小休憩ということで、EV生活上の注意点というか偏見というか実体験というか、、、共有情報ですね。
ここまで一般的なEV車についてやe-tronの充電について、e-tronで起きたトラブルなどを共有してきました。
e-tronとは、EVとはなにか。① ではEVについての心得
e-tronとは、EVとはなにか。② ではe-tronについての心得
e-tronとは、EVとはなにか。③ では5週間入院の原因について
今回は今までのEV生活で経験した、今後EVを買う人が経験するであろう事を共有したいと思います。
【番外編(外出先で利用する充電設備にて)】
・充電設備で会う車(リーフ、アウトランダー、テスラ、他にあったかなぁ。。。)
・アウトランダーは1割以下の遭遇率
・テスラは1割ほど
(テスラ乗りの方はスーパーチャージャーか家で充電しているのかもね)
・リーフに会うとちょっと困る
・しかし遭遇する車種としては9割がコレ
・前も言いましたが、充電設備は30分利用で他車に譲るが基本
・しかし30分では戻ってこない
・私が先に充電していようものなら、もの凄い見てくる
(信じられないことに何度か経験があります。。。気分が悪いです。)
・もう一度言いますが、30分で戻ってこない
・先に充電していると『早くどけやー。』って顔で見てくるんですよ。
これは偏見以外の何物でもないのかもしれません。
しかし、私が経験したことや公共充電設備のカキコミサイトなどを踏まえて言わせていただき、リーフを理解しやすいように例えるならば、プリウスです。
100%の確率ではないことは分かっていますが、プリウスがニュースになると『あ~』となるアレです。
EV充電設備利用で言うならば、リーフはそれです。
ニュースにはなりませんが、多くの場合は30分経っても戻ってきません。
今はまだ公共充電設備は少ないのです。
だからこそみんなでルールを守って使う必要があります。
私も高速道路のPAの充電設備でそろそろ充電時間が終わるであろうリーフの移動を待ってたことがあります。
アプリではそろそろ終わるはず。と思っていたのですが、気づいた時にはオカワリされていた時にはマジでびっくりしました。
これが噂のリーフか。とね。
なのでリーフが居たら私は他の充電設備に移動することにしています。
※リーフに対しては我慢出来てない。。。
まぁ先駆けとしては確かにリーフが日本の急速充電器を前から使ってきていて、今まで自分たちしか使っていなかった所にテスラや他の輸入車が現れたのですからそうなるのも無理は無いのかもしれませんが、、、。
そもそも、公共充電設備本体にも問題はあります。
充電の残り時間が1mまで近づかないと分からないのです。
100m先からでも見えるように『残り時間何分』と表示すれば良かったのに。
それが明らかに分かようになっていれば”戻ってこないといけない。”と普通は思うはずだし、後から来た人が待つか待たないかの判断もすぐに出来ると思います。
※高速道路SA,PAにある充電設備はアプリで連動されているので
・充電開始時間
・充電終了時間
が簡単に分かるようになっています。
うーん。
愚痴っぽく終わるのは嫌なので、別の事を書きましょう。
最後に軽く公共充電についてです。
世界的見て今後の自動車業界は多くのEVが出てくるかもしれません。
しかし日本人はEVに関して消極的です。
現に日本の自動車メーカーはまだEVを全てのジャンル、メーカーで用意しきれていません。
どちらかといえばPHEVに力を入れています。
しかし世界はもうPHEVをほぼ作っていません。
このまま行くと、ガラケーのごとくまたPHEVは日本独自のものになってしまいます。
なぜ欧州でどのメーカーも『EVをこれから売っていく。』と言い、実際に多くのEVが売れているのかと言うと、その理由の一つにはやはり『充電設備環境の違い』があると思います。
他の記事で書きましたが、日本の急速充電は『20~50kw』が主流です。
まれに『90kw』がありますが、e-tronを含めて車両側が『50kw』までしか受け付けていない事も多いので、現時点ではあまり意味がありません。
テスラは唯一自前で『スーパーチャージャー』を用意しています。
それの出力はなんと『72kw~最大250kw』の出力に対応しているようです。
※自前で用意すると国の補助金を貰えないので1億近くかかるらしいです。
もう一度言います。
日本の普通充電は『3kw~8kw』ほど。
日本の急速充電は『20kw~50kw』が主流
テスラのスーパーチャージャーは『72kw~最大250kw』
欧州には『150kw~350kw』の超急速充電設備があるらしい。。。
ふふふ。。
もう笑うしかないですよね。
日本の急速充電は欧州に比べたら全然急速充電じゃないんですよ。
普通充電なんて笑っちゃいますよね。
もちろん、350kwみたいな超急速充電器は公共充電設備全体の割合の20~30%程度だと思いますが、それでもあると無いのとでは全然違います。
これも他の記事に書きましたが、
50kw急速充電を利用してe-tronを充電した場合、30分で117kmほど走れます。
欧州の急速充電(例:150kw)を利用した場合はなんと、10分で117km走れる位充電することが出来る計算になります。
単純に3倍の出力なので。
これなら欧州でEVを買う人が増えますよね。
10分で100km充電出来るならば十分に利用できる範囲内だと思います。
別に30分で100kmでも私は十分に利用出来ると思っていますけどね、、、。
ただ、EVが増えてきたらそうはいかないかもしれませんね。
公共充電設備が増えるか、急速充電の出力を上げるか。
どちらも必要ですが、まずはどちらか一方に着手する必要があります。
とはいえ、日本人がEVを買わない理由としてこのような事情を知ってるからとは思えません。
そもそもこんな情報はEV乗りしか知らないでしょうしね。
今はまだ情報が無さすぎて、充電設備も無さすぎて、販売されているEVが無さすぎて、充電設備の出力が無さすぎて。
要するに無い無いづくしなのが原因ですよね。
といいつつも、充電設備を整えるにはお金が掛かるのでそう簡単には増やせないでしょうし、日本のメーカーからすれば、車の開発や公共か自前かで充電設備を整えることも合わせて課題となっているので後手後手になっているのでしょう。
政府を含めて取り組む必要があると思います。
怖いのは日本の自動車メーカーが独自の充電コネクタ形状を作って、それ用の充電設備を増やしていく。
これだけは避けてもらいたいですね。
これこそガラパゴスです。
今あるCHAdeMO(急速充電)か普通充電のままでEVの開発に取り組んで頂きたいものです。
長くなりましたが、今回はこの辺で。
次回は5週間預けた時に発覚した充電容量の低下についてお話をしたいと思います。