ども、、
えー、本日も、古(いにしえ)の真空管式ラジヲと行ってみましょー
( ̄o ̄ )ノいぇー!
ということで、懐かしの八欧電機の真空管ラジオから、
「ゼネラル6S-26A」であります。
発売は
昭和32年(1957年)、当時の定価は現金
18800円・月賦払
20700円、昭和31年の国家公務員の初任給が 8700円の時代ですから、月給2か月分以上の超高級品と云うことになります。
ブルー系ライトグレーのボディに、フロント一杯に広がったベージュ色のスピーカーグリルが
無暗に豪華そうで、とても良い感じでありますよねー
( ̄o ̄ )ノ
スピーカーグリルに取付けられたピカピカの
「General」のロゴマークもワンポイントで良いアクセントでして、正真正銘のフィフテーズからやってきた、古き良き時代の国産ラジオであります。
AM専用ラジオで、使用真空管は
6BE6-6BD6-6AV6-6AR5-6X4と
6E5マジックアイ、自社製の4インチ・パーマネント・ダイナミックスピーカーを駆動しております。
(⌒∇⌒)ノ、
左側がラジオと連動したアラーム付の時計で、 右側がラジオの周波数ダイアル表示となっており、大きなRで処理されたボディはとても素敵でありますよねー
ヾ( ̄  ̄ )
ダイヤルツマミは、左端から電源と時計連動切替スイッチ、中央がレコード切替とボリューム調整、右端がチューナーとなっており、整然と並んだツマミもなかなか良いものであります。
( ̄◇ ̄)ノ
時計板の3っのノブは、右側が時計の時刻合わせ、下側がラジオアラームの切替
「自動・手動」、左側が時計アラームの時間合わせとなっております。
( ̄▽ ̄)b
面白いのはスイッチでして、時計の文字盤下側のノブを
「自動」に切り替え、本体の時計連動スイッチを
「A(電源オフ)」に合わせておくと、タイマーで自動的に電源が入る仕掛けとなっております。
キャビネットの材質はベークライト(フェノール樹脂)、一見、小型ラジオのやうにも見えますが、実際は、
幅420mm×高さ220mm×奥行170mmと、けっこうな大きさでありますw
また、分厚いベークライト製のラジオは、重量が
5キロ弱もあり、気合を入れて抱えないと、とんでもないことになってしまうというw、超重量級のラジオなのでありますたw
( ̄▽ ̄)b
キャラ立ちまくりの素晴らしいデザインなのですが、実はこのデザイン、以前にアップ済みの
米国ゼニスの真空管ラジオ「L-622G」から、まる
パクリされたデザインなのでありましてw
(`・ω・´)
「Model L-622G」の発売が
昭和28年(1953年)で、今回のラジオの発売が
昭和32年(1957年)ですので、まー、そうは言っても、今ほど世知辛くもなく、おおらかで良い時代だったと思いますよねー
しかし、この二台、似たようなカタチながらも、ラジオの大きさは、ぜんぜん違いまして、こんな処からも、
当時の日米の基礎工業力の差を、まざまざと見せつけられる思いであります。
あと、時計の電源は、ゼニス製ラジオは
家庭用120Vとなりますが、ゼネラル製は
乾電池の3.0Vでありまして、60HZsと50HZsが存在する、日本ならではの仕様でありますよねー
今回も国内オクで
ボロボロのジャンク品を入手、当方でレストアとなりましたが、取りあえず受信はするけど、
時計のノブが一個欠品したりと云うことで、格安で入手となりました。
ヾ( ̄  ̄ )
と云うことで、早々に到着したラジオのレストアを開始ですが、以前に誰かか修理したラジオらしく、一部のコンデンサーがチューブラ式のコンデンサーに交換されておりました。w
( ̄◇ ̄)
使われているコンデンサーなどから、おそらく、昭和50年頃の修理だと思われ、固くなった電源コードと、残っていた数個のペーパーコンデンサーを交換し電源を投入してみました。
(`・ω・´)キリッ
これだけで、とても良い音で鳴り始めてくれまして、後は、半日ほどエーシング(慣らし運転)となりましたが、暫くすると、放送が途絶えて、小さなハム音だけになってしまいました。
あらあらとwシャーシーの叩き出しを行なってみると突然復活、暫くは調子良く鳴っているのですが、なにかの拍子に無音状態に戻ってしまうと云う繰り返しで、なかなか原因が特定できませんw
仕方がないので、怪しい抵抗の交換から開始、最初にACラインの500Ωの抵抗を触ったところ、大した力も入れてないのに、シャーシー側のハンダ付部分からスッポリと外れてしまいますたww
どうやらイモ付ハンダだった模様で、ガッチリと再ハンダ、これで解決と思いきや、まだまだ、なんとなく受診が不安定でして、結局、時計に組み込まれたラジオの電源スイッチが原因でありました。
そんなわけで、仕方なく時計連動のスイッチ機能は諦めて、電源ケーブルをラジオ本体の電源スイッチに直結、時計とラジオの回路を独立させてやり、シャーシーのレストアは完了であります。
続いてキャビネットのレストアでありますが、ベークライト製の本体は、茶色の成型色の上にグレーを吹き付けて仕上げられており、そのグレーがあちこちで剥げてしまい、酷い状態でありました。
これがブラ製の本体でしたら、資料的観点から、ブラの地を活かして磨き上げるため、極力塗装は行わないのですが、そんなわけで、今回は、心置きなくw全塗装と行ってみますた。
キャビネット本体は、全体にMr.カラー スプレーの
RLMライトブルーを、グリル部分はマスキングの後にキャラクターフレッシュを、最後に軽くクリアーを吹いて仕上げております。
あと、紛失していた時計のノブは、隣のノブwから型取りして
「プラリペア」で複製、同じく紛失していたダイヤル版の透明カバーも、アクリル板を切り出して製作してみますたw
時計版の透明カバーは辛うじて残っておりましたが、四隅の取付ピンが全て折れておりましたので、自作のダイヤル版のカバーと同様に、マイクロネジで止めております。
動かなくなった時計は、分解して556を吹いてやるだけで復活しましたので、紛失していた時計用の
電池ボックス(単三電池二個)を所定の位置に再設置してやりました。
( ̄◇ ̄)♪
ささ、ということで、今週も始まってしまいますた。
ま、なんとか頑張って行ってみましょー、、
でわでわ、、
※写真はクリックで拡大します。( ̄▽ ̄)b
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Posted at
2018/11/19 19:04:22