広島市｜御菓子処 亀屋

広島でお土産といえば？
そう、誰もが全国的に知名度のある"あの饅頭"を思い浮かべることでしょう。
確かに空港や駅、高速道路のサービスエリアなど至るところで多くのメーカーから発売されているのを見かけますが、このお菓子は明治時代が起源と言われる比較的新しいお菓子です。

対して今回ご紹介するのは、亀屋という広島市内のお菓子屋さんが作っている「川通り餅」というお菓子。
こちらは毛利家が広島城を築いた戦国の時代に起源があると言われている由緒あるお菓子です。

それは一口サイズの上質な求肥で一片のクルミを包み、きな粉をまぶしたもの。ひとつひとつに楊枝が刺され、個別に和紙風の包みに入っています(完全包装ではなく、上面が開いた袋状)。

口にするときな粉の香ばしさと程よい甘さが上品な味わい。求肥の弾力感、対してクルミのカリッとした食感が見事なハーモニーです。

このお餅、戦前には広島の街中を売り子さんが売り歩いていたそうで、その売り声は冬の風物詩でもあったのだとか。

市内の亀屋本店のほかでは、JR広島駅と広島空港でも買い求められる「川通り餅」。
箱入りパッケージで15個入が600円、30個入は1200円とおみやげ物としてはリーズナブルな部類に入る価格も嬉しいところ。
また、紙箱ではなく竹皮で包んだパッケージもあり、相手先に失礼がなければこちらの方が風情が漂っているのでお薦めです。
住所: 広島県広島市東区光町1-1-13
電話 : 082-261-4141