このCX-5のキャッチコピーに使っているのは 「CX-5.1 Mod. 」ですが、
ボディーワークは、ロードハウスさん、カーラッピングは、スタジオ・アールデザインさんとコラボしましたが、ヘッドライトは完全に私個人の我流で行いました。
(殻割り用釜)
・ダンボールで製作します。
・殻割りの紹介事例では、「ヒートガンは高温過ぎてレンズを変形させる可能性があるので駄目。ヘヤドライヤーを使いましょう」という記述がほとんど。
・でも、ksとしては 王道に逆らって、「石油ファンヒーター」と「ヒートガン」の両方を使います。
理由は、CX-5後期用ヘッドライトは、対向車に合わせて配光を変化させる
ALHを制御する電子制御ユニットが内部にあり、電子部品は基本的に60℃以上で、どんどん信頼性寿命が落ちるので、短時間で高温の大風量でヘッドライトを温めるには石油ファンヒーターが一番。
ヘアドライヤーでちんたら30分以上かけて昇温していたら、ヘッドライト内部の制御機器がとろけちゃいます。
用意したものは下記。殻割り作業は、始めると、もう後戻りは出来ないので、事前に 必要と想定されるモノは すべて用意しておきます。
・ダンボール箱
・フタにする透明PVC_t5mm 板
・タッカー(建築用ホッチキス)
・軍手(素手で触るとやけどします)
・GONTAYA シーリング材(ブチルゴムのブロックです。 剥がして再接着する際、足りないところにシーリング剤を補充しますし、ブチルゴムのクリーニングに便利! ←裏技)
・料理用温度計(300℃位が計れるモノ) ←これがあるのと無いのでは、安心感が違います
・石油ファンヒーター、ヒートガン
(釜の作成)
・ダンボールを切って、曲げられやすい様にハーフカットの切り込みを入れて、ノズル状にまるめてホッチキスで固定します。
↓
・大型ダンボール箱に ノズルを差し込み、ノズルの返しの部分をタッカーで止めます。(温度が上がるので、ガムテープなどは不可。タッカーの針が一番簡単)
・フタは透明の塩ビ板を使います。なんたって、中が見え安心!
また、もう一つ安心出来るのが
「料理用温度計」です。
ダンボール箱のお釜を、どこからでも突き刺して内部の任意の場所(ファンヒーターに近い部分、遠い部分、ダンボール箱の下部、上部)をデジタルで確認出来ます。
ちなみに ファンヒーターの吹き出し口温度は120℃ぐらい。
一番低いところを85℃にキープします。
ファンヒーターの大流量の温風で全体を昇温し、ヒートガンでもう一息 短時間だけ昇温します。(内部が見える&温度が計れるので、ヒートガン使用も恐怖感ナシ!)
ここから先は温度が下がるといけないので写真はありません (^^ゞ
今回、一人作業で行いましたが、協力者がもう一人いれば、もっとスムーズに行えますね。
皆さん、よかったら、「殻割り・プチ・オフ」をいつかやりましょうね!
途中の写真はありませんが、殻が割れたらこうなります。
内部の制御機器が見えます。
(ksjet流殻割り内 カッティングシートでの加飾)
私自身は、カップガンやエアブラシも一揃いもっているので、2液性ウレタン塗装も出来なくは無いのですが、下手なのでやりません。
LEDのイカリング追加やLEDライン照明の追加も、おいそれと殻割り出来ないヘッドライトで、年々 性能向上目覚ましいLEDを加えるのは時期早尚と思い、
ksjet流加飾には、反射材タイプのカッティングシートを使います。これによって、LEDを使わずとも、スモール(後にデイライト化)の光を反射に使って、「CX-5.1 Mod.」のロゴを浮き上がらすように考えました。
・ブルーの下地(この反射型カッティングシート 高速道路の青い標識に使われているガラスビーズが練りこまれているモノです)を張り込み、「CX-5.1 Mod.」の切り文字を貼り付けます。
反射型のシートは、3D局面に貼ると、グラデーションがきれいに映えるのと、スモールを点灯すると、文字が浮かび上がります。 これは私が業界初かも!??
LED発光とは違いますし、塗装とも違った効果が出ます。
ただし、車に貼る反射シートは 道交法で厳密に色が決まっています。
簡単にまとめると 下記の表です。
反射シート色
| 白色
| 橙色
| 赤色
| (反射シートでなく、ただのカラーシートはOK)
|
Fグリル Fバンパー | ○
| ○ | × |
|
Rバンパー
| ×
| ○ |
○
|
牽引車以外三角形不可
|
<道路運送車両の保安基準 第42条> 通称:道路運送車両法
自動車の前面には反射光の色が赤色の反射器を備えてはならない。
また、後面には反射器の色が白色の反射器を備えてはならない。
<道路運送車両の保安基準 第38条>
後部反射器は牽引自動車に備えるもの以外は、三角形の形状であってはならない。
要は、前面側に赤、リヤは白の反射シートは使えないが、それ以外はOKです。
これは、
フロント側に赤の反射テープを使うと、対向車がバックで逆走している車が迫ってくると勘違いするから。
リヤに白い反射テープを使うと、「前走車がバックに入れて自車に前から追突すると勘違いするから。
ちなみに、僕が持っているトレーラーも、三角形の反射板が後端についています。
殻閉じには 下の
寒冷地用ブチルゴム:PITWORK R77Cが柔らかくて使いやすいです。
やっとヘッドライトAssyが、ks流の加飾を加えて復元しました。
超~疲れました。
やっぱり、慣れない私には、殻割りは、2人作業じゃ無いと難しいですね。
結論:殻割りは自信がなければ業者に頼むべし。そうでなければ2人作業が吉!
上記の様な過程を経て、CX-5.1 Mod. のヘッドライト部が完成しました。
↑昼間は青いシートはライトをつけても光りませんが、暗い中でライトをつけると、
ヘッドライト内が 青白く光ります。
夜、フラッシュ焚いて撮ると、こんな感じで、カラコン入れたドイツ人の様な眼に見えます!
↓↓
↓ みん友さんの馬肥さんからは、「オプティマスプライムの眼に似てるかも!」の
ご評価も! \(^o^)/