マイカーの音楽を聴いてもらう前に質問されること。
「どのようなシステムを組まれているのですか?」
カーオーディオの常識から外れている人のオーディオが気になる。
きっと特別な何かが有るに違いない。
なんだかんだで貴重なパーツが山ほど取り付けてあるに違いない、、、、、
質問していただける方々は、きっとそんなことを考えているような気がするべ、、、、、。
だが期待は見事に裏切るぜよ(笑)
「色んな場面で音楽が楽しく聴ける、新車に最初から付いている
純正オーディオを少し良くしたような車です。」
質問に対する返信はコレ(笑)
質問する側にしてみれば、はぐらかされた気持ちになるかもしれない。
でも真実。ウソ偽りのないこと。
「
なんにも出来ない車です。」
システム構成
コンパクトカーなので…
フロント2ウェイにサブウーハーのシステムです。
オーディオ機材はできるだけ現行で手に入るものを使用。
その全ては無改造品。ヒューズも含めて改造はしていない。
ケーブル類は1メートルあたりの価格が1000円をオーバーするものは何ひとつ使っていない。
デッドニング(ドアチューニング)は必要最小限。
車で音楽にも書いたがドア内張りは純正のままで加工なし。
※※※※※ ここで脱線 ※※※※※
内張りの話
カーオーディオにおいて内張りもバッフルも様々な考えがあって面白いと思う。
自分なりにドアスピーカーで
勝手に前方定位になり、いかなる音量でも気持ちよく楽しく音楽が聴けるのは…
インナーバッフルに無加工の純正内張りの組み合わせ。
これが最上級。
以前に
車で音楽に書いた通り。
カーオーディオの常識にとらわれていたら楽しみが減る。
でも、、、、、原理さえ分かってしまえば不思議でもなんでも無い。
タネも仕掛けもあるから結果がある。
ただ…誰もタネを公開していない…ならワシが(笑)
では!アウターバッフルのデメリットの話から。
カーオーディオの常識では
音が悪くなる原因になるスピーカー前の障害物(内張り)を取り除き、視聴者にスピーカーが近づくアウターバッフルが最高なんだ、と。
実はこの話には落とし穴がある。どうしようもない絶望的な、、、、、
「音が悪くなる…」の前に前提となる文章が入るが、そこが省略されている。
大加工が必要なアウターバッフル儲かるからね。
省略されている文章とは、、、
「車内でヒソヒソ井戸端会議をするのが不可能な大音量にして定位を安定させた場合に限った話になるが」
の一言。
音量を下げていけば途端に定位が定まらなくなり、音はスピーカーの取付け位置に吸い込まれていく。
これがアウターバッフルのデメリット。
車はファーストカーだろうとセカンドカー・サードカー…それ以降であろうと
実用的に使えることが大切なこと。
車は人を運ぶもの。そして人の気分はその時によって様々だろう。
だとしたら音量は色んな変化をすることになる。
ならば音量を選ばずに楽しく聴くことができれば問題ない。
それにはインナーバッフルにスピーカー前の障害物有りがベスト。
以前に
デッド?(ドアチューニング)でバッフルにつけたスピーカーの周りに一周グルリとスポンジを巻かないと書きました。
この理由はドア内に音楽をはちきれんばかりに溜めるイメージのため、、、、、。
スピーカー前の障害物が音の高域成分を反射させる効果があります。
高域成分は低域成分の解像度を安定させる効果があるので、、、
分かりにくいな。
早い話がスピーカー前に障害物があったほうが音飛びしやすくなります。
カーオーディオ用のスピーカーを使うのが前提だがね。
そうそう、社外スピーカーを購入される皆さん。付属のグリル使ってますか?
「音抜けをよくするために内張りを切ったのにグリル?何をバカな…」
もしそんなセリフが出るようなら
損
してますよ。音楽を楽しむための効率が大幅に下がるわな。
気のきいたスピーカーメーカーであれば、ある程度の強度を持つ網グリルが付いてくる。
この
グリル、スピーカーの大切な構成部品のひとつ。
高域成分を反射させる効率が高いものは軽くて固い素材。
実のところ、このグリルの最上級は強固に内張りとつながったものです。
コンパクトカーに多い樹脂の内張りに一体成型のグリルはオーディオカーの理想。
全国のプロショップで時折見られる、格安で驚愕の音!とうたっているインナーバッフル純正内張りデモカーを作った人は
確実にこの原理を知っている(笑)
スピーカーの周りに一周スポンジを巻かないのと同時に
重要なことがもうひとつ。
バッフルと内張りは必ずある程度離すこと。
なぜか?音飛びしやすくなります。
もしバッフルと内張りをツライチで合体させたりスポンジぐるりをやったりすると…
通称“カマボコ”と言われる状態になりやすいべ、、、、、。
音がスピーカーに張り付いて離れないという定番の現象だわな(笑)
ドア内に音楽を溜めて一気に吐き出すと、、、それは異次元の音飛び、、、、、
ここで簡単な理科の実験の紹介。
2リットルのペットボトルが2本以上入る袋を用意してください。
コンビニやスーパーマーケットで手に入る買い物袋など。
自分の口をつけて息を吹き込んで膨らませようとしてみましょう。
息苦しくなるほど激しく勢いよく息を吹いているにも関わらず袋はゆっくりとしか膨らみません。
そこで…
袋の口から自分の口を5センチほど離して息を吹き込んでみましょう。
袋は簡単に膨らみます。
紹介でした。
この
原理をドアで使う。たったそれだけのこと。
袋に口をつけて一所懸命に…というのが
アウターバッフルやインナーバッフルにスポンジぐるりで高額アンプを使っているのに
薄い細い軽い迫力がイマイチ無い音です。
袋からテキトーに口を離して…のやり方が
ワシのシステムの考え方。
それこそヘッドユニット内蔵アンプでさえズンドコ車体が揺れる重低音が出るのに
ワシのシステムはPHASSのRE定電流アンプ、、、、、。
サブウーハー無しの状態で既にルームミラーがガクガクだわな(笑)
補足
もしもスピーカーの奥行きがあってインナーパネルに取り付けした時に
スピーカーがガラスに当たる場合のみ内張りを切ります。
しかし当然グリルは使います。内張りがバッフルに干渉しないように内張りにグリルの土台を作ります。
土台も必ず「軽くて固い素材」で作ります、、、、、
さっきから内張りの文字が多いような?そうです、グリルは内張りに取り付ける。
バッフルにグリルを付けることが一番音楽を殺すやり方。
だから…内張りを切断する場合もその構造は
アウターバッフル風インナーバッフル、、、、、ボソッ
※※※※※ 内張りの話おわり ※※※※※
ワシの車はピンクノイズを流してRTA測定…をすると見事に
フラットではない。
時々見かけるが調整を繰り返してRTA測定をして
計器の上でフラットにして喜んでいる方。
これの音は実際どうなのか?
結論は「
実につまらん。」の一言です。
経験を積んだ生身の人間の耳の
聴感上のフラットが楽しい車を作る秘訣、、、ボソッ
楽しい車とは?
自分の場合は聴いていて音楽の持つメッセージを感じ取れること。感化されることもアリ、、、
涙を流せる車、、、、、、。
カラオケが趣味のひとつの人は多いだろう。
カラオケ好きなら仲間の一人や二人に「プロの声を持つ人」がいるだろう、、、、、。
歌声が明らかに同じ人間とは思えない上手なレベルの人。
そんな人や、本物のプロの方をカラオケの採点機能を使って採点すると
実際にほとんど70点台や80点台しか出ない。
ところが、音程を取るのが上手なだけの人が採点機能を使うと90点台や時々100点が出るだろう。
これはカラオケが好きで経験豊富な人ほど思い当たるフシがあるはず(笑)
同じことが車でも起きる。
それだけ計器の上でのフラットな音は「キレイだけど退屈」だべ、、、、、。
基音・倍音が豊かな音なのか、単に音痴なのか聴き分ける能力を身に付けるためにも
色々な音楽機材を自分の耳で聴いて経験を積むことが最も大事、、、ボソッ
なぜ2ウェイ?にも書いたが2ウェイにするのは音楽のジャンルを選ばない要素と楽しく音楽が聴ける要素のバランスが一番いいから。
サブウーハーはコーンが軽いタイプを使っています。
コーンが重いタイプはズンドコいわせる時に有利、コーンが軽いタイプはナマ音を追求した時に有利な特徴を持つ。
ズンドコいわせるのはアンプの出力を上げれば、“ある程度”解決できるが
コーンの重さはどうにもならない。だから軽いタイプを使うのがベストとの判断から。
サブウーハーは2種類ある。「サブウーハー」か「サブ‐ウーハー」か。
前者はドアスピーカーだけでは物足らない低音を出すためのもの。
後者はサブソニック領域(亜音速領域)に迫る低域を出すためのもの。
前者は後者になりえないが、後者は頑張れば前者になれる。
サブソニック領域とは?
簡単にいえば音楽現場の空気の動きそのものなんだな、、、、、。
このブログのどこかに高域成分は低域成分の解像度を安定し…と書いたが続きがある。
それは「可聴帯域外の超高域を身体で感じ取れるようになる」という話。
ピンと来る方はピンと来るかな、、、、、
ハイレゾって必須なんですね、、、、、何かが、、、、、
書いているがね、、、サブと、、、、、
それが無いのにハイレゾの音楽の違いを熱く語っている方は
先祖がコウモリか何かなんだろうか…謎
スピーカーのスペックはアテにならんぜよ、、、ボソッ
音の組み立て方。
ヘッドユニットは解像度が高いものを使っています。
主に低域の解像度が異次元に高いものです。
それを外付けアンプで音を一気に厚く濃くしています。
そしてスピーカーは解像度を意識させないが意識して聴けば異常に高解像度なものを使っています。
全ての目的は、、、
ジャンルを選ばず音楽を楽しむため。
これが大前提のカーオーディオ。
どんなジャンルでも平均して100点満点中、80点以上で再生できること。
100点満点は無いかわりに赤点も無い…そんなシステム。
いわゆる、
純正オーディオのレベルを上げた車。
最安純正オーディオと同じ仕組み。
解像度が全ての音域で同等で、信号の出力を(簡易BTL接続で)上げてスピーカーを駆動する。
特にドアスピーカーのみの純正オーディオで試してみれば分かりやすい。
いかなる音量でも定位が変わらず、音量の大小でLIVEサウンドにもなりBGM的にも聴ける。
ジャンルは選ばない。
これが自分の車の仕様となっている。
「
なんにも出来ない車です。」
裏を返せば
何にも特化していない、
どうとでもなる車です、、、、、ボソッ
普段使いできる車、、、、、ボソッ
ドアスピーカーは裸にした時点でLIVEしなくなる、、、、、ボソッ
「抜けが良い音」と「線が細い軽い音」の違いを区別できれば楽、、、、、ボソッ
行きつく先はドアにスピーカー…エンクロージャーは寄り道、、、
エンクロージャーに熱心になった経験が常識外れの
デッド?(ドアチューニング)の礎を作った、、、ボソッ
現行で手に入る解像度が高いヘッドユニットは有るには有る。高価だが、、、
アンプ内蔵のユニットで車の組み立て方さえ間違わなければウットリする音を出すことが可能。
内蔵アンプを使って。
ただ、デメリットがあるんだな、、、、、
内蔵アンプのシステムだと。
音源やジャンルを選びやすい。
解像度が高いが音の線が細いまま音を出してくるため。
音の密度が高いため線が太いと騙されがち、、、
もしも「ジャンルを選ばず鳴らしたい」という目標があるならば、
外付けアンプは必要です。
内蔵アンプはユニットが得意な
音だけを出すもの。
外付けアンプを使えば自分が好きな
音楽を楽しめる。
そのヘッドユニットとは…音をテーマに掲げているナビ。
ヒントがスリーダイヤ(笑)