
AM4:00 和歌山市発。
気温5.5℃。
京奈和道から天理をへて
名阪国道へ。
和歌山から奈良に入ったとたん、
気温がぐんと下がる。
AM6:00 針テラス着。気温0.5℃。

さすが天下の針テラス。大晦日から元旦というこの時間に、30台以上の車が夜明けをまっている。いずれの車もガチガチに凍っている。
凍える寒さにもかかわらず、自販機の前ではオフ会かなにかであろう、数人の男たちが楽しげに語らっていた。
名阪国道で唯一、車内のポータブル・カーナビが「サービスエリア」として案内してくれた「伊賀サービスエリア」。(いわゆる高速道じゃないので、国道沿いにドライブインはあるがカーナビが知らせてくれないのでうっかり通り過ぎてしまう)

元旦の早朝に店が開いてるのが、なによりありがたい。

忍者がお出迎え。忍者の郷、伊賀だから。

AM7:20 べつにふんぱつしたわけじゃないが、生卵にコロッケのせ。早朝につき薬味のネギは少なめで。
ちょっとダシは濃い目だったが、コロッケはうまいし、あったかうどんで思わず、「うまいなあ」と声にだしてしまう。

運転しながら空腹しのぎにバナナをもさもさ食べてたが、元旦から冷たいバナナなんてね、イヤですよ。ゴリラだって正月はもっとマシなもん食べてますよ。
【浜松】
AM10:00 東名高速道 浜名湖SA着。

さてこのへんで、今回の旅の目的についてお話しさせていただきましょう。
目的というほどたいそうではないですが。
①【静岡】「薩た峠からながめる富士山と車の光跡夕景」
(東名高速を走る車のテールランプがすーっと光のビームとなって流れるやつが撮りたい)
②【山梨】「精進湖からの富士山夕景」
③【山梨・小淵沢】「小海線・大曲の鉄道風景写真」
の3つが、今回の旅のハイライトです。

ではここはひとつ、旅のはじめに景気づけに浜松でうなぎでも食べて行きましょう。元旦からうなぎとは、縁起がいいことこの上なし。きっと今年も無病息災、往来安全まちがいなしです。
でも、元旦から店なんか開いてるんですかね?
ぶっつけ本番の旅のはじまりです。
あと、今回も例によって、
「宿の予約を事前に一切入れていない」
すべての束縛から解き放たれ、
アルファロメオ MiToとともに
旅する風となる。
その風はかぎりなく自由だ。
浜松西インターでおりて、15分ほど走った浜名湖のほとり。
舘山寺(かんざんじ)という名所があり、その門前市をなした通りにその店はあった。
「うなぎ 志ぶき」
どうやら老舗の名店に入ったようだ。
開店と同時だったので、私は席に座れたが、このあとお店は席待ちの人でごったがえす。
車が殺到し、2枚上の写真のように周辺の道はたいへんな渋滞である。
私はというと、公共駐車場にからくも停めることができた。ツイてるね。ノッてるね。
「上うな重」を注文する。
注文してほっと一息。お店の調度品をながめるゆとりがうまれる。
ところで、たったいま知ったんですけど、「ひつまぶし」って先頭に「お」がつくんですね。「おひつまぶし」。いまはじめてしりました。てっきり「ひつま・ぶし」で区切るのかと思ってました。漢字で書くと、「秘妻節」みたいな。ぜんぜん意味わかんないですけど。
それにしても、なかなか上うな重がこないです。
注文して30分がたちました。
お店でならんでる人の視線が気になります。
ガンガン焼いて回転をよくしてもらいたいものですが。
やはりアレですかね。うなぎ焼くのは時間かかるんですかね。

「美味しんぼ 第3巻 炭火の魔力」より
こういううなぎ専門店でうなぎ食べるのって、人生で2度目ですわ。
メチャメチャ期待が高まります。

(※店側の許可を得て撮影してます)
キターーーッ!!
カモン!カモン!

(※上フタが傾いてるのは店員が粗相をしたからではなく、御飯大盛りを頼んだので、メシと蒲焼がフタを持ち上げているからなのである!)
イッツ オープン!
そして世界は動き出す。
うおおおおおおーーッ!
ほろほろした蒲焼きをメシとともに掻きこむ。「ムフッ」と思わず口元から笑みがこぼれる。
メチャクチャうまいじゃないですか。
もう、たまらないんですけど。

メシがギッシリ詰まってて、「ドカ弁」状態です。
いやー、正月からうなぎって、アリですね。
どうりでお店が混んでるわけだ。
浜松のうなぎに大満足!
さあ、ふたたび東名に乗り、東へ向かいます!
次回、「薩た峠カルテット」。
ご期待ください。
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Posted at 2018/01/07 10:04:10