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2009年05月05日 イイね!

郷土の"持ち味"

郷土の"持ち味"大型連休も後半、相変わらず全国各地の高速道路は激しい渋滞が発生しているようです。

帰省や観光に出かけている方が多いようですが、やはり訪れた地での楽しみといえば「その土地の名物を食べる」こと。
なんとなくこの連休は「四国に"うどん"を食べに出かけた」というような、"グルメツアー"を楽しんでいる方が多いように感じます。

そんな中で目に留まったニュースがひとつ。

●銀座に山形県アンテナショップ - 人気シェフが手がける伊レストラン併設
銀座経済新聞  2009年4月30日

私のブログでも2008年10月13日付のエントリで記しましたが、東京には全国の都道府県が「アンテナショップ」と呼ばれる店舗を多く出店しています。

観光や特産品・産業のPRが目的ですが、中には本格的な飲食施設を備えているお店もあります。

そして最近になって都内でも銀座エリアが「アンテナショップの激戦区」となっており、各店舗はあの手この手でPRや拡販につとめています。

そんな激戦区に殴り込んできたのが山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」。
特産品の販売や観光案内機能に加えて、本格的な飲食施設を売り物にして、この地に移転オープンしました。

しかし・・・。

その飲食施設というのがイタリア料理のお店。
もちろん素材には山形産の海や山の幸を使っているそうですが、どうにも"イタリアン"というのが残念でなりません。

メニューを見ても当然イタリア料理が並んでいるのですが、私などは山形というと「いも煮」に代表される郷土料理をぜひ味わってみたいという思いがします。

2008年9月26日付のエントリにも記したように、郷土料理を題材とした取材で山形県を訪れた際には、意外にも「いも煮」を食べさせてくれるお店を探すのに苦労しました。
それだけ地元に根付き、思い思いのスタイルで食べるものということなのでしょう。
だからこそ、本当の意味での郷土料理であり、味わってみたいと思ったのです。

ところが残念ながらこの度オープンした「おいしい山形プラザ」では、いも煮を味わうことは叶わないようです。

無理に東京だからといってお洒落を装うのではなく、地元が本来持っている"持ち味"を訴求するような店にしたほうが良かったと思うのは、私だけでしょうか?

最後にいくつか、これまで全国各地を訪れて美味しいと思ったお店をご紹介しておきますので、ぜひこちらもご覧ください。

北海道帯広市|帯広市畜産研修センター
山形県山形市|山寺 風雅の国
福井県敦賀市|まるさん屋
岐阜県高山市|京や
愛知県名古屋市|どての品川
 
Posted at 2009/05/07 20:52:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記
2009年05月01日 イイね!

長崎銘菓

長崎銘菓今日は、先の九州取材の帰り道で入手してきた"お土産"の数々をご紹介。

取材と制作作業を終えた後の"長崎寄り道紀行"では、いくつかのお菓子を購入して帰って来ました。
また、長崎にお住まいのお友達からも、初めてお目にかかる珍しいお菓子をいただきましたので、あわせてご紹介。

折角ですから手にした全てを口にしてみるべく、一皿に盛りつけてみました。
豪華・長崎銘菓プレートの出来上がりです。

まずは一番奥で存在感を見せているのが、長崎といえば誰もが真っ先に思いつく「カステラ」。
一般的には室町時代の末期に長崎に伝えられたとされていますが、その後長い年月を経て長崎の菓子職人たちが工夫を凝らし、現在の形になってきたということです。

今でも名店と呼ばれる菓子舗がいくつかありますが、それぞれの店の個性も出ているのが長崎のカステラ。
私がその中で気に入っているのは1830年に創業という老舗の和菓子店「岩永梅壽軒」のカステラ。
もっちりした食感と、焦げたザラメの甘さが絶品です。

次にカステラの手前、向かって左側に置いてあるのが「カスドース」。
これは半分に切った状態ですが、カステラのバリエーションという感じもするお菓子。長崎県北部の平戸地方に伝わっている名物です。
約400年前に平戸に伝えられたとされていますが、簡単に説明するとカステラを卵黄、そして糖蜜にくぐらせて、最後に砂糖をまぶしたもの。

かなりの甘さですが、その名が「カス=カステラ+ドース=ポルトガル語で"甘い"の意」なのですから、名は体を表しています(^^;。
平戸藩門外不出の品とされ、限られた人しか口に出来なかったという贅沢なお菓子、当時を想えばこの甘さが如何に贅沢なものかを実感できるでしょう。
このカスドースは平戸で創業460年という「湖月堂老舗」で買い求めました。

さて、次の手前に並ぶ白と茶のお菓子。
こちらも平戸の名物で「牛蒡餅(ごぼう・もち)」、これも「湖月堂老舗」で購入した一品です。

こちらはその昔から、平戸の藩公から町の庶民まで幅広く愛されてきたお菓子。この地ではお祝い事やお悔やみの際に配るお菓子として生活に根付いていたようです。
米粉でつくられた餅なのですが、白砂糖・黒砂糖に加えて、ケシの実をアクセントとした素朴な味わいのお茶菓子。

名前には"牛蒡"とありますが、材料に牛蒡は使われていません。黒砂糖を使ったものが長い状態だと牛蒡に似ているから、この名称がつけられたようです。

最後にご紹介するのは、長崎のお友達にいただいたお菓子。
こちらは長崎南部の茂木にある「一○香(いちまるこう)本家」の「一○香」というお菓子。
饅頭のような見た目で、中には餡でも入っていそうな感じを誰もが受けることでしょう。

しかし・・・。
なんと驚くことに中身は空っぽ。薄い皮があるだけで、中身は大きな空洞になっています。
ゆえに、それを知らずに購入したりお土産にもらった人の中には「不良品だ!」とクレームをつけるケースもあったようで、箱を開けると最初に「一○香は、中が空洞の焼き菓子です」という注意書きが入っているのです。

主に水飴で出来ており、食感は"水飴せんべい"という趣。
江戸の中期に中国の禅僧によって伝えられたお菓子とのこと、このお店そのものも創業は1844年という老舗です。

このように、長崎銘菓三昧となっていますが・・・。
こうしたモノに目がない、ウチの 白いこぶた 社員嬢は帰省中で不在なんですよね~。
 
Posted at 2009/05/03 03:36:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記
2009年04月07日 イイね!

お花見・2009

お花見・2009小さなウチの事務所で、何故か毎年の恒例行事になっているのが「お花見」。
慰安旅行などあるはずもない(というか、年中出張しているので・・・)小規模事業所ですが、この時期になると関東近郊にある桜のスポットを訪ねるのがここ数年続いています。

そこで今年も出かけてみることに。

目的地は社員嬢がリサーチした「長瀞・秩父エリア」。

中央道→圏央道→関越道と経由して花園まで移動、まずは「花園フォレスト」でランチビュッフェ。
スイーツがメインのビュッフェですが、私としては"ポテトサラダサンドイッチ"が美味しくて、妙にハマってしまいました(^^;。

その後は国道140号で長瀞町へ。
秩父鉄道・長瀞駅周辺の道は見事な桜並木で、まさに「桜のトンネル」。こんな道が4kmほど続いています。

今回は社用車2号機(三菱ランサー・エボリューションVII GT-A)で出かけていたので、装備されているサンルーフを久しぶりに全開。
すると社員嬢、サンルーフのガラスがスライド開閉することを今まで知らなかったようで、えらい驚きよう。こちらとしては2号機を導入して3年近くなろうとしている今まで、開閉機能を知らなかったという事実に驚き。

このあとは秩父市に足を伸ばし、「秩父ミューズパーク」へ。
敷地内にある「音楽寺」という珍しい名前の寺院、秩父札所の二十三番にあたるところですが、こぢんまりとしたお寺は桜が風情を引き立てています。

さらにここからしばらく走った先にあるのが「清雲寺・しだれ桜」。
樹齢600年の銘木をはじめ、30本ほどのしだれ桜が見ごろを迎えていました。

一通り桜を楽しんだ後は、日高市の「まきばの湯」でサッパリ。

久しぶりのリフレッシュとなった一日は、好天と満開を迎えた桜が心地よい一日でもありました。
 
Posted at 2009/04/09 13:15:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記
2009年03月07日 イイね!

函館・冬の味わい紀行 (3日目・後編)

函館・冬の味わい紀行 (3日目・後編)松前町に到着した片道100kmのドライブ。

好天に恵まれたことも幸いして、2月の訪問ではありましたが快適なクルージングを楽しみながら松前町までやって来ました。

時期的には観光スポットのいくつかが冬期閉鎖中であったりもしますが、"冬の道南"ならではの楽しみや味わいもあり、この時期の旅行もなかなかお薦めです。

さて、滞在三日目・最終日もいよいよ折り返し。
まずは歴史ある松前町でのお昼ご飯からご紹介していきましょう。



■松前城を眺めながら、話題の函館名物を食す!

時刻もお昼時ということでランチタイム。
2月という冬場の訪問ゆえに残念ながら松前城の資料館や藩屋敷施設はどこも冬期休館中。松前と言えば桜の名所として知られる地ですから、この街のベストシーズンは桜が咲く5月の大型連休頃となりそうです。
但し「松前さくらまつり」の期間中は、相当な人出で混雑するようでもあります。

さて話は戻ってお昼ご飯。
松前城の天守を望む駐車場に停めた車の中で、函館出発時に調達しておいた"函館名物"をいただきます。

それが「ハセガワストア」の"やきとり弁当"。
函館出身の"GLAY"が火付け役となって、すっかり新しい"函館名物"として全国区になりました。
ちなみに私の友人は"GLAY"のメンバーと幼なじみだそうで。

この弁当、"やきとり"と銘打っていますが、その正体は豚肉。北海道では函館市を中心とした道南地区や、室蘭市などでは、"豚の焼きとり"が一般的です。

さらに特徴的なのは、店頭で注文を受けてから焼いていること。"たれ/塩だれ/塩/うま辛だれ"という4つの味付けから好きなものを選べ、ボリュームも大・中・小と用意されています。

今回はご飯200gに豚精肉串の"焼きとり"が3本載せられている、あま辛だれの小サイズ(399円)を購入。店頭で注文用紙に記入して店員さんに渡すと、その場で焼き上げてくれます。

既に購入から2時間以上を経過していますが、弁当というのは冷めても美味しいからこそ価値があるもの。
この点"やきとり弁当"はコクのあるタレが絶品で、冷めていても食が進みます。
もちろん作りたての熱々は更に美味しいでしょうから、次回訪問の際は作りたても試してみようと思います。

ところでこの"焼きとり弁当"は観光客向けに開発された商品ではなく、昔から地元に根付いている商品のひとつ。全国的に知られるに至り観光客も多く買い求めるようになりましたが、もしかするとこうした状況になって一番驚いたのは、お店の皆さんかもしれません。



■松前町で美味しい名物を買い求める

昼食を済ませ、車で中心街のメインストリートへと向かいます。

そして松前町を訪れた最大の目的が、この街の"特産品"を買い求めることにあります。

その品とはホテルの朝食でも味わった「松前漬」。
スルメと昆布、数の子を漬け込んだ郷土料理で、醤油ベースの味付けは食を進めるご飯のお供や酒の肴に最適な逸品です。

その昔、数の子が現在のような"貴重品"でなかった時代に、豊漁で余った数の子を日持ちさせるための食べ方として生まれたという「松前漬」。

町内には松前漬を販売しているお店がいくつかありますが、今回はメインストリートに面した「松前物産館 よねた」を訪れてみることにしました。

店内には「松前漬」をはじめとした特産品が所狭しと並べられています。
昆布や乾きものの珍味類は日持ちもするのでお土産にも最適。生鮮物はクール宅配便での地方発送も可能です。

肝心の「松前漬」は最もスタンダードな品を購入。大きな数の子入りやキムチ味などのラインナップもありますが、やはり最もベーシックな品が本来の味わいを楽しむには最適かと思います。

さらに天日乾しのスルメも購入。こちらはまさに"噛めば噛むほど味わい深い"逸品で、スルメ本来の旨味が凝縮されています。店の方も仰っていましたが、やはり天日干しでしか生み出せない味わいがあるようです。

これら商品は、インターネットが発達した現在では通信販売で手軽に買い求めることも出来るようになりました。
しかし、その土地を訪れて名産・特産品の生まれた背景を垣間見たり、地元の方々からエピソードなどをお聞きできるからこそ、わざわざ現地に赴いて購入する価値があるというものです。

 【松前物産館 よねた】
北海道松前郡松前町福山57
電話番号  0139-42-4545

営業時間  8:30 ~ 19:00
定休日  無休
駐車場  無料駐車場15台分



■続いて松前の老舗菓子屋でデザートを調達!

松前漬をはじめとしたお土産を買い求めた後、「松前物産館 よねた」の向かいにあるお菓子屋さんが目に留まりました。

そこでちょっと気になったのでのぞいてみる事に。

御菓子司 中村屋」は、松前の老舗菓子店。
和洋菓子を幅広く手がけており、店内にはお土産やおやつに適した和菓子と、色とりどりのケーキがショーケースに並べられていました。

この中で私が気になった商品は二つ。

「あわび最中」は、松前が天然蝦夷あわびの産地であることから商品化されたもの。
最高級の餡がたっぷり詰まった最中は、その名の通り"あわび"の形を模しています。さらに餡には貝柱に見立てた餅が入っており、食感も楽しめます。

もう一つ「花の松前」は、桜の名所・松前らしい一品。
桜酒を用いた"しっとり系"のカステラは、桜風味の芳醇な香りがひきたつ上品な味。

これらをバラ売りで購入して食べたのですが、その美味しさに「花の松前」は土産用に改めて購入。個別包装の箱詰めもありますが、カステラということで一本モノも売られています。

ちなみに「あわび最中」には、"あわび"そのものは入っていません。しかし店員さんによると、商品の企画開発中には"あわび"を使うことも考えられ、試作品も作られたとのこと。しかし"あわびの肝"を使って作った試作品はとても食べられる代物では無かったそうで、現在の形に落ち着いたということです。

 【御菓子司 中村屋】
北海道松前郡松前町福山3
電話番号  0139-42-2162

営業時間  7:00 ~ 18:30
定休日  日曜日 (松前さくらまつり期間中は無休)
駐車場  なし



■相撲ファン必訪の道の駅!

いよいよ松前ドライブも帰路につくことに。
往路と同じ国道228号を戻るかたちで函館方面へと車を進めていきます。

海岸のルートは右手に津軽海峡を望み、青空の下で気持ちよいドライブコース。ただしアスファルトが出ている路面とはいえ、日陰などの一部では雪が残っている場所もありますので、慎重なドライブが求められます。

町境を超えて福島町に入り、市街中心部にやってくると左手に見えてくるのが「道の駅・横綱の里ふくしま」。

この町は大相撲の第41代横綱・千代の山と、第58代横綱・千代の富士を輩出しています。
そのために道の駅には"横綱の里"という名称が加えられているのですが、さらに一般的な道の駅施設に加えて「横綱千代の山・千代の富士記念館」も併設されています。

記念館には両横綱の足跡を紹介する展示のほか、九重部屋の土俵が再現されており、夏場には同部屋の力士たちが合宿を行うこともあるそうです。

 【横綱千代の山・千代の富士記念館】
北海道松前郡福島町字福島290
電話番号  0139-47-4527

開館時間  9:00 ~ 17:00
入館料金  一般(15歳以上) 500円、小・中・高校生 250円

駐車場  道の駅を利用



■演歌ファン必訪の道の駅!

福島町の隣、知内町にも、ちょっと気になる道の駅があります。

道の駅・しりうち」は国道228号沿いの立地ですが、先程の「道の駅・横綱の里ふくしま」とは打って変わって市街地から離れたところにポツンと建てられています。

もっとも、だからこそ休憩やトイレなどに重宝するというもの。
この道の駅はJR北海道の知内駅が併設されています。
要するに本来の鉄道駅と道の駅が同じ敷地内で隣り合っているのですが、建物の規模や存在感は道の駅が鉄道駅を圧倒しています。

さて、この知内町出身の有名人といえば、ご存じ"サブちゃん"こと北島三郎さん
道の駅では屋外に向けてスピーカーから"サブちゃん"の名曲が絶えることなく流されています。
建物内には土産物を扱う売店がありますが、こちらは壁一面に"サブちゃん"のポスター。

ということで、演歌ファンならちょっと立ち寄ってみたくなる道の駅ではないでしょうか。もっとも名称にもお隣に習って"サブちゃんの里"とついていれば、よりアピール度は高まったでしょうが・・・。

 【道の駅 しりうち】
北海道上磯郡知内町字湯の里48-13
電話番号  01392-6-2270

開館時間  8:00 ~ 18:45 (トイレは24時間利用可)



■これは"食べ物"ではありません・・・

松前ドライブを無事に終えて函館市街地に戻ってきました。
そろそろ日も西に傾き始めていますが、これからの時間帯は車の運転に一層の慎重さが求められます。
なぜなら冷え込みに伴い、日中は雪が溶けてアスファルトも顔を見せていた路面が凍結してアイスバーンと化していくからです。

さて、夕暮れの函館とも間もなくお別れ。
ですが空港に向かうには少々時間の余裕もあったので、最後の見学スポットとして「函館どつく」を選んでみました。

ここは1896(明治29)年に設立された函館船渠を源流とする造船所。
大型貨客船の建造から補修・点検に加え、自衛隊の艦船や海上保安庁の巡視船についても補修・点検を請け負っています。

なお会社名の正式表記は"どつく"と全て大文字。しかし一般的には"どっく"と呼ばれています。
"ドック(dock)"は船舶の修理・建造施設を現す英単語。全面検査などを行う場所であることから、"人間ドック"という言葉の由来にもなっています。

ちなみに・・・。

"函館どっく"と聞いて同行したウチの社員嬢は"こんな勘違い"をしていたようです。
その豊富な想像力には感心させられましたが、思えば私は子どもの頃から"函館どつく=造船所"というのが当たり前に刷り込まれていたので、むしろ一般的ではないのかもしれません。

 【函館どつく】
北海道函館市弁天町20-3

・船舶建造設備
 第1号船台 (長さ240m×幅33.6m、建造能力 35,200G/T)

・船舶修繕設備
 第1号ドック (長さ181.1m×幅24.45m×深さ9.05m、入渠能力17,00G/T)
 第2号ドック (長さ140.0m×幅21.48m×深さ7.40m、入渠能力9,000G/T)

一般向けには非公開。但し進水式については一般公開する場合あり。

最寄りの公共交通機関  函館市交通局 どつく前電停



■二泊三日の函館・道南紀行も無事終了!

函館どつく」を終えた頃には、すっかり夕暮れ模様が色濃くなってきています。

今日の搭乗便は函館空港を18時55分に出発するANA(全日空)東京国際空港行き最終便。

名残惜しいですが函館市内を函館空港へと向かいます。

ターミナルから少し離れたレンタカー会社の店舗で車輛を返却して精算。
そのままターミナルまで送ってもらい、無事にチェックイン。あとは搭乗までの時間を空港内の売店でショッピングするなどして過ごし、無事に定刻通りに出発したエアバスA320で1時間25分のフライトを経て東京に帰着。


この二泊三日紀行、2月下旬の訪問をベースにして若干順序を入れ換えるなどして、よりスムーズに各地を巡ることの出来そうなコースに仕立ててご紹介してきました。
長くなってしまいましたが、いかがでしたか?

ぜひ冬場の道南も美味しい海の幸などが豊富ですから、訪れてみていただきたいと思います。特に日付によってはオフシーズンということでリーズナブルに楽しめますので、お薦めです。

●ルートマップ|松前城 → 道の駅・横綱の里ふくしま → 道の駅・しりうち → 函館どつく → 函館空港
 
Posted at 2009/03/08 18:57:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 旅行/地域
2009年03月06日 イイね!

函館・冬の味わい紀行 (3日目・前編)

函館・冬の味わい紀行 (3日目・前編)いよいよ函館滞在も最終日。

これまでの二日間は市内の観光スポットを巡ってきましたが、昨日の"前編"にも記したようにここまでの行程は路線バスや路面電車などの公共交通機関を利用することで訪れることが出来るものでした。

そこで最終日は折角借りたレンタカーもあることですから、ちょっと足を伸ばしてのドライブを楽しむことにします。

訪れたのは2月、滞在中には雪も降りました。冬の北海道ドライブは雪道に慣れていない方には余り積極的にお薦め出来ませんが、幸いに道南地方は道内でも寒さがそれほど厳しくない地。
北海道は幹線道路の除雪体制もしっかりしているので、最低限の注意事項に留意すれば、冬のドライブも満喫することが出来るのです。



■朝は美味しい地元の幸から

昨日同様に「ホテル&スパリゾート ラビスタ函館ベイ」での朝食から一日をスタート。

ビュッフェスタイルの朝食は内容の一部が日替わりとなっているので、連泊でも飽きることはありません。

海鮮勝手丼をメインとしたメニューから仕立てた二日目の朝食が写真の内容。
丼はイクラ、とびっこ、イカ、エビ、そして昨日は無かったマグロを載せてみました。

揚げ物はコーンの包み揚げ、チキンナゲット、カニクリームコロッケ。
玉子焼きと筑前煮は、朝御飯らしい品々です。そして名物"いかめし"と"たこわさ"。
汁物は、いかのすり身団子汁。

このようにバラエティ豊かな朝食でお腹を満たした後は、居心地の大変良かったホテルをチェックアウト。少々名残惜しい感じがする中でホテルを後にします。
なお今回の宿泊はホテルの公式ウェブサイトから手配しましたが、シングルルームの朝食付きプラン。
3月以降についても同様のプランが設定されており、"連泊がお得♪函館満喫プラン【朝食付】"は8,000円~9,500円となっています。



■全国区になった地場コンビニへ

早速目的地へ向けてスタート・・・、の前に、ドライブ中の飲み物やおやつ、そしてついでに気が早いですが昼食も調達しておきましょう。

そこで立ち寄ったのが「ハセガワストア」。
函館市内と周辺に14店舗を展開(2009年3月現在)している地場のコンビニエンスストアですが、"ある商品"のおかげで今や全国区の知名度を誇るお店になりました。

ホテルの間近には"ベイエリア店"がありますので、ここに立ち寄り。もちろん宿泊滞在中も何かと重宝するお店なので、その存在を知っておいて損はありません。

 【ハセガワストア・ベイエリア店】
北海道函館市末広町23-5
電話番号  0138-24-0024

営業時間  7:00 ~ 23:00
駐車場  店舗前に3台分程度あり



■日本の農業史、そして自動車史に名を残す偉人

国道228号で函館のお隣、北斗市へ。
2006年に2町合併によって誕生した新しい自治体ですが、函館のベッドタウンとして発展を続けています。

市境周辺はロードサイド店舗などがある典型的な都市郊外の様相ですが、それも更に西へ進むと国道は片側一車線の対面となり、ローカルムードが色濃くなっていきます。

そして江差当別駅&郵便局を過ぎたら、国道を離れて少し寄り道。
まず立ち寄りたいのが「男爵資料館」です。

ここは明治から大正、昭和と三つの時代で多くの功績を残した川田龍吉男爵を記念した資料館。
川田男爵の功績は大きくわけて三分野にわたります。

まずは経済分野。
三菱グループの祖である岩崎弥太郎氏の命を受けて1877(明治10)年イギリスに留学、船舶機関術を習得して帰国。
帰国後は三菱製鉄所や日本郵船を経て、造船業の横浜ドック社長に就任。その後、不況で業績が低迷していた函館ドックの専務取締役となり、経営再建に尽力しました。

次に、これが最も知られているところであろう農業分野。
函館に赴任した川田男爵は「アイリッシュ・コブラー」という病害に強い品種のイモの普及を図ります。これは"男爵イモ"と呼ばれるようになり、現在に至っています。
川田男爵は函館ドックを退社してから北海道の農業近代化に大きな貢献と実績を残しています。

最後に、これは功績というものではないかもしれませんが、川田男爵は日本の自動車史にもその名を残しています。
1901(明治34)年、横浜ドックの社長だった男爵はロコモビル製のS2S型蒸気自動車を購入。日本で初めての"オーナードライバー"となりました。

男爵資料館」にはこうした功績を示す貴重な資料を数多く展示しています。
日本初のオーナーカーであるロコモビルも復元され、動態保存されています。

ちなみに男爵がロコモビルを購入したのは「衝動買い」だったそうです。
その背景には"女性に格好良いところを見せたい"という、いつの世の男性にも共通の想いがあったようです。

なお、この資料館は冬期休館。ゆえに残念ながら今回は館内を見学するには至りませんでした。

 【男爵資料館】
北海道北斗市当別4-3-1
電話番号  0138-75-2894

営業時間  9:00 ~ 17:00
営業期間  3月 ~ 11月
休館日  営業期間中は無休
入館料金  大人 500円、小・中学生 300円

付帯施設  レストラン「龍杉創」
駐車場  無料駐車場完備



■豊かな自然の中で流れる厳粛な時

男爵資料館から近いところに、もう一カ所有名なスポットがあるので、こちらも是非立ち寄っておきましょう。

「トラピスト修道院」。

初日に訪れた「トラピスチヌ修道院」と混同されてしまう方も少なくないようですが、"トラピスチヌ"は女子修道院であるのに対して、こちらの"トラピスト"は男子修道院です。

男女の違いはあるにせよ、厳格な戒律を守りながら"祈り、働け"の精神で日々を過ごされている神聖な地であることは変わりありません。

美しい並木の先に院の建物が建つ美しい風景の地ですが、元々は荒野だったそうで入植した修道士の方々が大変な苦労をされて院を建設されたとのこと。
修道院では酪農や農業を手がけており、これは道南地域の酪農業発展にも大きく貢献しました。

そして現在でも乳製品の製造は続けられており、バター飴やクッキーは函館・道南土産の定番として高い人気を誇っています。
修道院の脇には売店があり、こちらで乳製品を購入することも可能です。

 【トラピスト修道院】
北海道北斗市三ツ石392
電話番号  0138-75-2139

見学方法  館外からの見学は自由。
院内見学  月曜のみ14時から。男性のみ限定、事前に往復はがきで予約が必要。

売店営業時間  8:30 ~ 16:20
駐車場  無料駐車場完備



■北海道最南端の岬から青森を望む

二カ所のスポットに立ち寄った後、再び国道228号を西進します。

木古内町知内町福島町を経て、いよいよ目的地である松前町に入ります。

そして松前町に入って間もなく現れるのが「白神岬」。ここが北海道最南端の地です。

国道沿いの岬は駐車場を完備。北海道最南端の地を示す石碑や看板も設けられていますが、売店などの観光施設は無くひっそりとした印象です。

しかし天気に恵まれれば津軽海峡の先に本州を望む素晴らしいパノラマを楽しめます。駐車場も広めですから、愛車で訪れた際には石碑を交えた記念写真を撮影することも可能です。
なお駐車場は随道(トンネル)の出入り口直近から出入りするかたちになりますので、入る際は早めのウィンカー、道路に出る際は念入りに通行車輛がいないことを確認することが必要です。

また、近くには「白神岬灯台」や、津軽海峡を監視している海上自衛隊・松前警備所などがあります。



■好天の下、無事に松前到着!

函館からおよそ100km、立ち寄りを除いた実質所要時間はおよそ2時間少々というドライブを経て、無事に松前町の中心部に到着。

早速「松前城」を訪問します。
街を見下ろす丘の上に建つ城は1854(安政元)年に完成。
蝦夷松前藩の中心であり、後年は戊辰戦争において旧幕府側の土方歳三が率いる軍によって落城させられるなど、歴史の大きな節目となった城でもあります。

この城は北海道という寒冷地に建てられたこともあり、寒さ対策が色々と施されています。「切り妻屋根」や「亀甲積石垣」などですが、これらも大いに見どころになります。
なお、天守は1949(昭和24)年に火災で消失、現在の天守は再建されたもので、内部は資料館となっています。

近隣にはこのほかに松前藩時代の街並みを再現した「松前藩屋敷」もあります。
こちらは交易やニシン漁で栄えた松前の歴史を感じられる施設で、手作り体験イベントなども開催されているようです。

 【松前城 (松前城資料館)】
北海道松前郡松前町字松城2
電話番号  0139-42-2216

入館料金  大人 350円、小人 230円
開館時間  9:00 ~ 17:00 (最終入場 16:30)
開館期間  4月10日 ~ 12月10日
駐車場  無料駐車場50台分


 【松前藩屋敷】
北海道松前郡松前町西館68
電話番号  0139-43-2439

入館料金  大人 350円、小人 230円
開館時間  9:00 ~ 17:00 (最終入場 16:30)
開館期間  4月8日 ~ 11月上旬 (期間中無休)
駐車場  無料駐車場あり


●ルートマップ|ホテルラビスタ函館ベイ → (ハセガワストア) → 川田男爵資料館 → トラピスト修道院 → 白神岬 → 松前城
 
Posted at 2009/03/08 05:45:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 旅行/地域

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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