電源端子台(カプラー)に接続できる最大のゲージ。4ゲージ端子が限界なら4ゲージケーブル、8ゲージ端子が限界なら8ゲージケーブル。
ここで例えば、0(ゼロ)ゲージの電源ケーブルに8ゲージ端子を取り付ける行為はしないことがポイント。
太いケーブルに無理に適合しない端子を付けない。
もしくは大きい端子から徐々に小さい端子を連結しない。(これが最もエネルギーをロスする方法、、、)
※このブログの最重要ポイント。
ケーブルの直径に合った端子をひとつだけ取り付ける。

端子の一部がケーブルの被覆に確実に触れるように圧着する。


端子台が持つ、端子との接触面積以上のエネルギーは動かないのでムダになる。
お金ばかりかかって音に変化なし。

各ユニットの電源端子にプラスの電源ケーブルを接続する。

プラスの電源ケーブルと同じケーブルを出来るだけ最短の長さでボディーアースする。

終わり、、、、、


じゃ、ないわな(笑)


バッテリーのマイナス端子から出来るだけ最短でボディーアースする。

他にもマイナス端子からどこかに接続するが、それは非公開。




ワシがいつも悩むのが電源ケーブルの取り回し方。

カーオーディオより大切なこと。
それはどう考えても車は人の命を預かっているという事実。


某雑誌によく載っているという有名店のプロが施工した車も含めて安全面で安心できる車は一台も無かった。

これが現実、残念なことに。


ではワシが安心できる取り回し方とは?


電源の工事は一度施工すれば、車が手元を離れるまで二度と触らない可能性が高いだろう。

そこで電源まわりの経年変化を考える。そして衝突した時の安全も考える
自分の中の鉄則は危険なもののそばに電源を取り回さないこと。燃料タンクの上など、、、、、


まず、分岐ポイント。
絶縁をしっかりする。

見えないところを通してきた電源ケーブルを
なぜカーペットの上に出すのか?
カーペットを絶縁材のひとつとして使うから。

なぜ前席の下なのか?
分岐ポイントを足で誤って蹴ってしまい、絶縁が不良のケーブルのどこかが車体に触れてショートする危険を少しでも減らすため。


なぜボディーアースなのか?
これは、ひとつは単純にプラスマイナス両方のバッ直より音がいいから。

もうひとつは、極太の電源ケーブルをエンジンルームから車内に引き込む時は、できるだけ純正のケーブルの束が通っている穴を使いたい意図がある。
純正ケーブル束をクッション材に見立てて、ケーブルの束の上を通したいから。

ここで2本の極太ケーブルを強引に車内に引き込もうとすれば確実に純正ケーブル束に負担がかかり、ケーブル束のどれかの線の断線の原因になるかもしれない。
それに穴のふちで極太ケーブルの被覆を破ってしまい最悪ショートさせて車輛火災になる危険があるから。
鉄板の切断面が危険



それと今から説明することをやってない車が多い。
ってか、やってない。有名店も含めて。

バッテリーから車内に電源ケーブルを引き込む時に
電源ケーブルを思い切り下にたるませる


これ、凄く大切
なぜか?それはエンジンルームが完全につぶれる程の正面衝突をした場合、もしもバッテリーから一直線に極太電源ケーブルが車内に引き込んであったら、それはもはや凶器。
包丁で刺されたどころではない。
頭や顔はエアバッグとシートベルトのおかげで無事だったが、電源ケーブルが腹に当たって内臓破裂しました。こうなる可能性がゼロではない、、、、、
せっかくの愛車はいつまでも愛車であって欲しい。
全損事故でも命を守る存在であって欲しい。


※純正のケーブルの取り回し方を念入りに見てみましょう。
必ず、どこかにチカラが逃げる部分がありますよ。





以下、ちょっとボソッと(笑)

各種ケーブルに端子を圧着工具でかしめる時に、端子の一部をケーブルの被覆に食い込ませるのはエネルギーの本質を少しでも効率よく流したいため、、、、、ボソッ

被覆は絶縁体で電流を通さないのに、なぜ端子の一部を食い込ませるか考えた経験が一度でもあればオーディオを組むセンスがいいと思う、、、、、ボソッ


実は見た目だけで音が良くない一例が、バッテリーからトランクまで極太電源ケーブルを引いてきて、アンプの直前でアースブロックで電源を分岐してある方法、、、、、ボソッ

電流が流れる効率を極限まで追求した車は、、、レース専用公道走行不可の車はボディーアースの車が大半、、、、、ボソッ

ヒューズはバッテリー付近に1個取り付けるだけ。だからアースブロック(ヒューズが内蔵されたタコ足配線用品)は使わない。使うとしたらディストリビューションブロック、、、絶縁を確実にすること前提で見た目を気にしないなら端子台、、、、ボソッ

自分の車の電源分岐ポイントはまさかの丸端子を重ねた上でのボルト止め(笑)…絶縁はしっかり、分岐ポイントは車体から確実に離すこと。ショートしたら車が燃えるぜよ、、、、、ボソッ




PHASSのものでムダになるものは無い。

電源ケーブルとて例外じゃない。
ブログ一覧 | PHASS | 日記
Posted at 2016/03/27 06:02:20

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