金曜日のタマネギのブログ一覧

ここまでは良かった、が。
そこからが、イケナイ。

20年ほど前に書かれた嘘八百の記事を信じてるみたいで。
本家本元のWeb記事は消えてしまってる模様なんですが
それがコピペされてあちこちに拡散されてるのね。
ちょっと検索するだけで、こんなのが出てくる。

=====================---以下拾いモノ転載---===========================
また、BＭＷのエンジンそのものの精度の高さも、オイル交換サイクル
が長くなる理由といえます。
ピストンリングは高い精度で製造されており、コンロッドは鍛造です。
鍛造は金属素材を打撃・加圧し、目的の形状を造るため、より粘り強く
衝撃、破壊を起こしにくい強度的に優れた性質があります。
そのため、摩擦による鉄粉がほとんど出ません。
一方で、日本車のコンロッドの多くは鋳造です。鋳造は溶かした金属
を型に流し込む製造方法のため、金属の密度が低く摩擦には極めて弱く、
鉄粉が出やすい…。
この違いにより、BMWは、新車登録から慣らし後のオイル交換も
不要としています。

ここで疑問なのが、なぜ日本の自動車メーカーがコンロッドを
鍛造にしないのか。ということです。
それは、日本の自動車メーカーとBMWの考え方が違うからなのです。

エンジンで一番恐ろしいのは、焼き付いた時のロックです。
エンジンは焼き付きを起こすとピストンが動かなくなり、タイヤが
一瞬にして止まるロック状態となります。
ブレーキ故障ではないため、ABSがあっても関係ありません。
そして、恐ろしいことにエンジンの焼き付きの多くは、高速走行時に
発生します。
この状態を回避するため、BMWはピストンを壊す方法をとっています。
BMWはエンジンが焼き付きピストンが動かなくなった場合、ピストン
本体を粉々にしてロック状態を回避します。

これに対し、多くの日本の自動車メーカーは、コンロッドを折る方法
をとっています。
そうです。コンロッドが折れるためには、コンロッドが鋳造でなければ
ならないのです。
そして、可動部であるコンロッドが鋳造であるため、鉄粉対策は最初
から無理であり、よってピストンやピストンリング、タペットなどの
研摩精度も高くする必要がないのです。

=====================---拾いモノ転載終わり---=========================


黙って聞いていたのだけど、まぁ、こんな内容のことを小鼻フガフガ
させながら語ってくれたですよ、営業氏は。

元になったテキストはエイプリルフール向けに書いたのか、アホな情弱
を騙す目的で書いたのか定かではありませんが。
拡散して一人歩きしてる事は事実なんですよね。

いくら接客態度良くても、こんな都市伝説信じてるようじゃ
技術的に信頼出来ないよね。


店舗出てから、友人に
『おま、ここで買うの？』
って聞いてみたら。
『ん゛～、落ち着いたクルマ欲しかったんだけど
あんなんじゃヤダなぁ。イタ車にしようかな』
なんて言い出す始末。

そうだよな、安い買い物じゃないから好きなの買えば
いいさって思う。


その後、塩対応してくれた最初の店舗に自分のクルマに
乗り換えて友人と一緒に訪問してみた。
敷地に入った時から全然対応が違うのね。
その後、軽っトラと同じ人物と気付いた営業は、奥に入った
まま出て来ませんでした。

ははは、そんなモンだよね(苦笑)。